ウルトラマンA・ウルトラソフビ【359】

Introduction of Japanese toys
Ultraman　A（ace）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー359は、ウルトラマンＡ放送
当時にブルマァクが販売した
スタンダードシリーズの通称面取れの
オリジナルソフビ、ウルトラマンAのレビューです。

ウルトラマンA（エース）
1972年4月7日～1973年3月30日

TBS系で放送された
円谷プロ製作のウルトラマンシリーズです。

それまでの地球に産まれた怪獣では無く
異次元人のヤプールが送り込む、怪獣として
「超獣」というネーミングで登場させた
奇抜なデザインの怪獣が、作品の1つのポイントでした。

■第二次怪獣ブーム終焉から変身ヒーローブームへ

1970年、ウルトラマンやセブンの
再放送から、ウルトラファイトの
放送、1971年1月のスペクトルマンの
放送から、再び日本に起きた怪獣ブームは

ついに1971年4月帰ってきたウルトラマン
と言うタイトルの如く、ウルトラマンが
復活、ミラーマンと続く大きなブームに
ソフビ怪獣やヒーローソフビの販売も好調の極みに達していました。

ですが、帰ってきたウルトラマンと
同時期に放送が始まった仮面ライダーが主役の事故で、2号ライダーが登場。

その2号ライダーから設けられた
変身ポーズと、変身ベルトが人気になり
1972年は変身ヒーローブームへと移行していきます。

仮面ライダーに続く、超人バロム1
人造人間キカイダー、サンダーマスクの
2段変身、突撃！ヒューマンの子供たちが
回すヒューマン・サインで変身するなど
多くの変身パターンのバリエーションのヒーローが誕生します。

その中でも、ウルトラマンAと略同時期の
超人バロム1は、2人の子供が変身するヒーローとして人気になり

ウルトラマンAも、仮面ライダーに負けじと
初めての男女による変身ヒーローとして登場して話題になります。

このブームの移行により、ウルトラマンは
ウルトラ5兄弟の販売に力を入れ、怪獣（超獣）
の販売を極少数に抑えられる事になります。

そんな中、主役ウルトラマンAも
仮面ライダーのソフビと同じく
スタンダードサイズの価格を30円上げて
スタンダードサイズから上のサイズには
頭部のパーツを外すと、人間の頭部が
露出する「変身」ギミックを付けたソフビに変更されます。

ただ、子供には仮面ライダーは等身大なので
人間の顔が出て来ても、違和感の無い変身
でしたが、ウルトラマンは巨大ヒーロー
なので、違和感だった上に男女合体変身なので
更に違和感があった事から、頭部パーツを
外して遊ぶ子供は少なく、最初の1.2回外したら
そのままになる事が多かったギミックでした。