Introduction of Japanese toys
Obake no Q-Taro
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー552は、1966年に
トミーが発売したゼンマイ歩行玩具
トミーミニチュアシリーズのオバケのQ太郎のレビューです。
オバケのQ太郎
当時の藤子不二雄(後の藤子不二雄Ⓐ
藤子・F・不二雄)と、スタジオ・ゼロ
が、当初週刊少年サンデーに連載して
いたまんがで、アニメスタジオの
スタジオ・ゼロを支える為の雑誌部の
仕事で、メインを藤子不二雄が描くものの石ノ森章太郎、つのだじろう
北見けんいちなどの後の巨匠が脇役を
背景を書き、同じゼロの赤塚不二夫のキャラなども、オバQに登場した。1965年8月29日にアニメ化されると
大大ヒット!日本中にオバQ大ブームが
起き、初回から30%以上の視聴率を記録
すると、主題歌のオバケのQ太郎も
ミリオンセラーになり 1966年第8回
日本レコード大賞童謡賞を受賞、アニメも~1967年6月28日まで長く放送されました。
■QQタイム
TBS系列日曜日19時30分からの
アニメ「オバケのQ太郎」は、大人気で
進行中の特撮番組アンバランスを
ウルトラQに改題、怪獣を多く
登場させる子供寄りの内容に以後の製作分に適用し
TBSの日曜19時台はウルトラQ
オバケのQ太郎が連続して放送
される、子供達には夢のようなハッピータイムになります。
他局には怪獣にオバQに太刀打ち
できないことから恐怖のQQタイム
と言われる、圧倒的な人気枠になり
更に、カラー番組ウルトラマンの
登場で、更なる大ブームが起きま
すけども、ウルトラQから
ウルトラマンへのバトンタッチに
ストック番組数が足りない事から
前夜祭「ウルトラマン誕生」が
放送されますが、コレは1965年の
8月22日に特番「オバQ誕生」が
杉並公会堂で収録された案から
同じ杉並公会堂での収録放送で
1話分の時間を稼いだ事から
オバQがウルトラマンを助けたと
言うファンがいる程で、また
オバケのQ太郎の主題歌で
日本レコード大賞童謡賞を受賞した
「石川進」を、ウルトラマンの
科学特捜隊のイデ隊員に抜擢
しますが、制服も作られ撮影も
行われますが、二瓶正也に交替し
た事も、ウルトラマンの製作に
やや遅れをもたらしました。
作品内容的には、ウルトラマンと
オバケのQ太郎は、関係の無い
世界ですが、製作的には関連が強い
作品で、どちらも其れだけの
大人気を秘めた作品だった関連がありました。
また、異形の可愛いキャラが
居候してのドタバタ喜劇調の
ベースとして、後のドラえもん
や、ブースカも、オバQが
無ければ存在してなかったと
言える程の功績を残しています。
■トミーミニチュアシリーズ
トミーのミニチュアシリーズは
海外輸出玩具のMINO-PET
(ミニペットシリーズ)のギミックや
アイディアを使用した商品で
マスコミ系キャラの可動玩具として発売します。
ウルトラQの怪獣のソフビ部分は
マルサンが担当して両社から発売されました。
オバケのQ太郎を前から観ると
ボディ下がブリキでハサミ込まれて
いるので、経年変化で少し細身になっています。
髪の毛は3本植えてあるのですが
1ヵ所なので、束になりがちで
アングルしだいでは1本に見えてしまいます。
目の瞳や輪郭、唇、クチの中
などは、すべて手作業の筆塗り
なので、個体差が見られる玩具です。
ただ、当時は手塗りの玩具の
方が多いくらいなので、今から
すると、手塗り感を感じますが
当時は、とくに違和感なく見れ
たので、今も「味」です。
オバケのQ太郎をサイドから見ると
やや、後方に反り返った感じで
Qちゃんらしい造形です。
足は、元々のトミーのギミックなので
本来のQ太郎の服?の下からは
こんなに足は出てないですし・・・
ロボットみたいな四角いグレーですが
それでも、トコトコ歩く様子は
愛らしく、キャラクターにマッチした
ギミック玩具でした。
毛も3本見えます(^^:
オバケのQ太郎を下から見ると
シンプルですが、確かにQちゃんで
独特の形状がいい感じです。
手の長さ(短さ)も、らしい感じです。
髪の毛は1本に見えてしまうアングルです。
オバケのQ太郎を下から見ると
グレーのギミックの足には内側の
前後に2本ずつツメが在り倒れ難くなっています。
奥のボディ?部分には凸モールド
で、MEDE IN JAPANの文字が
刻印されています。
オバケのQ太郎のゼンマイの
キーは、紙にくるんで箱に
入っていました。
当時は、まだ子供にお菓子を
あげる時も、紙にくるんであげる
なんていうのは普通で、飴が1つ
ずつビニールに梱包されるのなどは
もっと先なので、特に違和感は
無かったのですが、今見ると・・・
ある意味斬新です。
おそらく金属の油がQ太郎に着か
ないように紙にくるんでいたのだと思います。
ゼンマイのキーも、まだ軽量&材質
削減の丸穴などが空いてない頃のゼンマイキーです。
箱絵は、とてもかわいく
藤子不二雄が書いたと思われる
ものや、トレースしていて、少し…
というものが混在している感じです。
箱の4面に描かれているのは
今では、逆に玩具本体と共に貴重な箱です。
空き缶を蹴るQちゃん
少年サンデーの告知が入っています。
かなり藤子先生が書いたまま?
と思えるような絵のQちゃんと正ちゃんです。
Qちゃんは、かなり原画に近い
線に見えますが、正ちゃんはちょと…
これも、Qちゃんは、かなり原画に
近い線に見えますが、正ちゃんは
あまりよろしくない画です。
箱の上には、トミーのマークと
当時の小学館の版権シールが
貼られていて
オバケのQ太郎ではなくて
オバQと略してあるのがすごいです。
57年超えてもメンテナンスの御蔭で
オバケのQ太郎も箱も綺麗で元気に保っています。
■トミー・ゼンマイ歩行シリーズ
●MINO-PET(ミニペットシリーズ)
・サラリーマン 120円
・ポリスマン 120円
・カーボーイ 120円
・G・I(歩兵) 120円
●マルサン提携*
・世紀の大怪獣ゴジラ 160円 茶色
*あかちゃんシリーズもピンクオレンジで販売。
●ミニチチアシリーズ
・オバケのQ太郎 150円
〇ウルトラマン・ウルトラQシリーズ
・ゴメス 150円 紺色
・ゴロー 150円 茶色
・パゴス 150円 茶色
・ぺギラ 150円 緑*
・ガラモン 150円 緑色*
・ラゴン 150円 青・水色
・ウルトラマン 150円
*ソフビがマルサンでゼンマイ歩行ギミックがトミーで
同じキャラが、マルサン販売側は青いテレビの窓空の箱で販売され
トミーはオバケのQ太郎と同じオレンジ帯の白箱で販売されました。
*マルサン側はピンク色で型違いなのでピグモンとも言われる。
*ぺギラも型違い茶色があるが、同じ型も両社・両箱デザインで販売された。
*マルサンのあかちゃんシリーズは、同じソフビと色違いの箱ですが
ゼンマイ歩行では無い。このシリーズが先だったソフビは足の下に
歩行ギミックの足がある。
〇ジャイアントロボ
・ジャイアントロボ 200円 水色
・GR2 200円 青色
・GR3 200円 黄色
・ギロチン帝王 200円 青・黄色
■メーカー・MAKER トミー ■発売・Sales Year 1966年 ■登場作品 オバケのQ太郎 ■当時価格 1380円 ■製品仕様 全長サイズ約9cm |
オバケのQ太郎 1 てんとう虫コミックス ISBN-13 : 978-4091420480 詳しく見る。 |