小さくて大きく凄いゴジラソフビ!
Introduction of Japanese toys
GODZILLA SERIES (YAMAKATSU)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー46は、1983年に山勝
から発売された、ゴジラのソフビです。
サイズが凄く小さいソフビで、まだ当時
は、食玩などにミニサイズの可動ソフビ
が無い時代なので驚きの1品でした!
下の写真が単三電池との比較写真です。
頭から足までの高さで約6.5cmと言う
かなりのミニサイズになってりるソフビのレビューです。
メーカーの山勝も、レビュー41での
キングギドラやゴジラ、モスラなどの
ソフビを発売する前は、カプセルトイや
消しゴム(消えるかは別して)のゴジラ
など、東宝怪獣を固定ポーズで発売して
いたメーカーで、このソフビも東宝の
ゴジラ(1994)の映画製作が本格化する
のに合わせて、公開前に発売したソフビです。
見た目は、モスラ対ゴジラ(モスゴジ)に
似せているようで、4本の指までが1本1本
分離していて、約2.5~3mm程の中に爪
までが、造形してあるのには驚きます。
目も白目を筆塗りし、乾燥後に黒目を書き
入れていますが、そのサイズは約3mm程な
ので、個体で少し表情が変わった印象を
受けるのも、このゴジラソフビの良い味になっていると思います。
小さくても5箇所も可動させた拘り!
尻尾と腕(肩の部分)と足の5箇所が
このサイズで、当時可動すると言うソフビは
見た事が無く、10cm以上でもミニサイズの
ソフビはY字のポーズで、かなり形も塗装も
略されたモノが、当時のミニソフビの常識でした。
更に、この腕と足の*関着の間の距離が
約1cmしか無い事も、驚きの技術です。
*関着(かんちゃく)●ホビー用語辞典参照。
背びれも、このサイズで出来る範囲で
複数列造形してあります。
吹いているカラーは、銀色と金色が存在し
ますが、金色の方が後発の販売でした。
足の裏は左右に分けて、小さい文字ですが
右に(C)東宝、左に(C)東宝映像と
約1.5cmの間に、(C)も入れて、文字も
漢字で刻印されていて、サイズ的には…かなり驚きます。
レビュー41と同サイズのゴジラも発売
されていますが、そちらは海外のプラモに
似た顔でしたけども、このミニゴジラは
ミニラが居るからか?マニアの間では
ミニサイズゴジラと言われ、小さくても
同・山勝の大きいサイズよりも評価が高く
今では、ゴジラのコレクションアイテムに
欠かせない大きな存在になっています。
39年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ミニゴジラも綺麗で元気に保っています。
■発売・Sales Year 1983年
■当時価格 400円
■登場作品 ゴジラ・シリーズ(モスラ対ゴジラ)
■製品仕様 全長サイズ約6.5cm(頭部から足の高さ)
全長*頭部から尻尾の先端約10cm