マット・ビハイクル・帰マン【431】

Introduction of Japanese toys
MAT-VEHICLE(Return of Ultraman )

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー431は、帰ってきたウルトラマン
防衛チーム、MAT(マット)の車輌
マットビハイクルプルバックカーとして
サントリーBOOSの缶コーヒーで再現したレビューです。

帰ってきたウルトラマン

1971年4月2日~1972年3月31日
TBS系で放送された円谷プロ製作の特撮番組です。

スペクトルマンと共に、第二次怪獣ブームを牽引し
長いウルトラマンシリーズの中で、最も多くの
ソフビを販売、ラインナップした番組で
売る怪獣が足りない為に、番組後半には1話に
新しい2体の怪獣(怪獣・宇宙人)を登場させると
言うソフビ販売サイドからスポンサーとして
要求が実現する程の大ブームになります。

■仮面ライダーの滝とマットカー910

マットビハイクルは、後に言われる
ようになった名前で、当時はまだ
ビハイクル>ビークルと言うような
ワードは浸透していないことから
マットカーなどと言われていたり
とくに名前では呼ばれていませんでした。

このマットビハイクルは、急遽
番組製作が決まった事から
ウルトラセブンポインター
怪奇大作戦トータス号のように
オリジナルのクルマを造る時間が
無いことから、ウルトラセブンにも
登場していたマツダのコスモスポーツ
赤いラインを入れて出す事にしています。

では、科特隊専用車ポインター
シルバーなのに、なぜホワイトボディだったのか?

それは当時人気で子供達もプラモデル
などにも憧れたポルシェカレラ910が元です。

1968年第5回日本グランプリ
クラス優勝をしたマシンで、この赤い
V字のライン
と赤いラインのコントラスト
は衝撃的で、サーキットの狼ロータス
でも、カラートーンモチーフになっています。

このカレラ910日本国旗カラ―
でもあり、生沢選手ドライブする
姿は多くの若者の憧れでした。
そのチーム名が「タキレーシング」
タキと言う名前すらカッコイイ対象
レーシングなイメージである事から
帰ってきたウルトラマンのライバル
仮面ライダー千葉真一の弟
千葉治郎が演じる、役名も滝和也として
こども番組で活躍する事になります。

マットビハイクルをサイドから見ると
思い切りリアタイヤの後を長くした
事で、コスモスポーツらしいフォルム
動力ギミックをキープして成立させ
ているのは、ベース車としても良く出来ています。

ドアにあるMATのマークは、色数が
レッドイエローのみで、円の中
MATの文字が一応あるだけなのが
少し残念ですけども、フォルム良さが上回ります。

マットビハイクルを、斜め後方から
見ると、リアタイヤとフェンダーの
関係も良い感じで、リアウインドゥ
曲面ですけども、ブラック
シッカリ入っていて窓に見えます。

ブレーキランプユニットは、形状
凹モールドで入れられていて
カラ―は、残念ながら略されて
ホワイトのままですけども…
モールドだけでも、サイズや
コスト的にはプラスに解釈したいです。


マットビハイクルを、後から見ると
リアトランク上にも、MATの文字が
ブラックで入れられていて
レッドのラインも入っているのは
サイズ的には少し驚きます。

バンパーは後側は略されてボディ
のホワイトのままですけども
リアウインドゥと、トランクの文字&ラインが効いています。

マットビハイクルを、前から見ると
もっとも力を入れているのが解る
アングルで、ヘッドライト
シルバーのカラ―が入り、バンパー
にも、リアは略され入りません
でしたけども、シルバーの色入っています。

そのバンパーの下のグリル
凹凸のモールドに、ブラック
入っていて、当然赤いVライン
ボンネットに入っています。

マットビハイクルを、上から見ると
赤いラインの入れかたがよく解ります。

フロントウィンドゥがリアより
面積が小さい(前後に)のも面白いポイントです。

サイドのラインも、シッカリ
実車と同じくリアが狭くなっている
のは、動力ギミックが内臓され
ているので頑張っているのが解ります。

マットビハイクルを、裏(下)から
見ると、リア(右)は前よりも
タイヤが内側に少しだけ寄って
付けれていて、ボディの後方
細くなっているスタイルを作りだしています。

アンダーボディと言うか…
プルバックギミックのパーツは
後はハメ込み式で、前側はセンター
の中央にプラスネジで固定しています。

中央部分に凸モールドで前側を
上にして(C)円谷プロと刻印が
入れられています。

10年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
マットビハイクル綺麗元気に保っています。

■マツダ・コスモスポーツ

販売年1967年~1972年

乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドアクーペ

エンジン 10A型
駆動方式 FR

最高出力 110PS(L10A) 128PS(L10B)

最大トルク
13.3kgf·m/3,500rpm(L10A)
14.2kgf·m/5,000rpm(L10B)

変速機 4速MT(前期)5速MT(後期)

サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン
後:ドデオン・チューブ

全長 4,140mm(前期)
全幅 1,595mm
全高 1,165mm
ホイールベース 2,200(前期)/2,350mm(後期)
車両重量 940kg(前期)

デザイン 小林平治

■サントリーBOSS ウルトラマンシリーズコレクション

1缶用 磁石内蔵ビークル&プルバックカー 〈全10種〉

ウルトラマン(飛行ポーズ)
ジェットビートル(ウルトラマン)
科特隊専用車(ウルトラマン)
ウルトラホーク1号(ウルトラセブン)
ポインター(ウルトラセブン)
マグマライザー(ウルトラセブン)
マットアロー1号(帰ってきたウルトラマン)
・マットビハイクル(帰ってきたウルトラマン)
タックパンサー(ウルトラマンA)
ウルフ777(ウルトラマンタロウ)

■メーカー・バンダイ
■発売・Sales Year 2011年9月13日~
■当時価格 缶コーヒー オマケ非売品
■登場作品 帰ってきたウルトラマン(1971年)
■製品仕様 全長サイズ約5cm×3cm

MATビハイクル 1/24スケール
帰って来たウルトラマン
ASIN ‏ : ‎ B0006NGPRS
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