玩具カラーの常識を破った雷鳥2の魅力!
Toy introduction
Thunderbirds2
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー10は1994年に発売された
マッチボックス(*Matchbox)の
ダイキャスト玩具サンダーバード2号のレビューです。
型の元は、60年代発売時がベースです。
*元々はイギリスのダイキャストメーカーで
1982年には、アメリカのマテル社が買収
ブランド名として残っています。
日本では1966年4月10日日曜夜6時~
放送されたサンダーバードに登場する輸送救助メカです。
サンダーバードでは、主に1号から5号と
救助メカ、ペネロープの乗るクルマなど
が活躍しますが、その中でも、最も人気
の高いのがサンダーバード2号です。
知らない方は、丸っこくて緑の機体が
何故人気なのか解らないかもしれません
が、毎回コンテナの中から、救助メカ
(装備)を出す様子は、ドラえもん的な要素もあり
また発進する描写も子供に人気の要素で
他のメカを、大きく引き離す数の2号の
玩具や模型・グッズなどが人気の高さを証明しています。
玩具的にも、昔からの定説では子供に
一番受けるカラ―は赤なので、クルマの
玩具などは赤にしておくなど、迷ったら
赤を選択する程、玩具的にはメインの
カラ―は赤が強く、逆に、最も売れない
カラ―とされるのが緑と言われます。
ですが、このサンダーバード2号は
その定説をぶっ壊し緑の機体でも世界中
の子供に指示され玩具や模型は放送から
数十年経っても、多く販売され続けています。
日本のテレビ番組ヒーローでも、人気の
ミラーマンと言う銀と緑のヒーローが
発表された時は玩具メーカーは、緑に頭を抱えたそうですが…
実際に放送が始まると視聴率も良く
玩具や関連グッズも売れ、多くのライン
ナップを産み出していますので、個人的
には子供が緑を嫌ってるのでは無く、大人の思い込みでしか無いと思います。
今回のマッチボックス社のサンダーバード2号は
テレビ東京で1992年4月~1993年9月
まで再放送された事から、起きた再燃で
日本メーカーも新商品を発売、再販も
する中で、日本でも発売された1台です。
サンダーバード2号は作中ボディカラー
は同じ緑でも濃い緑のカラーや明るい緑
のカラーなど、撮影模型や放送話で違い
がありますので、この玩具のカラ―は
意図的に更に明るい緑の方を採用しています。
このモデルは基本的には緑、白、黄色の
3色の塗装で赤は別パーツの整形色カラ―です。
ボディの上側左右に在る赤いボタンで脚を4本す事が出来ます。
60年代の脚は細く折れやいプラ製でした。
後方のセンターに在る赤いボタンを押す
と、コンテナが下に降りるギミックが作動します。
エンジンは、作中も赤い色なので
この玩具でも、そのまま赤い整形色パーツで造られています。
2号の裏から見ると脚が4つ丸見えですが
サイズ的に納得の処置です。
*作中は脚は収縮し機体に格納されます。
コンテナには、細長い円柱が車輪の役割
をして走るように造られていて、それは
昔からのサンダーバード2号玩具の伝統です。
Matchboxの刻印も、その間に入っています。
また本来は、垂直離着陸用の噴射装置が
在るのですが、玩具の上・下を結合させ
ているカシメの丸が、それらしく見えるように配置されています。
脚のふしぎと4号
コンテナの中には金属製のサンダーバード4号が入っています。
作中的なスケールで言うとコンテナ
との対比としては4号が大きすぎますが
玩具としてはいいスケールだと思います。
4号の番号や赤ラインなどもシールで
無いのは、海外メーカーらしい仕上げです。
また、コンテナの真横に脚が在ると
搭載時に、コンテナが横にスライドして
2号の下を通過して行く事が、物理的に
出来ないという問題が、後々発覚して
その後の2号の脚の位置は修正される
タイプもありますが、古いベースの
2号の玩具は、コンテナの真横に脚が在ります。
単品ではブリスターで販売され、他の
メカとの*セットでは、箱入りで販売
されていますが、サンダーバード2号自体は同じ使用のモノです。
*セットは5号の替わりにペネロープ号が入った5体セットでした。
サンダーバード2号 超音速有人原子力輸送機 全長 76.20m 着陸脚伸高時最大高 33.53m 本機重量 406t 最大速度 時速約8,000km 動力源 原子炉 |
■発売・Sales Year 1994年
■登場作品 サンダーバード
■製品仕様 ダイキャスト 全長約15.5cm