Introduction of Japanese toys
R-35 robot(Tin robot)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー278は、増田屋が
1950年代に販売していたブリキ
ロボットを、ミニサイズで自社が
日本製に拘り販売した玩具の1つ
ミニ・R-35ロボットのレビューです。
■目が光るリモコンロボット
1950年代のメイドイン・ジャパンの
玩具は80年代~90年代に、プレミア価格が付くようになり
その中でも、日本の*増田屋の
ブリキ玩具は質が高く
当時は、*ラインマーと言う
ブランド名でも海外で発売され
マークも、丸の中にMARと大きく
入り、上に小さくLineと記載
されたマークなので「MAR」?
て何だろ?と思う方も居るかもですが増田屋の事です。
*Linemar/Masudaya
オリジナルは、有線のリモコンで
オシリ?からコードが出て居て
電池BOXのスイッチで前進・後進
などのコントロールが出来ました。
また1番の特調は目が光る事で
今では、特に新鮮なギミックでは
ありませんが、当時のブリキの
ロボットが歩きながら、目が光るのは
珍しく、部屋を暗くして「発光」を
楽しむ子供が多く居たそうです。
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*増田屋
300年続く日本の玩具メーカー
ラジコンは、本来増田屋の登録商標で
ミルクのみ人形やブリキ玩具
ピコピコハンマーと言われる
KOハンマーなど、多くの玩具を販売
していて、コレクションの展示なども
力を入れているメーカーです。
ミニ・R-35ロボットを前から見ると
オリジナルと同じく胸に赤い文字で
「ROBOT」と言う文字が入っています。
個人的には、この文字のRとTの繋がり
やR-35と言うのは、スターウォーズの
ロゴやR2-D2のモチーフに、G・ルーカス
がしていると思っています。
また、お腹のメカがプリントですが
中身?として見せているのも
当時らしく面白いデザインです。
腕がボディから離れた「軸」になって
いるのも、当時のギミックを再現した軸とスタイルです。
両足が独立ではなく、下(踵から下)
が、繋がって居るのも、当時と同じ方向ギミック的な造形です。
オリジナルの頭部のセンターは
丸い模様?のプリントですが
ミニのR35は、組み立てのネジに
なっています。
マイナスネジの方がレトロだった
かもしれません(^^:
ミニ・R-35ロボットをサイドから見ると
腕が「く」の字型になっているのも
当時と同じで、歩く時の人間の腕の
ポーズとして再現してあり、当時は電動
ですが、このR-35ミニはゼンマイですが
その回転をノブの形状の長さで応用して
腕が動く工夫がなされています。
耳と手首から先が赤いのは、当時と
同じカラーですが、足の赤は当時の
オリジナルには無いカラーです。
ゼンマイのノブが回転すると、軸が
フリーになっている腕が押し上げられ
腕が上げ下げして動くと言うアナログのギミックになっています。
ミニ・R-35ロボットを後ろから見ると
「R-35」の文字が赤で大きく入って
いて、これもオリジナルと同じです。
文字の下のプリントも、略同じですが
オリジナルは扉のような下側に丸穴が
空いていてリモコンのコードが、電池BOXへ伸びていました。
ミニ・R-35ロボットの可動は、
ゼンマイにより走行(歩行?)します。
左右から軸が下に交互に飛び出して
左右に少し斜めに体が傾き
バランスを崩すことで歩く
ようになっています。
歩行ギミックとしては、オリジナルと
同じですが、オリジナルは電池で
後進も可能でした。
ミニ・R-35ロボットの足の裏(下)は
左足側を上にして、進行方向の横方向に
(C)MASUDAYA CORP. 1984
刻印は増田屋のマーク
MADE IN JAPAN
と、入っています。
また、この底はプラ製なので、やや残念な部分です。
26年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
R-35ミニも元気です。
ミニ・R-35ロボットンは、ブリスターが
多い時代に、箱で発売されました。
写真の箱の後で、紺色の箱でも
再販されていますが、中身の
R-35ロボットは同じです。
フライデーYM-3も、この後に発売されています。
フライデー YM-3 増田屋■メーカー・増田屋コーポレーション(MASUDAYA COLLECTION)MADE IN JAPAN
■発売元 (株)バンダイ・ホームプロダクツ事業部
■発売・Sales Year 復刻・1984年 元・1950年代
■当時価格 1200円・1500円(新箱)
■製品仕様 全長サイズ 約12㎝
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