帰ってきたウルトラマン・ブルマァク【366】

Introduction of Japanese toys
Return of Ultraman(Standard size)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー366は、1971年に放送された
第2次怪獣ブーム時のウルトラマン
帰ってきたウルトラマン当時
ブルマァクが発売したスタンダード
サイズのオリジナルソフビのレビューです。

帰ってきたウルトラマンは、放送後13年後
ジャックと言う名前になりますが、当時は
ウルトラマン、新ウルトラマンや
帰ってきたウルトラマンと呼ばれていたので
ココでは、帰ってきたウルトラマンと記載します。

帰ってきたウルトラマン

1971年4月2日~1972年3月31日
TBS系で放送された円谷プロ製作の特撮番組です。

スペクトルマンと共に、第二次怪獣ブームを牽引し
長いウルトラマンシリーズの中で、最も多くの
ソフビを販売、ラインナップした番組で
売る怪獣が足りない為に、番組後半には1話に
新しい2体の怪獣(怪獣・宇宙人)を登場させると
言うソフビ販売サイドからスポンサーとして
要求が実現する程の大ブームになります。

帰ってこれなかったウルトラマン

帰ってきたウルトラマンは、そのまま
初代ウルトラマンが帰って来る作品として
製作が進みますが、ウルトラファイトから
マルサンの初代ウルトラマンを
ブルマァクが販売していた事から

主役が同じソフビでは、もう持って居る。
と、言う子供が多く、売れない事から
見た目の変更をスポンサーとして要求した
事から

他の商品のマーチャン的にも、変更される
事になった事から、初代ウルトラマン
パターンに、ゾフィーの模様を参考に
ラインを加えた、ウルトラマンに見えるが
違うウルトラマンを登場させます。

そんな流れでタイトルは、其のままで
作中の隊員達などの呼び方もウルトラマン
でしか無かったので、判別が必要な時は
新ウルトラマンや、ウルトラマン二世など
呼称が使用されました。

子供達は、ウルトラマンと呼び
初代を初代マンと呼ぶか
帰ってきたウルトラマンと、タイトルで
会話する事が殆どでした。

その後、1984年ウルトラマンジャック
と言う名前が円谷プロから公表され
以後、産まれた子供達にはジャックとして
認識される事になります。

つまり、初代ウルトラマン1971年には
*地球には、帰ってきていません。
*地球の近く?まではウルトラセブンと共に助けに来ている。

帰ってきたウルトラマンを前から観ると
初代ウルトラマンとは、まったく異なる
になっているのが解ります。

一応、ウルトラセブンを経由しているので
グローブやブーツが、初代ウルトラマン
には無かった段差として造形されています。

*まだ、帰ってきたウルトラマン放送
開始時期は、ウルトラセブンは別作品で
兄弟でもない。

成型色も、初代ウルトラマンよりも少し
明るめのグレーになっています。

目のカラ―も、全ての個体にイエロー
入っています。
*初代ウルトラマンは色ありと無しがある。

当時の技術では、二重線になった細い
赤のラインが吹き塗装では、ハッキリ
しないので、カラータイマーの周辺と
腰下の赤い部分のボディパーツのみに
赤の吹き塗装の上から、ホワイトで
凹部分に色を入れる手間を掛けていました。

帰ってきたウルトラマンをサイドから見ると
初代ウルトラマンのように、顔の部分が
お面のように前後ハッキリ区分けされています。

デザイン的には、後頭部側のシルバー部分
顔からの延長ですが、造型的には顔は
初代ウルトラマンBタイプからは
FRPの別素材で、お面的になって行きました。

カラ―タイマーなども、初代よりも微妙に
ですが、少し高くなっています。

帰ってきたウルトラマンを後ろから見ると
ボディ部分の二重線のホワイトは、シッカリ
後側も略さずに入れられています。

腕の付根などは、造型的にスーツとしての
「シワ」が作られているのも、初代とは
異なるリアルな方向への進化です。

ブーツの後側の赤いラインもシッカリ
入れられています。
本当はグローブにも、帰ってきたウルトラマン
赤いラインが在るのが正しいのですが
グローブの生地が露出したと勘違いしたのか?
工程的に略したようです。

帰ってきたウルトラマンの可動は首(?)と
腕の付根(肩)、足の付根が可動します。

腕の形状も、初代ウルトラマンと同じく
「く」の字に曲がった造型で、戦いや
スぺシュウム光線(出来ないですが)の
ポーズを意識したになっています。

帰ってきたウルトラマンの足の裏(下)には
右足に凹モールドでブルマァクの刻印が
横向きに入って居ます。

左足には、逆の横向きに(C)円谷プロ
入って居ますが、この個体は「円谷」の部分
がシッカリ押せてなくて薄いです。

ウルトラマンや、帰ってきたウルトラマン
という文字は、何処にも入って居ません。

50年経ってもメンテナンス
御蔭で、帰ってきたウルトラマン元気です。

帰ってきたウルトラマン

身長 40m
体重 3万5千t
腕力 10万tタンカーをいとも簡単に持ち上げる。
ジャンプ力 400m
走行速度 時速600km

聴力 200km先の針の落ちる音も聴こえる。

飛行速度 マッハ5
水中速度 180kt
年齢 1万7千歳

技・武器

スペシウム光線
ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)
フォッグビーム
ウルトラショット
ストップ光線
ハンドビーム
ウルトラ念力
透視光線
ウルトラ眼光
流星キック
ウルトラリフター
ウルトラバリヤー
ウルトラスピン
ウルトラハリケーン

ウルトラブレスレット

家族構成

父:ウルトラ科学技術局長官
母:宇宙情報センター勤務
妻:ウルトラの母の妹

スーツアクター・きくち英一(菊池英一)

デザイン
・高橋昭彦(*デザインと言うよりも初代の変更)
*高橋昭彦自身は「デザイン」としては否定している。

・末安正博の三面図(初代に追加ラインしたもの)が存在する。

造型・開米プロダクション・ヒルマモデルクラフト

■帰ってきたウルトラマン カラ―バリエーション

●ブルマァク

帰ってきたウルトラマン 1971年 350円

●バンダイ

帰ってきたウルトラマン 2004年 5400円

帰ってきたウルトラマン 水色成型色 2016年 6480円*新金型・通販

帰ってきたウルトラマン 夕日成型色 2019年 6480円*新金型・通販

帰ってきたウルトラマン 反転カラ― 2019年 6600円*新金型・イベント

帰ってきたウルトラマン クリア 2021年 7700円*新金型・通販

帰ってきたウルトラマン 反転クリア 2021年 7700円*新金型・限定

■メーカー・発売元 ブルマァク 
■発売・Sales Year 1971年  
■当時価格 350円
■登場作品 帰ってきたウルトラマン(1971年)
■製品仕様 サイズ 約22.5㎝(身長)

帰ってきたウルトラマン マットアロー1号
ウェーブ 1/72
ASIN : B003YORNCC
詳しく見る。