Introduction of Japanese toys
Ultraman LEO (1974)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー520は、ポピーが1979年
に発売したキングザウルスシリーズの
ウルトラマンレオのソフビレビューです。
*ポピー・バンダイのマスコミ系ブランド名
ウルトラマンレオ
1974年4月12日~1975年3月28日
TBS系で放送された円谷プロ製作の
ウルトラマンシリーズです。それまでの、ウルトラマンがM78星雲の
光の国から来たウルトラマンなのに対して
L77星から来た、別の星のウルトラマンと言う
設定で、主人公が所属する防衛チーム
MAC(マック)の隊長が、モロボシ・ダンで
ウルトラセブンが正体を知っていて
主役のオオトリ・ゲンを鍛えると言う
斬新なスタイルの作品でした。
■キングザウルスシリーズ
1975年3月28日ウルトラマンレオ
の放送が終了、子供は合体ロボの
アニメや、スーパーカーブームに
興味を移し、仮面ライダーも
ストロンガーの1975年12月27日に
最終回を向かえ
玩具もソフビよりも超合金が
テレビ・マスコミ玩具のメインに
移行していきました。
ウルトラマンシリーズの火は細々
と、子供達が10円玉のコインを
握りしめて、回していた
怪獣消しゴムが円谷プロを支えて
いたような時期でしたが
その小さな火は、関東で夕方に
再放送された初代ウルトラマンの
数字が予想もしてなかった高い
数字をマークした事から
雑誌や駄菓子屋玩具など…
徐々に、ウルトラマンの露出が
増えて行き、1978年アニメですが
ウルトラマンがテレビ画面に
新作として、再び帰ってくる事に
なると、マルサン、ブルマァク
がメインだった、怪獣ソフビを
バンダイがポピーブランドから
キングザウルスシリーズが
テスト販売から1979年に事実上
本格的に販売され、復活しました。
ただ、キングザウルスシリーズ
よりも「足型」シリーズと呼ばれ
る事が多くなるのですが・・・
380円で発売されると、マルサンや
ブルマァクのサイズと価格に慣れた
世代には正直「小さい」と思えた
サイズで、今でも…こ小型化は続いて
いる変更で、やや悲しい事です。
■オイルショックの2分40秒の新ウルトラマン
ウルトラマンレオは、タロウまでの
光の国からのウルトラマンでは無く
L77星(星雲ではない)から来た
ウルトラマンとして設定され
オイルショックの為に、体の模様
も、ギリギリまで在ったシルバー
の模様も、まったく無いスーツの
赤のみと言う、格闘での補修を
極力少なくできるスーツにして
ウルトラマンの3分から20秒減らし
2分40秒しか変身できない設定に
なっています。
・・・ですが、3分と同じく作中
の演出重視で、オーバータイムで
格闘しています(^^:
また必殺技の光線を持たないで
仮面ライダーのようにキックで
倒すなど、格闘中心で合成を
無くし、予算削減に努めますが…
実際のレオのキックは、ライダー
のように外で火薬を使う事が
出来ないので、迫力に欠けてしまい
けっきょくキックに合成を足して
しまうのが、円谷プロの凄いとこで
結果、ウルトラマンレオは最も
多くの光線技を出すウルトラマン
になってしまいます。
これだったら、スぺシュウム光線
のような決め技1つの方が、予算
的にも、子供が遊ぶのにも良かった
と思いますが、オイルショックで
対策した工夫は…ウルトラマン
には難しというのが解る結果になります。
ウルトラマンレオを前から観ると
赤い成型色が殆どなので、塗装
的にはコスパの良いウルトラマンです。
目は、ウルトラセブンと同じで
カラ―タイマーも同じです。
ブレスレットは、左右手首の
モノだけで、後からウルトラマン
キングに貰った、二の腕の方の
キングブレスレットは造型的にも再現されていません。
ウルトラマンレオをサイドから
見ると、頭部の後方下は赤い
成型色のままです。
全体的なバランスも、サイド
から見ると、他のウルトラマン
よりもバランスの良いスタイルです。
ウルトラマンレオの後ろから
見ると、頭部が少し大きく
感じるアングルで、オシリは
このシリーズ共通ですが小さめです。
ウルトラマンレオのオシリには
左側には
(C)円谷プロ
ウルトラマン
レオ
と、凹モールドで刻印されています。
レオのオシリには右側には
ポピー(のマーク)JAPAN
と刻印されています。
ウルトラマンレオの可動は
腕の付根と腰だけです。
ウルトラマンレオの足の裏
(下)には
このシリーズのメインな部分で
第二期の頃に、子供達の怪獣の
サインが欲しいと言う声に応えて
TBSに設置された、怪獣の足型
スタンプを元にした怪獣の足型が
それぞれに造形され
ウルトラマンレオは、このような
形状になっています。
ウルトラマンレオは、他の
ウルトラマンと同じく台紙に
透明のブリスターパックに入れ
販売されましたが、少し見え
にくいですがタロウの方が台紙
の下側に写真があります。
この辺りも、1974年のリアル
時期ではなくて1979年の発売
なのと、当時のタロウの人気は
まだ後ほどの人気が出て無い
ので、順番的にもレオとタロウ
を、1枚の台紙にするのに
レオが上で、タロウが下と
言う、今では考え難い感じの
台紙で、タロウと共通で使用されました。
版権シールは、レオでは無く
「ウルトラマンシリーズ」で
もう、レオのみのシールが
無い時期なのが解ります。
弟のアストラと、1枚にすれば
と、今なら思いますけども…
まだ、ソフビのシリーズ的に
アストラの商品化が、確実では
無かった為で、アストラと
ウルトラマンキングは、単体の
台紙で後に販売されます。
■ウルトラマン怪獣図鑑
超合金のコインのオマケを意識
してか?足型の小さなシールが
各怪獣に1枚ずつ付属していました。
この足型シールを20枚用紙に貼り
140円の切手を同封すると
「ウルトラマン怪獣大図鑑」が
貰えました。
*締め切り、昭和54年(1979年)
3月末日消印有効
ウルトラマン怪獣大図鑑
裏表紙は
ゴジラ怪獣大図鑑で
ウルトラマンが71ひき
ゴジラが25ひき
の怪獣が紹介されたミニ図鑑で
内容は怪獣以外の防衛隊の事
ソフビの事なども解説されています。
43年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンレオも綺麗で元気に保っています。
ウルトラマンレオ 身長 52m 地球上の活動時間2分40秒 武器 レオキック レオブレスレット 活動時間約4分 マスク・スーツ造形 開米プロダクション *鈴木儀雄と熊谷健共同原型制作 デザイン・鈴木儀雄 |
■メーカー・ポピー(バンダイ) ■発売・Sales Year 1979年 ■当時価格 380円 ■登場作品 ウルトラマンレオ(1974年) ■製品仕様 全長サイズ 約17.3㎝ |
ウルトラマンレオ 1/6スケール 特撮シリーズ Vol.08 CCP 塗装済み完成品フィギュア 詳しく見る。 |