Introduction of Japanese toys
Ultraman King(Ultraman Leo)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー398は、ウルトラマンレオに
登場するウルトラマンキングを
1979年に、ポピー(バンダイ)が
ソフビ化・販売したレビューです。
ウルトラマンレオ
1974年4月12日~1975年3月28日
TBS系で放送された円谷プロ製作の
ウルトラマンシリーズです。それまでの、ウルトラマンがM78星雲の
光の国から来たウルトラマンなのに対して
L77星から来た、別の星のウルトラマンと言う
設定で、主人公が所属する防衛チーム
MAC(マック)の隊長が、モロボシ・ダンで
ウルトラセブンが正体を知っていて
主役のオオトリ・ゲンを鍛えると言う
斬新なスタイルの作品でした。
■L77星の父
ウルトラマンキングは、今は謎の超人と
言う設定になっていますが、当初は
ウルトラマンレオは、L77星から来た
新しいウルトラマンとして、タロウまで
のウルトラ兄弟とは、別のウルトラマン
として製作する予定でしたが
MAC(マック)の隊長に、ウルトラセブンの
森次晃嗣がキャスティングされた条件に
モロボシ・ダンとしての出演を希望した為
初回にウルトラセブンを*急遽登場させる事に
なり、タロウまでのシリーズとの関連性が
出来てしまいました。
*その為、セブンに耳が無い。
そこで、登場をズラす事になったのが
ウルトラマンキングで、本来は王子
レオの父として用意されていたので
レオの胸下の文字と、似た文字が大きく
ウルトラマンキングのベルトに入った
ままなので、本来はL77星の王として登場
するはずでだった跡です。
その後のウルトラマンキングの設定は
かなり、今見ると…
宇宙で起こることの全てが解るなど…
突っ込みどころ満載で、無人の惑星
キング星に住んでいるなど…
キングが長年住んで居たら無人では
無く、住んでいるからキング星と言うのでは?
など、30万歳生きたのも、誰が証明したのか
いろいろな意味で、謎の超人になっています。
ウルトラマンキングを前から観ると
ライトグレーの成型色に、ライト
ブルーと、ゴールド、レッドが吹かれて
いて、ビニールのマントが着けられています。
このマントが無くなる・大きく破損して
しまうので、このマントでプレミア価格が
大きく異なる、特異なウルトラマンです。
ソフビの造形的に、腰の部分で上半身と
下半身を接合しているので、ベルトの位置が
かなり低く…略股間にバックルが来て
しまっていたので、子供にはネタに
されてしまっていました。
ブルーも現在の*紫色からは、かなり明るく
ライトなイメージになっています。
*元々は赤の上に青として塗った部分が
落ちて来て、紫と言うより…略作中で赤になっています。
また何故か?二の腕のゴールドは
塗装箇所から抜け落ちています。
ウルトラマンキングをサイドから見ると
姿勢が正しく見えます。
冠部分などは、とてもシャープな
造型で、耳などもシッカリしたラインが
出ています。
手首から先のグー(拳)や、ブーツの
足首から下も、大きく造られているのが
サイドから見るとよく解かります。
冠の上の部分は、当時…資料が無かったのか?
外からの輪郭のまま平らな感じに造形されて
います。
本来の冠の中(上)は、凹型にへこんでいます。
ウルトラマンキングを後ろから見ると
ウルトラマントが、裏(背中側)も赤です。
本来はマントの裏はシルバーですが
コレは、これでおもちゃらしくて
嫌いではありません。
後頭部は成型色のままで・・・
コレは塗装を略したと言うよりも
資料不足から、成型色のまま
シルバーと解釈したのかもしれません?
本来の後頭部は紫(ブルー)です。
ウルトラマンキングの後のマントの中は
他の紫の部分には、ブルーが塗装され
腰上の背中に、刻印があり
ウルトラマンキング
(C)円谷プロ
JAPAN ポピー(マーク)
が
あります。
ウルトラマンキングの可動は、腕(肩)
だけが可動します。
腰の部分は可動しそうですが
形状的に、楕円なので強引に回せば
動きますが… 可動部分ではありません。
ウルトラマンキングの裏(下)を見ると
このシリーズの別名が「足型」シリーズと
言われるように、キングにもパターンが
モールドされています。
なんで、三角なのか…よく解りませんが(^^:
大半は2期の頃に、TBSに怪獣のサインの
替わりに、置かれた足型のスタンプを元に
していますが、ウルトラマンキングは
その後に考えられたものだと思われます。
実際の撮影用のスーツは、怪獣も
ウルトラマンも、足型はありません(^^:
ウルトラマンの販売は、台紙に透明の
ブリスターの中に入れて販売されました。
ブリスターをスライドして取りだすような
梱包になっていました。
これは10年もの間、約21~23cmサイズで
350円で販売していたので、380円の価格で
サイズダウンした為に、特にウルトラマンは
小さく見えてしまうので、怪獣のような
紙のヘッダーで、ビニール袋では無い
形にしたと思われます。
台紙も2~3人のウルトラマンが共通で
使用していましたが、ウルトラマンキング
などは、単品キャラの台紙が作られています。
42年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンキングも綺麗で元気に保っています。
ウルトラマンキング 身長 58m 腕力 10万tタンカーを持ち上げる 走行速度 マッハ3 年齢 30万歳 出身地 キング星 頭の球体 宇宙で起こることの全てをキャッチする。 髭 4万5千歳を越えないと生えないという。 グレートプロテクター エネルギーを発する。 ウルトラ大勲章 腰のベルト。 技・能力 キングフラッシャー 両手先から放つ必殺光線。 キングスパーク ウルトラキーを破壊した雷のような光線。 洗礼光線 胸のルビーから放つ変身解除光線。 キング再生光線(キングビーム) 両腕を交差させて放つ再生光線。 テレポーテーション 天変地異の術(本編未使用) キングショットウルトラマンのスペシウム光線と同じだが威力は勝る。 道具・武器 キングハンマー ウルトラマント |
■発売元 ポピー(バンダイ) ■発売・Sales Year 1979年 ■当時価格 380円 ■登場作品 ウルトラマンレオ(1974年) ■製品仕様 全長サイズ 約23㎝ |
RAHウルトラマンキング 塗装済み可動フィギュア ASIN : B003NNVEK6 詳しく見る。 |