Introduction of Japanese toys
EPOCH PERFECTION (MADE IN JPAN)
( Lead Toy Licensed production)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー474は、1972年に
アメリカのリード・トイ社の
立体パズルゲームを、日本の玩具
メーカーのエポック社が契約して
製品化・販売したパーフェクションのレビューです。
■ゲームメーカー・エポック社
今では、ゲーム=テレビゲーム
とか、ネットゲームの事を言う
のが当たり前になっていますので
TOPメーカーとしては
任天堂とか、SONYがイメージ
されるかもですけども
1950年代後半から~1970年代には
バンダイはボードゲームのバンダイ
と言われ、アナログの中でも
ボードゲームに強いメーカーでした。
エポック社は、立体的なゲームで
有名なTOPメーカーでした。
代表的なのが1958年に発売された
「野球盤」で、立体的に野球場を
小型にして、人形を配置して遊ぶゲームでした。
その大ヒット後にはサッカーゲーム
を1965年に発売、横にステックが
出ていて、サッカー選手を回転
させてゴールを狙う、今でも多くの
サッカーファンが遊ぶ大人のゲームです。
1967年発売の魚雷戦ゲーム
1971年発売のパーフェクトボーリング
1972年のジャンボパチンコに
続いて、アメリカのリード・トイ
の立体パズルゲームを日本式に
パーフェクションとして製造販売
したのが、今回のゲームです。
パーフェクションを上から見ると
右側に、いろいろな形の赤い凹
部分が在り、センターの丸い凸
部分を押すと、いろいろな形の
穴が下に下がります。
左側には、タイマーの赤いダイヤル
や、スタート~ストップのスイッチ
レバーが下側にあり
上にスコアをレコードするピンを
立てる穴のスコアボードが在ります。
パーフェクションの左は、上に
「RECORD」の四角の中の
穴にピンを指して、競う時の
スコアになるボード部分があります。
ただ、このボードを使ってまで
競う事は…しませんでした(^^:
逆に言えば、そんなスコアをマーク
しなくても、単純に時間内に赤い
いろいろな形状のブロックをハメる
スリルや考える事が、圧倒的に面白いゲームでした。
左の下には、赤いダイヤルがあり
廻して時間を設定出来ます。
当時はテレビが、まだまだダイヤル
のチャンネルだったので、何も
抵抗も説明もいらない部分でした。
動力も電池ではなくて、ゼンマイ
なので、逆に?時間経過の間に
ジー~~~~~~~~~と言う
音が、ある意味圧になって
ゲームを盛り上げる効果になっていました。
これが電池でデジタルカウンター
で、無音だとしたら、ゲームの
面白さが半減したかもしれません。
50年経ってますが、ゼンマイは¥も
まったく元気に動きます。
パーフェクションをサイドから
見ると、左の奥のサイドの部分
スコアの下に、立体ブロックを
収納する事が出来る赤い引き出しがあります。
引き出しを、引きだすとブロック
を全て収める事が出来きます。
小さいので、入らないような
気がするのですが、不思議と
全てのブロックやスコアのピン
が全部収納可能です。
パーフェクションのブロックを
全部ハメ込むと写真のようになります。
ブロックから真上に出ている
細い棒を持って、*時間内にハメ込みます。
*時間はレベルで個々にタイマー
を廻す事で設定出来ます。
パーフェクションのブロックが
時間が来て、跳ね上がると写真
のように飛び出てきます。
写真は奇跡的に?全部のブロック
が、本体の上に乗っていますけども
本来は、周辺にも飛び散ります(^^:
また、その時にもアナログなので
「バーーーーーーーン!!」と言う
音で、驚いてしまい、更にブロック
が、吹っ飛ぶので、かなりの衝撃を
受けるゲームで、それが人気の核になっています。
パーフェクションの裏(下)には
PATENT PENDING
MADE IN JAPAN
の刻印が凸文字で入り
検査証「M」
(株)エポック社
の印紙が貼られています。
ゲーム名などは入っていません。
パーフェクションの箱は、何故か
右側に縦横が違う日本語の文字で
カタカナで「パーフェクション」
と書かれていて
左にはパーフェクションの写真と
同じ横文字で「PERFECTION」と
入っている箱で、サイドに掲載
されている遊ぶ子供立の写真も
外国の子供達なので、アメリカの
販売と兼ねている部分が意図的に
も、経費的にもあるようです。
箱の上を空けると、初期は左右に
水色の紙の衝撃吸収材が入っています。
中期は、吸収材が異なり、箱の表の
写真が変り日本使用に替わります。
また、後期はボディのカラ―が
クリームイエローからライトブルー
のボディに替わり、赤い部分が
イエローに替わりますけども
ブロックとスタートレバーは
赤いまま継続使用されます。
後期の箱は写真1枚の緑と黒の
商品パッケージになります。
その後、パズルパーフェクション
と言う発展型のパズルゲームも販売されます。
50年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
パーフェクションも綺麗で元気に保っています。
■メーカー・エポック社(U.Sリード・トーイ社) ■発売・Sales Year 1972年 ■当時価格 1500円 ■製品仕様 全長サイズ 約34㎝×約16.2㎝×約6.2㎝ |
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