Introduction of Japanese toys
First Godzilla (1954)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー432は、1954年に劇場
公開され大ヒットしたゴジラ
通称・初代ゴジラソフビを2001年に
円谷英二特技監督の生誕100周年記念として
怪獣郷から発売された1体のレビューです。
ゴジラ
1954年11月3日公開ゴジラに登場した怪獣で
東宝製作の円谷英二特技監督の作品です。全ての怪獣の元祖であり、着ぐるみと
ミニチュアワークで巨大に見せる手法を産み出しました。この年、黒澤明監督の七人の侍と共に
大ヒットした東宝の2大看板となる作品が
同時期に公開され、両作品共に海外で
大きな反響や影響を与え、どちらも
ハリウッドでリメイク的作品が作られる事になります。
■円谷英二生誕100周年記念ソフビ
円谷英二生誕100周年記念ソフビ
として、怪獣郷ブランドで
初代ゴジラ、ゴメス、ジラース
円谷英二の4つのソフビを1セットに
して販売した記念ソフビです。
■特撮怪獣映画の誕生
ゴジラの前にも、モデルアニメで
動くキングコングや、トカゲの
ような生物が登場する映画は
ありましたが、動きがコマ撮り
だった為に、作り物だと直ぐに解かる映画でした。
ゴジラが公開されると、巨大な
生物の映画を観た事も無い観客は
ミニチュア特撮を知らなかったので
夜のシーンだった事から、夜に
自社ビルの屋上で火を燃やしたと
思いこみクレームを入れた程で
後に監督になるスティーブン
スピルバーグも、少年の頃見た
ゴジラは本当に東京で昔起きた
恐ろしいドキュメントフィルム
だと思ったと言うくらい
モデルアニメでは無い、スーツ
で演じたゴジラは、多くの人を驚かせた作品でしたが
その特撮の神様円谷英二は
キングコングに憧れ、当初は
モデルアニメで製作したかった
ところ時間と予算の関係から
選んだ手法が着ぐるみで演じる方法でした。
初代ゴジラを前から観ると
初代ゴジラスーツの特調を
少しディフォルメを効かせた
面白いソフビに仕上がっています。
額から頭部への縦に入る凸凹や
耳、眉毛にも見える目の上の
ツルっとした部分や、鼻廻りの区分された山模様
胸部分のたるみシワ、スーツ
アクター中嶋さんよりも
延長した手首から先~の4本指
腹部のたるみや、足も4本爪で
再現されています。
またカラーも白黒作品らしく
モノトーンをベースにブルー
のメタリックが胸や膝に吹かれています。
初代ゴジラをサイドから見ると
二ヤっと笑ったようにも見える
歯並びや、のど元のスーツシワ
足の角度なども初代スーツ的で
尻尾がゴジラ的には短いのは…
仕方ないのかもしれませんけども
形状的にはゴジラらしい尻尾です。
また映画で銀座和光ビルの時計台
の鐘が鳴り破壊するアクションの
為もあり、本来は爬虫類には無い
耳介がつけられているのも、よく解かるアングルです。
初代ゴジラを後ろから見ると
額から後頭部まで縦に続く
凸凹のモールドが、尻尾の先
まで綺麗に繋がっています。
逆に、スーツアクターの中嶋
さんが入る、背中のチャック
隠しでもある背ビレは、出入り
で左右に傾いている為に、1つ
ずつの背ビレはジグザグになる
のですが、それも再現しています。
初代ゴジラの可動は、
腕の付根と足の付根が可動して
尻尾と、5箇所が可動する使用になっています。
初代ゴジラの足の裏(下)には
右足には「怪獣郷」の刻印と
シールプリントで「TSUBRAYA」が
白ベースの黒文字で入っています。
左足に凹モールドで(C)1954東宝と
ゴジラ
2001
MADE IN JAPAN
と入って居ます。
20年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
初代ゴジラも綺麗で元気に保っています。
■怪獣郷 ゴジラソフビラインナップ
・ゴジラ ホワイト・黒、青銀、緑銀吹 (4体セット)2001年
・ゴジラ 青、緑銀吹 4000円 2002年
ゴジラ 別名 水爆大怪獣 出身地・大戸島近海 身長・50m 武器:放射能火炎 スーツアクター・中島春雄 造形・利光貞三(雛形、頭部)八木勘寿、八木康栄(ボディ) |
■メーカー・怪獣郷 ■発売・Sales Year 2001~2002年 ■当時価格 15000円 ■登場作品 ゴジラ(1954年) ■製品仕様 全長サイズ 約21㎝ |
ゴジラ(1954) ムービーモンスターシリーズ バンダイ(BANDAI) 詳しく見る。 |