かんたんに車高を下げる手順（86ＧＴ）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

今回は、ミニカーのトミカの車高を簡単に下げる方法です。

トミカには、上から押したり
落とすと弾む、4輪にバネ機構が採用されています。

それ自体は、とても素晴らしいギミックですけ
どもスポーツカーは時に、トミカ独特の*車高
なので見栄えが、もう1つな場合があります。

*車高・この場合最低地上高（床～車体裏）
と、タイヤの上の部分の空きの事で、屋根の高さではありません。

そんな時、簡単にトミカの車高を下げると
とてもカッコよくなりますので、そのやり方を
ドリームトミカ　ＭＦ　ＧＨＯＳＴで活躍する
主人公の乗るトヨタ86ＧＴのトミカを例に
3つのステップ手順で解説していきます。

はじめる前に目安として、そのままの
ノーマルの車高を計った画像を載せておきます。
また、作業後にビフォー、アフターの画像で
比較して見たいと思います。

慣れたら5～10分で可能な簡単作業です。

■ステップ①カシメを外す！

まず、トヨタ86ＧＴは前後に2つのカシメでボディ（赤い部分）と
フロア（下の黒い部分）が留まっています。

このカシメは上図のように、キノコ型になって
いるので上図の黄色いラインの部分から上を
カット（削れば）すれば、ボディがフロアと分離します。

カシメを外すのに、1番速いのはドリルです。
今回は4.2ｍｍのドリル刃を使用しました。

ポイント・ドリル刃のサイズはカシメの大きさ
やカシメ部分の周囲などで異なります。

カシメが外れたら、ボディを持ちあげればパカッと開きます。

●注意
トヨタ86ＧＴの場合、リア側カシメ部分が
深いので周囲を傷つけないようにしましょう。
慣れないうちは、ドリル刃の先端から少し上に
マスキングテープを巻くと周辺が傷つきません。

ドリルが無い方はドリル刃だけを100均などで
買ってＴ字型に、横棒を割りばしなどで挟み
テーピングなどで固定し下に押さえつけるように、ゆっくり回すだけでも削れます。

ただ、少し大変なので小型の電動ドリルなどがあると楽です。

他にも組立て家具などにも使えたりするので、1つ在ると便利です。

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●注意・2
カシメを削る感じになるので、鉄フンが出ます
からシートなどの上でするとか、小さい子供
さんが居る方は足で踏んだりしてもイタイので、気をつけて処理してください。

■ステップ②車高調を入れる！

車高調を入れていきます。
車高調なんですが・・・使うのは
ただのプラ板です(^^:

厚紙などでも可能かもですが？
負荷が掛かるので、金属で無くても
いいですけども、押して凹まない板状のモノがベストです。

トミカのサスペンションのクッションは
シャーシ側の中に在る板バネです。

この板バネの下で、タイヤホイール軸の
下（写真黄色矢印）にプラ板を入れるだけです。

表から見えるのでは無いので
板バネのサイズ（*少し細くてOK）に
プラ板をハサミで切り出します。
カッターなどで正確にカットしなくても問題ありません。
1mm～2mm幅が違ってもOKです。必ず車輪軸の下に入れて下さい。

*太い場合は入らない車種もあります。

●ポイント
上の写真のように、タイヤの左右を指で持って
引き上げて前か後ろにズラすと板バネが反った
状態でホールド出来る車種が大半です。
出来ない車種もありますので、必ずでは無いですが86GTは出来ます。

その反った部分に、プラ板を入れます。
今回は0.3ｍｍ厚のプラ板を3枚入れました。
*前後で6枚です。

プラ板の長さも約1ｃｍくらいでOKで
前後2～5ｍｍくらいは差が在っても大丈夫です。

接着なども、一切しません。
ただ入れるだけです。

●ポイント・2
入れたプラ板の厚み分、車高が下がる訳では
無いので1～2枚入れたら、ボディを乗せてみて
みて納得出来る車高に下がったか？チェックして、増減調整してみてください。

この時に「く」の字に曲がったピンセットが
在ると便利です。
100均などのストレートのピンセットでも
無いよりはましですし、ピンセットが無くても
入れられますが、遥かに楽なので1本
1000円以上する専用のモノはいりませんが
出来たら1セットプラモ用などのを持っていると何かと便利です。

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■ステップ③ボディの結合

もっともメジャーなのは、カシメの位置に
瞬間接着剤（ゼリー状）などで留めてしまう方法です。

または、ゴム系の接着剤を使用する方も
多いですけども、この方法は硬化するのに
時間が凄く掛かります。

私が使っている方法は、↓の画像の
緑のラインの部分に強力な両面テープを貼っています。

元々隙間が少ない箇所なので、両面が
隙間に詰まるだけでも、実は略ホールド
されて固定できてしまいますが
両面テープで、とめればボディだけを持って
振っても、走らせても取れません。

利点としては、戻したい場合（？）に
こじれば外れるので、プラ板を抜けば元に
戻るので、接着剤よりは再度外すのが楽です。

両面テープと、接着剤を併用する方も
居ますが、そんなに厳重にしなくても
固定出来ますけども、其処は御好みで(^^:

●注意・3

両面テープ注意点としては、86などもドアが
開くので、ドアの開く車種は開けて作業を
しないと、ドアを内側から両面で固定して
しまいますので、ドアの下部分で充分です。

また、*透明の両面テープの方がドアを開けた
時などに、少し見えてしまう場合に目立ずに
他人には、略解りませんので出来たら透明のテープを使用しましょう。

*写真は透明だと解り難いので白紙をはがす前です。

■完成

ノーマルの車高と、車高を下げた画像の比較です。
2.35cmから2.1cmくらいに下がっています。

結果的には数値では無く見た目です。

写真以上に下がった、スポーツカーの存在は
トミカサイズでも効果絶大です。

パソコンや、机などの前にしばらく置いて
おきたくなるくらい、急激に愛着も増す
プチ・チューニングですが、本当はトミカに
レーシングカーや、チューニングカーは
元々車高を下げて販売してもらえたら
良いのですけども、簡単なチューニングで
トヨタ86GTの見た目も、グッと良くなりますので
車高に不満のある方は、是非試してみてください。