Introduction of Japanese toys
TAC・Helmet Ultraman A(ace)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー528は、ウルトラマンA
放送当時にタカトクが販売した
防衛チームTAC(タック)の子供用
なりきり玩具、TACヘルメットのレビューです。
ウルトラマンA(エース)
1972年4月7日~1973年3月30日TBS系で放送された
円谷プロ製作のウルトラマンシリーズです。それまでの地球に産まれた怪獣では無く
異次元人のヤプールが送り込む、怪獣として
「超獣」というネーミングで登場させた
奇抜なデザインの怪獣が、作品の1つのポイントでした。
■TAC
TAC
Terrible-monster Attacking Crewの略
宇宙も舞台にする事を想定していた
チームなので、ヘルメットには
それまでの防衛チームよりも
高性能通信機を内蔵している設定で
宇宙と地上との交信も可能でも
おかしくないアンテナを、ビジュアル
的には装備しています。
実際には時間や予算からも
TACスペース(ファルコンに改名)も
宇宙には行かずに、基本的には
地上がメインで、北斗のみが13,14話
で宇宙(裏宇宙)へ隊員として行きますが
帰りはウルトラマンAとして帰っています。(^^:
■タカトクトイス
株式会社タカトクトイス
TAKATOKU TOYS Co.Ltd.
高徳商店としてスタート
1917年~1984年に存在した玩具メーカー
高徳玩具株式会社
高徳商事株式会社
株式会社タカトク
1979年10月株式会社タカトクトイス
と、社名を正式には変更して
いるので、タカトクと言われる
事が多いですが、最後の
タカトクトイスを時期と関係
なく使用される場合がありますが
厳密には1979年10月より前は
タカトクトイスではありません。
日本初のテレビキャラ赤胴鈴之助
の玩具を売りマスコミ玩具の1号
から「マスコミ玩具」と言う
ジャンルやジャンル名を産み出した
のもタカトクでした。
TACヘルメットを前から観ると
こども用なので、今的な言い方
だと「なりきり玩具」で当時と
しては、こども目線的には充分な
ビジュアルでした。
TACヘルメットのパーツは
ロッドや時期で違いがあるようで
耳の部分のアンテナの*ブルーの
パーツは、ダークグレーの
メタリック(ラメ入り)のパーツも存在します。
*テレビ作品中のTACはシルバー
TACヘルメットにはバイザーが
付いていて、アップダウンする
事が可能です。
実際のウルトラマンAに登場する
TACのヘルメットにはバイザーは
無いのですが、クリアオレンジ
のバイザーが意図的に?装着
されています。
この当時は、何故か?野球帽を
被っている男の子が多く、テレビ
画面の子供も被っていますけども
それらのキャップの裏側にも
よくクリアグリーンやブルー
イエローなどのバイザーが折り
こまれて、ついていましたので
特に、テレビと違うからと嫌がる
子供は居なかったのでは無いでしょうか?
TACヘルメットのTOPのアンテナ
も手動ですが伸び縮み出来ます。
このTOPのアンテナは球のすぐ下
の細い分部が長いパーツです。
光りませんがランプも*紺色の
半球のパーツが付いています。
このパーツの表面は凸凹の
モールドがあります。
*作中のはランプはグリーンカラ―。
TACヘルメットをサイドから
見ると、サイドのアンテナは
やや後方に角度がついている
のが解ります。
全体の構造的には半球体のパーツ
に耳から後ろの下の部分だけを
別素材の同色のパーツを
着ける事により
ヘルメットに見せているの
ですけども、今見てもパーツ
の境は、上手く出来ていると思います。
TACヘルメットの左右のアンテナ
は手動ですが伸び縮み出来ます。
このアンテナも生産ロッド違いか?
球の下の細い分部の長さが異なる
パーツがあります。
TOPのアンテナと組み立てで間違え
たのかもしれませんが?
TACヘルメットを後から見ると
グリーンの部分の面積が大きく
下方向に、ややオーバーして
いますけども、かなり本格的に
再現されていて驚きのアングルです。
版権シール(左)とSTマーク(右)
のシールは、この場所に貼られて
いる事が多いですが、他の場所に
貼られている場合もあります。
TACヘルメットの裏(中)には
TOPに円形の黄色いスポンジが
着けられていて、後方には
ブルーのスポンジがクッション
として着けられています。
また、アゴひもはイエローに
なっていますけども、コレも
ロッド違いか時期で違うのか
ブルーのひもや、グリーンや
グレーなどの色のひもが確認できています。
このひもと、アンテナは無く
なっている場合が多く、バイザー
も割れていたり、ひびが入って
いる事もあるので、メンテナンス
が大事な玩具で、緑の部分は
痩せて亀裂が発生しやすい分部です。
既に50年を超えても、メンテナンスの御蔭で
ウルトラマンAのTACヘルメットも綺麗に保っています。
■ タカトク・ヘルメットラインナップ
・ウルトラ警備隊(赤)・ウルトラセブン 750円
・MAT・帰ってきたウルトラマン 750円
・TAC・ウルトラマンA 800円
・SAT・トリプルファイター 750円
・ZAT・ウルトラマンタロウ 800円
・PAT・ジャンボーグA 800円
・MAC・ウルトラマンレオ 800円
・ウルトラ警備隊(白)・ウルトラセブン 850円 *新
・仮面ライダー(1号・2号?)紺色
・ヘルメット(マッハGoGoGo)
・G1号(科学忍者隊ガッチャマン)750円
・シルバー仮面(シルバー仮面の頭部)800円
・ミラーマン(ミラーマンの頭部)*銀・銀青2色
・快傑ズバット(ズバットの頭部)*タイマー付
・ポリマー( 破裏拳ポリマー)
・ゼンダマン
・宇宙海賊キャプテンハーロック(赤・ドクロ)
*価格はカタログ・玩具店の表示シールから判明したモノのみ記載。
■メーカー・ブルマァク ■発売・Sales Year 1972年 ■当時価格 800円 ■登場作品 ウルトラマンA(1972年) ■製品仕様 サイズ 約25cm×23cm×高さ18cm |
ウルトラマンA TAC超兵器写真集
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