Introduction of Japanese toys
IRON MAN No.28(Gigantor)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー506は、1992年に
クラウンモデル・マスコット
ロボットシリーズを、発売元を
タカラ、販売元をクラウンモデル
で、再版したプラモデル鉄人28号のレビューです。
■鉄人28号
主に、横山光輝の漫画でテレビアニメ作品。
ラジオドラマ、特撮テレビドラマ
特撮映画、劇場版アニメ、舞台演劇
テレビゲームなど、幅広いジャンルで愛され、元祖巨大ロボットと言われます。1956年月刊誌少年で連載開始され大人気に
なり、多数の別冊付録になり鉄腕アトムと人気を競う存在でした。ラジオや実写テレビを経て
1963年テレビアニメの放送で
大人気になり、スポンサーは江崎グリコ
が展開した商品グッズは、テレビまんがと商品の関連付を決定的にした事から子供番組スポンサーに着く企業が増え
アニメや特撮などの子供番組がテレビ番組のジャンルとして定着します。
■株式会社クラウンモデル
昭和41年(1966年)2月18日設立の
埼玉県の模型メーカーで
プラモデルや鉄道模型、エアガンなどが有名です。
■50円が100万円!驚愕のプレミアムプラモデル!
90年代に、懐かしい玩具が評価され
プレミア価格で、売買される事が
多くなると、未組み立てのプラモは
人気のあったモノ程、造ってしまう
ので、かなりの高額になる事がありました。
そんな中でTOPクラスだったのが
今回の50円売りのクラウン鉄人28号でした。
まだ高度経済成長が、其れほど
加速していない60年代では、子供への
栄養が第一で、玩具などは2~3の次
だった事から、子供が買って貰ったり
なんとか買えるのが50円プラモなので
多くの当時の子供が買って作っていた
大人気のプラモデルだった事から
未組み立ての鉄人28号は、80万円~
100万円の値段が付き、多くの
レトロ玩具ファンや、プラモデル
ファン、鉄人のファンを驚かせました。
未組み立てが少なくても出て来る
のも、60年代前半はプラモデルが
日本に登場し、認識自体が浅いのと
模型店と言うのも少なくて、模型店
のメインは、模型の材料が主で
鉄道模型とか、竹ひごの紙飛行機
などが多く、プラモデルは少し
置かれていればいいくらいの存在でした。
なので文房具店や、おもちゃ屋
駄菓子屋、金物屋、レコード屋
とか本屋、貸本屋などでも売って
いたので、意外なとこから出て来て
未組み立てが見つかる原因になりました。
その為、箱だけでも凄い金額が付いた
驚愕のプレミアムプラモデルで、当時の人気の凄さが産んだ金額です。
鉄人28号の箱を正面から観ると
箱絵は当時の絵を元に略復元しています。
鉄人のボディのハイライトなどは
よく見ると、けっこう異なります。
「鉄人28号」の文字も、当時は
グリーン系で、敵のロボットと
同じカラーでした。
文字のサイズや位置も異なり
オリジナルよりも、左側で
上のクラウンモデルロボットシリーズも
CROWN MODEL ROBOT SERIES
とアルファベットの文字に
替わり、右にもIRON ROBOT TYPE28
と黒楕円の中に黄色文字で入れられています。
また鉄人の足元の岩?破片?は
単色の赤では無くて、上側はビルと同じオレンジでした。
鉄人28号の箱をサイドから見ると
鉄人の絵は、正面とは違う絵を
贅沢に使用していて、飛行している
鉄人の絵で綺麗にまとめられています。
当時のオリジナルは、正面の絵
と同じ絵の鉄人の顔の部分の
アップの絵が使用されていました。
鉄人28号の上箱を開けると
単色の濃いブルーの鉄人の
パーツが見えます。
そもそも「箱」の構造が異なり
オリジナル時の箱は、上と下が
開く箱で、石鹸箱(例えが古)の
ような横が開く箱でした。
今は…そんな箱のプラモは多分
無いと思いますが、60~70年代
の低価格のプラモデルには
存在したパッケージです。
なので、上箱を開けると言う
アクションが…微妙ですけども
中の鉄人は同じです。
ですが、このパーツ数で
当時の想い出などが何も無い
世代が見ると、コレで800円
???と驚く価格ですよね(^^:
鉄人28号の設計図は上箱の裏
側の面に単色でプリントされています。
ま~設計図がいるほどのパーツ
の数もなく、腕やロケットの
位置は解るので…いらないのですけども(^^:
逆に、当時のオリジナルは
箱の裏側も、石鹸の箱なので
カラ―で印刷されていました。
鉄人28号のディカールが再版
には付属しています。
ディカールに関しては再版と
言うか…当時は事実上ありませんでした。
裏のカラ―の設計図の左下に
矢印が在るように、その紙を
切り抜いて貼ると言う事だと思います。
やった子供もいたと思いますけども
殆どの子供は何も貼らずに
形としての鉄人28号として遊んで
…壊れて、また買ってと言う
のを繰り返していたのような存在
なので、このプラモデルは大サイズ
のモデルより長く、駄菓子屋など
で販売され続けた子供に人気のプラモでした。
30年経っていますが、メンテナンスの
御蔭で、鉄人28号の箱も綺麗です。
■クラウンモデル・マスコットロボットシリーズ
・鉄人28号
・ジャイアントロボ
・マグマ大使
鉄人28号 身長 体重(重量)31t 素材・特殊鉄鋼 操縦・小型操縦器リモコン 電波 弱点・電波遮断、乱れ、雷など電波妨害 製造場所・日本帝国乗鞍岳極秘研究所* 製作・金田博士8金田正太郎の父)戦後1955年秋完成。 |
■メーカー・MAKER 株式会社クラウン(オリジナル) ■発売元・株式会社タカラ ■販売元・株式会社クラウンモデル ■発売・Sales Year 1992年 *オリジナル1960年代~ ■定価 800円 *オリジナル50円 ■登場作品 鉄人28号 ■製品仕様 全長(身長)・約8.5cm |
鉄人28号ソフトビニール塗装済み 完成品 海洋堂(KAIYODO) 塗装済み 完成品 詳しく見る。 |