Introduction of Japanese toys
MAGUMA(Goldar)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー325は、マグマ大使の
主人公のマグマ、通称マグマ大使の
ソフビのスタンダードサイズ*特撮版を
ブルマァクの刻印で2001年に発売した
ソフビのレビューです。
*ブルマァクのスタンダードサイズの
マグマ大使は、漫画版のマグマ大使としてオレンジから発売されていました。
マグマ大使
1966年7月4日~1967年9月25日
フジテレビ系 毎週月曜日19:30 – 20:00(39話まで)
19:00 – 19:30(40話から)全64回(52話 + 再放送12話)放映。日本初の全話カラー放送された特撮ドラマで
カラー巨大ヒーロー第1号の作品です。原作は、鉄腕アトムの手塚治虫で
製作は、後にスペクトルマンや電人ザボーガー
冒険ロックバットなどを制作するピープロ(Pプロ)で
ウルトラマンと共に、1966年の怪獣ブームを盛り上げた
作品で、予算の関係から略4話で1話が完結する方式で
怪獣は毎回新しいのを登場させる事は出来ないもののストーリーでカバーし、ウルトラマンの光学合成にも
アニメを使用した合成でカバーする事で人気の特撮番組になります。
HBR-9の動画・マグマ大使【ミサイル発射!】ブルマァクスタンダードソフビの謎?
*ブラウザなどで読み込みが遅い場合は画面下「YouTubu」の文字をクリックして別ウインドゥでの視聴を御薦めします。
■復刻ではない?謎のスタンダード・特撮版とは?
マグマ大使のソフビは、放送当初は
発売されずに、第2次怪獣ブームの
再放送に合わせて発売されます。
ですが、ブルマァクからは大サイズに
相当する450円売りの27cmのマグマが発売されていました。
スタンダードサイズの24cmサイズは
オレンジと言うメーカーから、後に
発売されていたのは確認されていました。
*オレンジ・後に流星人間ゾーンなどのソフビを発売する小メーカー。
当時のオレンジ製マグマ大使の
デットストックのヘッダーには
STマークが存在する事から
1971年~の発売なのは確かですが
ブルマァクがスタンダードサイズを
発売した証(個体)は発見されて
ませんでしが、テレビ番組他で確認され
オレンジが、先に販権をまんがの
マグマ大使として申請していたと考えられた説は消えました。
*STマーク・玩具安全マーク1971年以後に付けられる。
ですが、ソフビは型も略同じでシワまで
略同じで、異なるのはベルトの下
部分のパーツで、特に後ろの形状が
異なるのと、オレンジの刻印が
入っていてブルマァクの大サイズよりも平です。
今回の24㎝のマグマ大使は
ブルマァクとしては希少で
特撮版と記載されたモノですので
放送から35年後のソフビとして紹介します。
マグマ大使の怪獣4体もスタンダードと
思われるサイズで、ブルマァクからも
発売されていますが、オレンジ版の
4体の方が少し小さく、型(造型)も
少し異なるので、スタンダードサイズは関東の再放送時期なので販売エリアも迫ったと思われます。
ブルマァクは怪獣も大サイズ27cmの
相手用に、やや大きなスタンダードサイズ的に
大サイズとして発売されていたと思われゴアもスタンダードが確認されました。
■元祖トランスフォーマーの影響
マグマ大使は、タイトルであり
マグマの事を、マグマ大使とマモルくんや
人間が言うので、通称でもありますが
アース様は、マグマと呼ぶ事からも
マグマ大使の名前は「マグマ」で
マグマの妻は「モル」息子が「ガム」です。
名前よりも通称の「マグマ大使」が
彼の名前よりも、前に出て認識されいるのは
毎回、マモルくんがマグマを呼ぶ
ロケットの笛を鳴らす時に
「マグマ大使~!」と叫んで呼ぶ事が大きいと思われます。
マグマやモル、ガムはアース様が創った
ロケット人間と言う設定で、飛んでくる時は
ロケットの形状で、怪獣と戦う時は
ロボットのような人間体に変形します。
その上、人間のように感情があり
話も出来るキャラなので、トランスフォーマーそのものです。
腹部からミサイルを発射するのも
後のマジンガーZが、マグマの影響を
受けているのは明らかですが
今、考えると二足歩行ロボットの
腹部が略空洞でミサイルが出るのは
構造的には、不可能に近いのですけども
グレートマジンガー前は、武器を
ロボットが手に持つと言う事自体が考えられませんでした。
後々の巨大ロボやトランスフォーマー
などに多くの影響を与えたマグマは
ウルトラマンがBタイプから、顔も
FRPにしたのも、このマグマ大使の存在があったからとも言えます。
マグマ大使を前から観ると
マスクは可愛く、テレビ特撮の
マスクの直線的なモノが無く
パイロット版を参考にしたような顔をしています。
テレビでも漫画でも唇は赤くは無い
のですが、赤がクチに入っているのは
パイロット版を参考にした感じがあります。
*パイロット版は顔がスーツアクターの顔を出していた。
肩と腕の部分の輪が3つありますが
ボディパーツ側に1つを配置して
1つ目と2つ目の間が可動します。
また胸のセンターに縦に筋凹が
入っていますが、撮影用スーツには入っていません。
足の長さが少し大サイズの
当時のブルマァクと異なる感じで
大別すると下半身が異なるだけのスタンダードサイズです。
*スタンダードを基準にすると大が少し足が長いだけです。
マグマ大使をサイドから見ると
特撮用のスーツ的に、厚みがあります。
全体的にはベルトの位置が高い
感じもよく解るアングルです。
頭のアンテナは、やや前に出て
いるのですが、略左右に向いています。
マグマ大使を後ろから見ると
髪の毛のボリュームが多い時を参考にしたようです。
*髪の毛は抜けるので絶えず数種用意された。
オシリの部分は、シールで
(C)手塚プロ
ピープロ、と言う文字が貼ってあり。
その下に刻印で
(C)虫プロダクションと入り
その下にブルマァクの刻印マークがあります。
オレンジ版のオシリの刻印は
(C)手塚プロコミック企画
オレンジのマーク
JAPAN
マグマ大使
と入っています。
この刻印の違いからも
手塚プロコミック企画が入っていて
ピープロが無い事から、今回の2001年の
スタンダードが、特撮版と記載されて
いるので、オレンジは漫画のマグマの
ソフビを商品化していたと言う事かと思われます。
*ピープロ・特撮作品の製作会社。
子供にはソフビとしては同じですが(^^:
版権的には、コミックと特撮の違いが
オレンジと、2001年に販売された
特撮版とは異なる存在という事になるのかもしれません。
その上、当時はウルトラマンは
帰ってきたウルトラマンなど新作が
放送される中での350円と言う価格
なので、380円のマグマ大使は不利で
3cm違いの450円サイズも、有利とは
言えない価格と販売時期でした。
マグマ大使の可動は、腕の付根と
足の付根、ベルト(腰)の部分です。
指に特調があり、左手の小指が
まっすぐで、右手の人差し指と
小指が真っすぐに造形されています。
これは元の撮影スーツの指が、しっかり
連動して指が曲がらない(Sアクターの指が小指に入ってない)のを、そのまま反映しています。
マグマ大使の足の裏(下)には、右足に
凹モールドで、マグマ大使と横向きに入っていて
左足のかかとの前にバンダイの文字が
吹きつけられています。
19年を超えてもメンテナンスの御蔭で
マグマ大使も綺麗に元気です。特にアンテナ注意!
■オレンジとブルマァクの関係
オレンジは、基本企画会社でブルマァクが
版権取得を依頼していた会社でした。
販売的には弱く、キャプテンウルトラの
ガルバンなど、極少数のソフビなどを販売していました。
アークとして、流星人間ゾーンや
シルバー仮面ジャイアントを発売します。
この時期の事を、オレンジアークと言う方も居ますが
企画・版権がオレンジで、販売がアークと
言う感じなので部門的なブランド名です。
円谷プロの輸出部門・円谷エンタープライズ
からも、ミラーマンなどの復刻販売もしていました。1983年倒産。
マグマ大使 身長6メートル(基本) 武器 スーツアクター・魚澄鉄也 造型・大橋史典、開米栄三 |
■メーカー・バンダイ・ブルマァク ○オレンジ版 スタンダード 380円 1970年代 |
「マグマ大使」Blu-ray BOX 初回限定版ディスク枚数 10 ASIN : B010YBUK4A 詳しく見る。 |