バットモービル(バットマン)【327】

Introduction of toys
Batmobile Batman (AHI)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

今回の玩具レビュー327は、アメリカ
アズラック・ハムウェイ(AHI)社
1978年に販売したバットマンのビークル
バットモービルのレビューです。

バットマン(1966年~1968年)
(怪鳥人間バットマン)

アメリカのテレビシリーズバットマン
コメディ的側面の強い作品で、バットマン
パンチすると、コミックの擬音文字などが
画面に出たりする子供向け作品でした。

日本では1966年から1967年フジテレビ系
放送され、怪鳥人間バットマンと言う題でしたが
あまり知られず、普通にバットマンと言われていました。

当時の人気マンガ雑誌「少年画報」少年画報社
1966年6月号~1967年4月号や、同社の
「*週刊少年キング」1966年23号~1967年15号
エイトマン桑田次郎の漫画版が連載があり
巻頭や表紙をバットマンが飾る事もありました。

*後に銀河鉄道999や超人ロックなどを掲載する
ジャンプやサンデー、チャンピオンと並ぶ少年週間漫画雑誌。

Azrak-Hamway(アズラック・ハムウェイ)AHI

Azrak-Hamway International、Inc。*AHIブランド)は
1964年に設立されたニューヨークの玩具会社です。

当初は安価なノベルティタイプの玩具を提供し
1974年Azrak-HamwayはRemco Toyのブランド名も展開

Universal Monsters、Space 1999
Batman、Marvel Super Heroes、その他のTV Tie-in製品など
いくつかの大衆文化ライセンス商品を含む、Remcoブランド
おもちゃを製造します。

1994年子供向け学習玩具の製造を目的とした部門を設立
1997年JakksPacificはAzrak-HamwayInternationalから
ChildGuidance andRemcoを買収。

パラシュートの降下するフィギュア玩具
バブルカード(日本で言うブリスター)の玩具が有名です。

*AHIブランドとして、メイドインジャパンの玩具もあり
倉持玩具や萬代(バンダイ)と日本初のミニカーを出しています。

ブリスター(バブルカード)

AHIは、で販売していた玩具を略し
厚紙(カード)に、透明の樹脂
中身の玩具を見せる方式で成功し

アメリカでは、*バブルカード
呼ばれ、吊り下げで販売できる玩具として
販売店にも喜ばれ、子供にも中身が
見えるメリットがありました。

*樹脂の板を熱でふくらませた
半ドームに入れる事から。

まだティムバートンバットマン1989年
の公開前は、バットマンクルマ
この形状のオープンカーで、日本では
1966年には、まだモービルガソリン
しかイメージしない為に、バットマンカー
とか、バットカーとして紹介されたので
そう認識している世代もいると思いますが
当時から、アメリカでは元々バットモービルです。

バットモービルをサイドから見ると
本来は*オープンカーですけども
ウインドゥは青いドーム型で全て覆ってます。
*前と後(TOPドア)が在り中間部分のウィンドゥが外されている状態。

これはベース車リンカーン・フューチュラ
この玩具のように、全て覆われているので
何故か?バットモービルとしても違和感なく観れてしまいます。

本来は赤いラインボディにはしっていますが
それも略されているのに、バットモービルに見えます(^^:

ホイールもバットマンマークですが
テレビの中のホイールはシルバーで、センター
小さなマークが在るだけで、玩具的
大きさのマークホイールに入っています。
*テレビではドアに大きな赤いマークが入る。

フロントは、少し短いですが前タイヤ
後タイヤとの間や、後タイヤから後の長さは
良く出来たフォルムで迫力があります。

バットモービルを、斜め後ろから見ると
アメ車らしいフォルムで、かなり迫力があります。

リアの赤い三角のパーツは、走行ギミック
ワイヤ―を引っ張るもので、これを引く事で
走ると言う、チョロQなどのプルバック
バックを引っ張る事で行う仕組みです。

バットマン相棒のロビンの乗る運転席後方
パイプ3本は、マフラーなので後方にはマフラーはありません。

価格はアメリカでの購入価格で2.99ドル
でしたから、80年代前半なので・・・
500円前後の玩具なのですが、このマフラー
前後にも、メッキパーツがあるのが凄いです。

しかもパイプの切り口までメッキしてあります(^^:

バットモービルを後ろから見ると、後にも
シルバーメッキのパーツが、左右に組み込まれ
ていますけども、テレビ画面バットモービル
には、逆に…こんな豪華なパーツはありません。

バットモービルをフロントから見ると
ダクトにシルバーメッキのパーツ入っています。

見た目はいいのですが、コレもテレビ画面
バットモービルには、こんな豪華なパーツはなくベース車よりです。

ヘッドライト部分にも、ですが
イエローが入っているのは、日本と異なる
拘りを感じますが、これもテレビ内
バットモービルのライトは、内側の四角部分だけで、黄色ではありません。

バットモービルの裏側には

ITEM NI.8064

(C)1978 D.CCOMICS INC.

(C)1978 AZRAK-HAMWAY INT’L.INC.
NEW YORK.N.Y.

MADE IN HONG KONG.

凸モールドで入っています。

ボディは下から前1つ、後2つのネジで停めてあります。

43年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
バットモービル綺麗に保っています。

バットモービル(バットマンカー)

テレビドラマバットマン(怪鳥人間バットマン )の
バットモービルは、フォード・モーターが
1955年に発表したドリームカー(コンセプトカー)
リンカーン・フューチュラをベースに製作されています。

リンカーン・フューチュラ

“A $250,000 laboratory on wheels”
25万ドルの動く研究室と表現され

ダブルバブルキャノピー中央部は
F86Dセイバーのように上(後方を軸に)に
上がり、ドアを開けて乗り降りします。

塗装も当時最新のパール塗装で塗られてました。

バットモービルへの改造もデザイナーの
ジョージバリスが行っています。

デザイナー ジョージバリス(George Barris)

■メーカー・MAKER  Azrak-Hamway (アメリカ)
■発売・Sales Year  1978年 
■当時価格 入手金額2.99ドル
■製品仕様 全長サイズ約16cm×約6cm

バットモービル 1/24 スケール
ダイキャストミニカー ASIN B07MKSJ5ZQ
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