メカニコング・ソフビ【182】

Introduction of Japanese toys
mechani Kong (King Kong Strikes Back)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー182は、1983年に山勝から
発売された、電子怪獣メカニコングソフビレビューです。

キングコングの逆襲

1967年7月22日公開 上映時間は104分

東宝創立35周年記念作品

キングコング対ゴジラで得たキングコングの使用権
が、5年間有効だった事から、ゴジラ以外に製作された特撮作品です。

その中に登場する大怪力怪獣 キングコング
対峙する電子怪獣 メカニコングが、オリジナルキャラとして登場しています。

その為、キングコングの商品化とは別に
メカニコングは、東宝の版権で商品化可能なキャラになっています。

■2体のメカニコングの謎

メカニコングの作中で使用したスーツは
長く2体(2種)あると言われていましたが
実際には1体しか製作されていない事が解り訂正されました。

その要因は、作中ではメカニコング1号機と
2号機が作品のストーリー上出て来るので、2体存在しています。

東京タワーのシーンでは肩のパーツを動きから
外した為に、厳密な見た目んも違う
メカニコングが映っている事から、2体のスーツが製作されたと言われていました。

ですが、ソフビなど商品化されたメカニコング
や、怪獣図鑑などには、1号機と2号機と言う
記載や区分は無い変わった存在のメカ怪獣です。

1号機と2号機のビジュアル的な違いは
腰に爆弾ベルトをしているのが1号機
2号機は装備していないのですが
マルサンブルマァクのソフビは
メインのメカニコングでは無い、1号機を商品化させています。

また、メカニコングと言う名前は
メカニカルコングの略ですが…「カル」くらい
なら、略さなくてもと思います(^^:

プレミアムコング

商品化が少ないのもありますが、出来が良い
ソフビなのと、キングコングというメジャー
キャラと、東宝特撮・円谷英二の作品と
言う事などからも、山勝のラインナップでも
最も高価なプレミアが着いている1品で
1万円以下ではGET出来ないソフビになっています。

正面は、マルサンブルマァクからすると
圧倒的に作中のメカニコングに近いフォルムを持っています。

当時の山勝のゴジラなどからしても
リアルに感じるフォルムで驚いたソフビで
カラ―もマルサンブルマァクから
リアルなシルバーの包み塗装なので
予算や手間など贅沢な1体です。
*成型色はグレーで、全てシルバーの塗装で包んでいる。

横から観ても、ちゃんと姿勢がわるく
マルサンブルマァクの直立と違い
メカニコングらしい姿勢にしています。

頭部やボディのバランス、手の長さ
胸の厚みも、格段に進歩しています。

腕も細かいモールドや凝った造型も
マルサンブルマァクを受け継ぎ略さずに造型しています。

真後ろから観ると、シンプルですが
いい意味での、がに股の再現が
素晴らしく、足首から下を大きくせずに立たせています。

足の指や踵など、当時としては細かい造形で再現されていました。

メカ二コングの可動は腕の付根足の付根が可動します。

腰(ベルト部分)は、接合されて
いるので、少し動きますが・・・
楕円の変形率的にも殆ど動きません。

足の裏は成型色のグレーが解ります。

右足に「東宝」「(C)東宝映像」
刻印がモールドされています。

左足には、モールドは無く
版権シールが、貼られているのと
*貼られて居ないのがありました。

*版権シールがゴジラのシルエットだったので
ゴジラシリーズでは無かった誤解?かもしれません。

37年を経ても、メンテナンス
御蔭で、メカ二コング
かなり綺麗に保って元気です。

山勝ソフビ・ゴジラシリーズラインナップリスト

●電子怪獣 メカニコング

身長:20メートル
体重:1万5千トン

製造・ドクター・フー

エレメントX採掘ロボット

造形
頭部 利光貞三
胴体 八木康栄

スーツアクター・関田裕

■メーカー・MAKER 山勝(YAMAKATSU)
■発売・Sales Year 1983年
■当時価格 500円
■登場作品 キングコングの逆襲(東宝)
■製品仕様 全長サイズ約14.5cm


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