Introduction of Japanese toys
Ultraman Astra
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー523は、ポピーが1979年
に発売したキングザウルスシリーズの
ウルトラマンレオの弟、*ウルトラマン
アストラのソフビレビューです。
*現在は「アストラ」ですが
当時の商品名的には
ウルトラマンアストラと刻印
されているので、其れに順じます。
*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名
ウルトラマンレオ
1974年4月12日~1975年3月28日
TBS系で放送された円谷プロ製作の
ウルトラマンシリーズです。それまでの、ウルトラマンがM78星雲の
光の国から来たウルトラマンなのに対して
L77星から来た、別の星のウルトラマンと言う
設定で、主人公が所属する防衛チーム
MAC(マック)の隊長が、モロボシ・ダンで
ウルトラセブンが正体を知っていて
主役のオオトリ・ゲンを鍛えると言う
斬新なスタイルの作品でした。
■キングザウルスシリーズ
1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供は合体ロボの
アニメや、スーパーカーブームに
興味を移し、仮面ライダーも
ストロンガーの1975年12月27日に
最終回を向かえ
玩具もソフビよりも超合金が
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。
ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉のコインを
握りしめて、回していた
怪獣消しゴムが円谷プロを支えて
いたような時期でしたが
その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマンの
数字が予想もしてなかった高い
数字をマークした事から
雑誌や駄菓子屋玩具など…
徐々に、ウルトラマンの露出が
増えて行き、1978年アニメですが
ウルトラマンがテレビ画面に
新作として、再び帰ってくる事に
なると、マルサン、ブルマァク
がメインだった、怪獣ソフビを
バンダイがポピーブランドから
キングザウルスシリーズが
テスト販売から1979年に事実上
本格的に販売され、復活しました。
ただ、キングザウルスシリーズ
よりも「足型」シリーズと呼ばれ
る事が多くなるのですが・・・
380円で発売されると、マルサンや
ブルマァクのサイズと価格に慣れた
世代には正直「小さい」と思えた
サイズで、今でも…小型化は続いて
いる変更で、やや悲しい事です。
■ウルトラマン・アストラ?
今では、普通にアストラや
ゾフィ(*ゾフィ―)には
「ウルトラマン」を付けずに
商品化やメディアでは記載されますが
当時はウルトラマンの付かない
ウルトラマンに、ウルトラマンを
付ける方向性が在りました。
1984年に公開された劇場映画
「ウルトラマンZOFFY」で
違和感を持ったファンも多く
ゾフィにもウルトラマンを付けていました。
その為に販売当時のアストラは
ウルトラマンアストラと
刻印されていました。
月刊雑誌side-BNに記載された
のみと言う説が在りますが
この商品の刻印にもシッカリ
ウルトラマンアストラと在ります。
*ゾフィ―・1期~2期では
ゾフィと記載される事が大半で
語源のギリシャ語での
「アントロポゾフィ」を
ドイツ語的にカタカナ化したモノ
で、後に英語の単語のカタカナ化
から、ゾフィに変更されています。
アストラを前から観ると、
赤い成型色が殆どなので、塗装
的にはコスパの良いウルトラマンです。
目は、ウルトラセブンと同じで
カラ―タイマーは造型的には
シルバーのフレーム部分も在り
ますけども、青い分部しか色が
入っていません。
レオのようなブレスレットは
していませんが、左右の二の腕に
プロテクターと同じ四角い
穴の防具?が在ります。
左足のマグマ星人に捕らえられ
た時に付けられています。
ウルトラマンキングでも
外せなかった拘束具でそこから
*マグマチックチェーンが少し
だけぶらさがっています。
*鎖は切れたのなら…せめて
もっと元からとか短くすれば
いいと思いますが…(^^:
ソフビ的には、毎回造型や
塗装のネックになる…鎖です。
アストラをサイドから見ると
頭部の後方下は赤い
成型色のままです。
ウルトラマンとしては
珍しい「耳」が無いのも
アストラの特調です。
グローブ部分は、何故か?
レオよりも少し大きい。
アストラの後ろから見ると
頭部が少し大きく
感じるアングルで、オシリは
このシリーズ共通ですが小さめです。
足の長さは少しレオよりも
短くなっています。何故?(^^:
アストラの腰の少し上には
左側には
ウルトラマン
アストラ
と、凹モールドで刻印されています。
アストラの腰の右側には
(C)円谷プロ
ポピー(のマーク)JAPAN
と刻印されています。
アストラの可動は腕の付根と腰だけです。
アストラの足の裏(下)には
このシリーズのメインな部分で
第二期の頃に、子供達の怪獣の
サインが欲しいと言う声に応えて
TBSに設置された、怪獣の足型
スタンプを元にした怪獣の足型が
それぞれに造形され
ウルトラマンアストラは
どうみても、アルファベットの
「A」の形状になっています。
アストラは、他のウルトラマン
と同じく台紙に透明の
ブリスターパックに入れ販売
されましたが、レオがタロウと
共通の台紙を使用したので
アストラは単体の台紙で、逆に
贅沢な使用になっています。
上にアストラと入っていますが
少し下に緑の文字で
「ウルトラマン」と入れていて
アストラだけでは、何のキャラ
なのか?まだメーカーが不安に
思う時代だったのが解ります。
版権シールは、レオでは無く
「ウルトラマンシリーズ」で
もう、レオのみのシールが
無い時期なのが解ります。
台紙は弟のアストラと、1枚に
すればと、今なら思いますけども…
まだ、ソフビのシリーズ的に
アストラの商品化が、確実では
無かった為で、アストラと
ウルトラマンキングは、単体の
台紙で後に販売されます。
レオ兄弟の2ショットです。
微妙に足の長さだ違っていたり
グローブ(拳)の大きさが
異なるのが解ります。
角の分だけレオ兄さんより背は低くなっています。
43年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンアストラも綺麗で元気に保っています。
■怪獣図鑑
超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシールが
各怪獣に1枚ずつ付属していました。
この足型シールを20枚用紙に貼り
140円の切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」が
貰えました。
*締め切り、昭和54年(1979年)
3月末日消印有効
ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑で
ウルトラマンが71ひき
ゴジラが25ひき
の怪獣が紹介されたミニ図鑑で
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。
ウルトラマン・アストラ 第22話 第33話 第36話 身長 50m 腕力 18万tタンカーを持ち上げる 飛行速度はレオのマッハ7に対して 武器・能力 エレクトロンビーム スーツアクター・久須美護 アストラの声・丸山純二(38・39話) *鈴木儀雄と熊谷健共同原型制作 デザイン・鈴木儀雄 |
■メーカー・ポピー(バンダイ) ■発売・Sales Year 1979年 ■当時価格 380円円 ■登場作品 ウルトラマンレオ(1974年) ■製品仕様 全長サイズ 約16.5㎝ |
アストラ 約150mm ABS&PVC製 S.H.フィギュアーツ 塗装済み可動フィギュア 詳しく見る。 |