Introduction of Japanese toys
Ultraman Joe(The・Ultraman)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー473は、ポピーが1978年~
に発売したキングザウルスシリーズの
キーになったアニメのウルトラマン
ウルトラマンジョーのソフビレビューです。
*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名
ザ☆ウルトラマン
1979年4月4日~1980年3月26日
TBS系毎週水曜日19:00~19:30全50話
学年誌で連載され、人気の出た
コロコロコミックで再掲載された
内山まもるのウルトラマンの漫画
と同じタイトルで、アニメブーム
と共に、SFブームも来ていた事からウルトラマンが復活する事になり
主人公ヒカリ超一郎に古代進の
富山敬で、ジョーの声をデスラ―
の伊武雅之というアニメファンにも注目される声優をキャストしていました。また日本のテレビアニメは16mm
フィルムでしたが、劇場映画や
当時のCMに使用していた35mm
フィルムを使用して撮影した事から
光学合成を多用し光線をリアルに描く事に成功しています。また多くの玩具やグッズが販売
され、過去のウルトラマンも再び商品化される事になります。
■ウルトラマンジョー
このウルトラマンは、現在は
ウルトラマンジョー二アスと
呼ばれるか、ザ・ウルトラマン
と、呼ばれる事が多いのですが
放送当時の1979年には
「ウルトラマンジョー」と呼ばれ
その名前で商品などが発売され
雑誌にも掲載されていました。
ウルトラマンA(エース)から
続く、Tタロウ、Lレオの続きで
「J」と1文字で略された記載も
あり、今回のソフビの刻印も「J」になっています。
その為、ココでは
ウルトラマンジョーとして記載します。
映画ウルトラマン怪獣大決戦
1979年7月21日に公開では
ウルトラマンジョーの実写用
スーツが、広告用やアトラク
用をベースに造られますが
まだ、名前はウルトラマンジョー
のままで、番組後半でU40と言う
独自の故郷に舞台が移り
故郷の本名として
ウルトラマンジョーニアスと紹介されます。
■キングザウルスシリーズ
1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供は合体ロボの
アニメや、スーパーカーブームに
興味を移し、仮面ライダーも
ストロンガーの1975年12月27日に最終回を向かえ
玩具もソフビよりも超合金が
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。
ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉のコインを
握りしめて、回していた
怪獣消しゴムが円谷プロを支えて
いたような時期でしたが
その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマンの
数字が予想もしてなかった高い
数字をマークした事から
雑誌や駄菓子屋玩具など…
徐々に、ウルトラマンの露出が
増えて行き、1978年アニメですが
ウルトラマンがテレビ画面に
新作として、再び帰ってくる事に
なると、マルサン、ブルマァク
がメインだった、怪獣ソフビを
バンダイがポピーブランドから
キングザウルスシリーズが
テスト販売から1979年に事実上
本格的に販売され、復活しました。
ただ、キングザウルスシリーズ
よりも「足型」シリーズと呼ばれ
る事が多くなるのですが・・・
380円で発売されると、マルサンや
ブルマァクのサイズと価格に慣れた
世代には正直「小さい」と思えた
サイズで、今でも…小型化は続いて
いる変更で、やや悲しい事です。
ウルトラマンジョーを前から
観ると・・・
成型色はレッドで、シルバー
の部分を塗装しているのが
解かりますが、他の先行して
販売されたウルトラマンの
シルバーよりも、濃いトーン
のシルバーになっています。
その上から、ヘッドと胸の
*カラータイマーにメタリック
イエローとグリーンが吹かれています。
本当は首の部分にも赤いライン
が入っていますけども…
ソフビで略されたのか?初期の
色設定には無かったのか?
解かりませんが、モールドは
在るので、ソフビ的な事かも
しれません。その為に
やや独特の雰囲気のウルトラマン
ジョーになっています。
ベルト的に見えるミラーマン
のようなシルバーのパターン
部分で、上下のパーツを接合
している部分になっています。
*スターシンボルと言う名前ですが
当時も…カラータイマーとして
しか言われてません(^^:
ウルトラマンジョーをサイド
から見ると、頭部は・・・
かなり、今の解釈と異なる
形状に造形されていて、目の
上の部分が、けっこう広く
目から耳までの間も、設定の
デザイン画などに近く
放送に合わせて、なるべく早く
販売したかったのが解る造型の
ウルトラマンジョーです。
胸のカラ―タイマーは、前方向に
出ているのが解ります。
ウルトラマンジョーの後ろから
見ると、実写のウルトラマンには
御約束のスーツアクターが入る
ジッパー(隠しの背ビレ)が無い
ウルトラマンなので、シンプルな
背中になっています。
背中側の腰は、ベルトぽく
下半身側に三角にシルバー
部分がセンターにありますが
本来は、もっと大きなアールのカーブの模様です。
前にはある、足の付け根の
シルバーの細いラインは
後にはありませんけどもアニメではあります。
ウルトラマンジョーの刻印は
足の裏側は「足型」が在るので
背中の腰の上に入れられています。
(C)円谷プロ
ポピー(のマーク)
JAPAN
ウルトラマンJ
と刻印されています。
キャラの名前が入って無い事も
多いのですが
ウルトラマンJ(ジョー)
と入っているのは、当時は
ウルトラマンジョーは
他のウルトラマンのような
目やカラータイマーでは
無い容姿をしていた事や
新番組の新キャラクター
なので間違えないように
などの理由が考えられます。
ウルトラマンジョーの可動は
腕の付根と腰だけです。
ウルトラマンジョーの足の裏
(下)には
このシリーズのメインな部分で
第二期の頃に、子供達の怪獣の
サインが欲しいと言う声に応えて
TBSに設置された、怪獣の足型
スタンプを元にした怪獣の足型が
それぞれに造形され
ウルトラマンジョーは、このような
形状になっています。
ウルトラマンジョーは、他の
ウルトラマンと同じく台紙に
透明のブリスターパックに入れ
販売されました。
版権シールは、発売当初はまだ
ザ・ウルトラマンのシールが
無くて
「ウルトラマンシリーズ」と言う
シールが貼られて販売されました。
後にウルトラマンジョーの顔の
上に「ザ・ウルトラマン」と言う
文字の入った専用の版権シール
に変更されます。
台紙のウルトラマンジョーは
当時のイベントや雑誌などの
撮影用に急遽作られた
*スーツで、マスクの覗穴がない。
実写の前にスーパーマードック号
と、右下に変身する光超一郎の
絵が入っています。
*ウルトラマンジョーエレクトロ光線
などの他の商品パッケージにも
何故か?アニメではなく実写が使用されています。
43年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンジョーも綺麗で元気に保っています。
■ウルトラマン怪獣図鑑
超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシールが
各1枚ずつ付属していました。
この足型シールを20枚用紙に貼り
140円の切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」が
貰えました。
*締め切り、昭和54年(1979年)
3月末日消印有効
ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑で
ウルトラマンが71ひき
ゴジラが25ひき
の怪獣が紹介されたミニ図鑑で
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。
ウルトラマンジョー(ジョーニアス) 身長 70m(最大120m~最小ミクロ) 武器 活動時間約4分 声 – 伊武雅之 |
■メーカー・ポピー(バンダイ) ■発売・Sales Year 1979年 ■当時価格 380円 ■登場作品 ザ・ウルトラマン(1979年) ■製品仕様 全長サイズ 約17.3㎝ |
ザ・ウルトラマン ウルトラサウンド殿堂シリーズ(8) メーカー 日本コロムビア 詳しく見る。 |