モスラ・東宝怪獣シリーズ【117】

Introduction of Japanese toys
Mothra

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー117は、東宝特撮映画
登場する怪獣・モスラ(成虫)の
ブルマァク・ソフビ(復刻)のレビューです。

モスラ 1961年7月30日公開

東宝製作の円谷英二特技監督の作品

その後、モスラ対ゴジラ
ゴジラシリーズに出演する人気の怪獣
人間側の正義の怪獣として描かれる事が多い怪獣です。

をモチーフにした怪獣で、成虫の他に
幼虫(体形)でも登場しますが、名前はどちらも
劇中ではモスラと言われます。

マルサンからブルマァク、バンダイへ

このモスラは、当時の金型で復刻した
ブルマァク復刻版 東宝怪獣シリーズの1体で
ライトブルーの成型色になっています。

初期の発売は、ブルマァクではなくマルサン
発売した、怪獣ウルトラマンなどを倒産後
ブルマァクが、引き継いだ金型の状態のまま
バンダイが、復刻したソフビの1つです。

マルサンの発売時期も1967年モスラ公開の
6年後なので、時期的に言うと
南海の大決闘(1966年12月17日公開)のモスラとして
当時発売されたソフビです。

*1961年モスラ公開時期は、ウルトラQ(1966年)前なので
怪獣をソフビにして販売する文化自体が無く
怪獣=怖い、気持ち悪いモノを、少し可愛くして子供に
販売すると言うのは、ウルトラQから始まる玩具文化です。

ソフビのモスラは羽2つとボディと、頭部の
4パーツで構成されていて、羽もソフビなのも
含めて恐竜型怪獣ソフビとは異なったソフビでした。

関着は首部分のみが唯一可動(回転)します。

モスラの目は、ブルーですが当時のマルサンも
なぜか?整形色がなので、目は(*赤茶
に塗られていていましたが、この復刻版では
黄色に塗装されています。

*赤なのですが整形色の青と重なり濃い紫のように見えます。

サイドから見ると、頭部とボディの段差が
関着の接合なので、スゴイ段差なのに気ずきます(^^:

また触覚は、当時のソフビとしては略さずに
よく作られていて、頭部の造形が良く
ボディは、羽根との結合的に原型をソフビに反映するのが
難しい関係にあったと思われます。

後方から見ると、羽根とボディがアナログ
感じの左右非対称で、後々の羽根が異素材の
プラ整形のタイプよりも、生命感があるフォルムです。

モスラの進化!塗装の工夫とシルバーの登場。

真上から見ると顔のセンターからのが背中に
続いていて、付け根側に黄色の模様、羽
4箇所にシルバーが、時代的に使えるので吹かれています。

オリジナルマルサンは、羽の付け根が
広範囲に黄色、シルバーの部分の前側だけに
赤の丸が筆で書かれていました。

本来は羽根モールドなどは、とても細かく造形されています。

ボディの裏(下)には、モスラの足を詳細に
上手くソフビとして畳んだ形で造形してあり
マルサンの凄さを感じます。
塗装の吹きなどは一切何もありません。

本来は復刻時期には、MADE IN JAPAN
小さな紙のシールが貼られいました。

後方の(裏側?・下側)部分に、ブルマァク時期の刻印が在ります。

*70年代の時期的に無版権商品が出てきた為に
手書き文字ではなく刻印が入るようになります。

裏のバーコードが、必需品だった為に
復刻時につけられたタグです。
デザインは、全ての東宝怪獣は同じで
ゴム紐で付けられていました。

28年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
モスラ綺麗元気に保っています。

モスラ(成虫)

体長・135メートル
翼長・250メートル
体重・1万5千トン

出身
インファント島(幼虫)
東京タワー(成虫)

造形
利光貞三、村瀬継蔵、八木勘寿、八木康栄。

ゴジラ・東宝怪獣シリーズ【122
■メーカー・バンダイ(オリジナル・マルサン)
■発売元 バンダイ
■発売・Sales Year 復刻・1992年1月 元・1967年
■当時価格 2.500円
■登場作品 モスラ・南海の大決闘、他
■製品仕様 全長サイズ 前後・約21㎝ 羽根幅・約31㎝