ガラモン・キングザウルスシリーズ【465】

Introduction of Japanese toys
GARAMON(UltraQ)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー465は、ポピーが1978年~
に発売したキングザウルスシリーズ
ウルトラQ「ガラダマ」「ガラモンの逆襲」
に登場する隕石怪獣ガラモンのソフビレビューです。

*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名

 

ウルトラQ 1966年1月2日~7月3日
TBS系で放送された円谷プロ製作
空想特撮シリーズです。

ウルトラマンの前に同枠で放送された白黒作品でしたが
テレビ映画として本格的な特撮作品だった為に
全て劇場映画と同じ35mmフィルムを使った迫力ある
画像の作品になっていて、カラーライズ化も後に出来ています。

製作当初はアンバランスと言う自然界のバランスが
崩れたSFで花やモグラ、猿などが巨大化するのみでしたけども

途中から怪獣路線に変更し、ガラモンペギラゴメスなどの
人気怪獣が作られる中、等身大のビルも壊さない怪獣
お金を食べるだけのカネゴンが、意外にも子供達に人気で

ウルトラQを見た事ない方でも知って居る人気怪獣になり
今でも、多くのファンに愛されています。

■キングザウルスシリーズ

1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供は合体ロボの
アニメや、スーパーカーブーム
興味を移し、仮面ライダー
ストロンガー1975年12月27日
最終回を向かえ

玩具もソフビよりも超合金
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。

ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉のコインを
握りしめて、回していた
怪獣消しゴム円谷プロを支えて
いたような時期でしたが

その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマン
数字が予想もしてなかった高い
数字をマークした事から

雑誌駄菓子屋玩具など…
徐々に、ウルトラマンの露出が
増えて行き、1978年アニメですが
ウルトラマンテレビ画面
新作として、再び帰ってくる事に
なると、マルサンブルマァク
がメインだった、怪獣ソフビ
バンダイポピーブランドから
キングザウルスシリーズ
テスト販売から1979年に事実上
本格的に販売され、復活しました。

ただ、キングザウルスシリーズ
よりも「足型」シリーズと呼ばれ
る事が多くなります。

白黒

ウルトラQ1966年に放送され
70年代には、ウルトラマンA
頃に1度再放送が在りましたが
殆ど再放送が無いので、子供達
家庭用ビデオβVHSが出る
前は、見る事は勿論、存在を
知る事も無い世代が多くいましたが

関東では、ウルトラマンの夕方
の再放送が、予想外の数字を
叩きだした事から、早朝にも
ウルトラマンシリーズ再放送
開始する中で…

1978年ウルトラQ白黒ながら
再放送されます。
番組が白黒で、CMがカラ―
言う、やや不思議な早朝の放送
でしたが、家庭用ビデオが無いと
言ってもいい程の超高額で数機種
しか販売されてない時代

早起きして、ウルトラQを見た
子供達がいました。

これはCM的にもキングザウルス
シリーズ
に、ウルトラQ怪獣
ラインナップされた事が関係して
いたと思われますけども

ガラモンは、当時も雑誌などでは
赤い姿を披露しているんもですが
逆に、ピグモンと言う意識が
強かったのか?差別化の為にか
緑色のガラモンが発売されます。

これは当時のレコードで再現した
ミュージックブックガラモン
カラ―「緑」を参考にしたと思われます。

ガラモンを前から観ると・・・
当時の限界です。(^^:

誰?という感じですが・・・
ザザーンの子供ではありませんで

ガラモンですけども、何故か?
顔や手足をベージュにしたので
なんとなく、ロボットよりも
着ぐるみ感が、増し増しです。

その上丁寧に唇に赤の塗装
入り、ヒト感が出てます(^^:

ガラモンをサイドから見ると
なんか・・・太ってますね(^^:

ただ、尻尾をシッカリ造形して
いるのは、マルサンをリスペクト
しているのか?関心するポイントです。

は、一応ボディよりも前に
出して在り、抜けてるのが
解かりますが、別パーツにはなっていません。

ガラモンの後ろから見ると
独特の背中の造形になっています。

流石に、ガラモンの背中には
造型的に、凹凸が激しいので
刻印が入っていません。

尻尾は、やや左にカーブして
いるのが解ります。

ガラモン刻印は、右足の
裏側に入れられています。

(C)円谷プロ
ガラモン
ポピー(のマーク)
JAPAN

刻印されています。

怪獣の名前が入って無い事も
多いですが「ガラモン」
入っているのは・・・

ピグモンにするつもり
だったのかな?と少し考えてしまいます。

ガラモン可動は、頭部(首)
だけです。(^^:

ただ、本来のガラモンは首?
の辺りが回転する事は無いので
さらに、人ぽさが出てきます。

ガラモンの足の裏(下)には
このシリーズのメインな部分で
第二期の頃に、子供達怪獣
サインが欲しいと言う声に応えて
TBSに設置された、怪獣の足型
スタンプ
を元にした怪獣の足型
それぞれに造形され

ガラモンは、このような形状
なっています。

実際のガラモンのスーツは、何も
無く、骨の造形で、何故か?
歩くとロボットのように
カチャ、カチャと音がして歩く

一応、*セミ人間の侵略ロボの
はずなんですが…武器などは
特にありません(^^:

*後に、チルソニア遊星人とされる。

■怪獣図鑑

超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシール
各怪獣1枚ずつ付属していました。

この足型シールを20枚用紙に貼り
140円の切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」
貰えました。

*締め切り、昭和54年(1979年)3月末日消印有効

ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑

ウルトラマン71ひき
ゴジラ25ひき

怪獣が紹介されたミニ図鑑
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。

販売は、怪獣ブルマァクと同じ
紙製のピンクのヘッダー
ビニールに入れて販売されました。

デザイン的にはウルトラセブン
ウルトラマンAタロウも同じ
初代ウルトラマンベムラー
イラストが使用されました。

*ウルトラマンなどのヒーローは
ブリスターの台紙パッケージで販売されました。

このシリーズでウルトラQソフビ
カネゴン、ガラモン、ペギラ3種
ラインナップされますけども

版権シールは、ウルトラQで当時は
版権を取得するメーカーが無く
版権シールは
「ウルトラマンシリーズ」と言う
シールが貼られて販売されました。

*初期は残っていた各ウルトラマンの
版権シールが使用されたモノもあり
ウルトラマンシリーズの文字も
見え難いので濃い文字に後に変更されます。

43年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
隕石怪獣ガラモンも綺麗で元気に保っています。

キングザウルスシリーズ・ウルトラQラインナップ

Q-1 隕石怪獣ガラモン
Q-2 コイン怪獣カネゴン
Q-3 冷凍怪獣ペギラ

隕石怪獣ガラモン

ガラダマモンスターの略

別名 隕石怪獣
体長 40m
体重 6万t
出身地 チルソニア遊星

●武器
7万馬力の怪力

スーツアクター:高橋実
デザイン・成田 亨
造型 高山良作

■メーカー・ポピー(バンダイ)
■発売・Sales Year 1978年 
■当時価格 380円円
■登場作品 ウルトラQ(1966年)
■製品仕様 全長サイズ 約15.5㎝ 

「ウルトラQ」の誕生
ASIN : ‎B09MLWVTJ8
出版社 ‏: ‎双葉社
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