Introduction of Japanese toys
God phoenix GATCHAMAN
(Battle of the Planets)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
今回の玩具レビュー522は、1972年に
永大グリップがプラモデル化した
製品を放送終了後、1974年~1975年に
サニーインターナショナルが同型で
発売した科学忍者隊ガッチャマンの
G5号ゴッドフェニックスのプラモデルのレビューです。
科学忍者隊ガッチャマン
1972年10月1日~1974年9月29日 全105話
タツノコプロオリジナルのSFアニメで
世界征服を企むギャラクターと戦う
5人の科学忍者隊のストーリーで5人のメカは、玩具やプラモデルになり
番組の大ヒットから2年間の放送や映画化
されるなど、タツノコプロの代表作になり
5人の戦隊として戦う元祖的な存在でもある作品でした。
■株式会社 永大(グリップ)
コグレ倒産後のスタッフがプラモデルの
メーカーとして再出発、クルマがメイン
でしたが、永大グリップとして、70年代
にはタイムボカンシリーズ、ガンバの
冒険、ゴワッパー5ゴーダム
コンドールマン、アクマイザー3
ガッチャマンなどのキャラモノも
販売しましたが1980年に残念ながら倒産します。
■サニー・インターナショナル
1974年設立、ミニカーを販売していた
メーカーで日東科学などの金型を
引き継いで永大グリップの金型も
一部引き継いで販売したプラモデルが
ある中で、ガッチャマンの再放送に
合わせて本プラモデルも販売していました。
その後、1975年に*タツノコプロが
タツノコランドを設立し、タツノコプロの
番組キャラのプラモデルを販売します。
*ブランド名で販売は今井科学が担当。
本プラモの金型は1977年設立の会社
シーホースがタツノコランドの金型
も継続して、タツノコランドブランド
は短命に終わり、本プラモの金型も
タツノコプロの金型も、シーホース
(タツのマーク)が引き継ぎ販売しています。
その為、店頭では同プラモが別ブランドで重複していました。
■科学忍法火の鳥とゴレンジャー
科学忍法って、何?ていう感じですが
*忍者部隊月光(*原作・吉田竜夫)を
もっとSF的なカラーアニメとして
登場させたのが科学忍者隊ガッチャマンで
*吉田竜夫の漫画少年忍者部隊月光を原作
にしたブラック団と戦う特撮番組(1964年)
で全130話が放送された人気番組。
*吉田竜夫・漫画家・アニメ原作者で
タツノコプロの第2代社長・初代会長
と言う創業者メンバーの1人で、タツ
は、「吉田竜夫」の竜からで当初は
竜の子プロダクションと記載していた。
後に戦隊ヒーローの元祖と呼ばれる
ゴレンジャーのメカバリブルーンは
このゴッドフェニックスをモチーフに
火の鳥のファイヤーパターンで機体
を覆い、ゴッドフェニックスのTOP
に半球体のクリアドームから
ガッチャマンが機体の外に出る
半球体のクリアドームを取り入れた
のが、バリブルーンでしたが、特撮の
為に5人のメカを用意する事は困難で
バイクとサイドカーの3台が搭載され
後半のバリドリーンで、バリタンク
バリキュキューンが形になり
バリドリーンは「鳥」の形に移行し
逆に今度は、科学忍者隊ガッチャマンII
での、ニューゴッドフェニックスが
バリドリーンのような鳥の容姿になります。
ゴッドフェニックスの箱は
永大グリップと、殆ど同じで
絵師の渡辺正美さんの
ボックスアートです。
グリップの方が上下の部分が
広いですけども、下に文字が
入っていてますが、サニー
インターナショナルは左下に
マークが入り
科学忍者隊ガッチャマンの
文字はフレームの上に配置しています。
渡辺正美・ウルトラマンや円谷作品
マジンガーシリーズ、東映アニメ
タツノコプロ作品、機動戦士ガンダム
などのイラストで有名な絵師。
ゴッドフェニックスの箱を
開けると、G5号の青いボディ
上面側がビニール無しの向きだしで入っています。
今では、あまりパーツが
向きだしのプラモデルは
在りませんが、当時は普通に
大きなパーツは、むき出しで
箱に入っているプラモデルも多数ありました。
ゴッドフェニックスのパーツ
は、あかと黄色、青のカラ―の
3色のランナーでパーツ分けされています。
青のカラ―のパーツ側から見ると
G2号のマシンのパーツと、G5号の
ボディの下側の面が見えます。
G1号、G2号、G3号、G4号が付属しています。
このゴッドフェニックスは走行可動
するギミックが在るので、動力
のゼンマイユニットとゴムタイヤが付属しています。
箱の横のイラストもメインと同じ
で、左に科学忍者隊ガッチャマン
G5号の文字、右にメーカーの
サニーインターナショナルのマークがあります。
箱の横には、G1号とG5号の商品
紹介も掲載されています。
当時の科学忍者隊ガッチャマンは
万創がメインにプラモ化していて
サニーインターナショナルは
メインの*商品名的には上のG1号と
G5号のみを販売しています。
*G5号にはG1~G4号のミニサイズが付属。
ゴッドフェニックスの設計図は
付属のG1号、G2号、G3号、G4号
や、ゼンマイの組み立てが1~7番に載っています。
ゴッドフェニックスの設計図は
略8から~10番に載っていて・・・
ぶっちゃけ組み立ては簡単です(^^:
47年~経っていますがメンテナンス
のおかげでゴッドフェニックスの箱も綺麗です。
■ゴッドフェニックス G-1号機からG-5号機の5台のマシン メインパイロット G5号みみずくの竜
最高速度 耐熱温度は3000℃ 水深2500メートル 後方にG1号、機首にG2号 ●武器 科学忍法・火の鳥
弱点・他の4機が合体していないと
移動秘密基地・三日月サンゴ礁に収容 メカニックデザイン 中村光毅、大河原邦男 |
■メーカー・MAKER サニーインターナショナル ■発売・Sales Year・1974年~1975年 *実質販売シーホース(重複して店頭在)~1977年 ■当時価格 500円 ■登場作品 科学忍者隊ガッチャマン ■製品仕様 箱・サイズ約26.5cm×19.5cm×4.5cm |
![]() NONスケール 全長約22cm GR-011 ウェーブ (Wave) 詳しく見る。 |