ゴジラ玩具の進化形!ソフビ!
Introduction of Japanese toys
GODZILLA (YAMAKATSU)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー80は、1983年に山勝から
発売された、ゴジラソフビのレビューです。
メーカーの山勝も、レビュー41での
キングギドラや、ゴジラ、モスラなどの
ソフビを発売する前は、駄菓子屋玩具や
消しゴムのゴジラシリーズなど東宝怪獣
を固定ポーズで発売していたメーカーでした。
このソフビも東宝のゴジラ(1994)映画
製作が本格化するのに合わせて公開前に
発売したモノですけども、ウルトラマン
80が終了して、玩具店から怪獣が姿を
消していた時期なので、キャラよりも玩具として新鮮な店頭販売でした。
見た目は眉毛の感じやボディのセンター
に、モールドされてる縦のラインからも
モスラ対ゴジラ(モスゴジ)に似せてい
るようですが、全体が細身な感じで
昔の海外で販売された有名なオーロラ社
のプラモデルのゴジラに似てると言われます。(下写真)
同種・同サイズに、背ビレが銀では無く金色
が吹いて在るタイプも在りますが、銀が先に
販売されました。
オーロラ社(モノグラム社)プラモ箱写真です。
*オーロラ社はキンゴジが元と言われ、倒産
後に、モノグラム社が金型を引き継ぎ販売。
顔は細く、目の塗装は手塗り(筆)で
体の造形はモスゴジぽく、足の膝なども
モスゴジと言う感じは確かに少しします。
○○ゴジラ量産ソフビ造形化!
この1983年の発売年には…まだ玩具で
何の作品のゴジラか?…を明確にして
売ると言うような趣向が存在して無いの
と、ファンも、違いは認識してる人は居ましたが
同じキャラのゴジラとして観ているのが
普通な事だったので、今からすると
アバウトなゴジラも、その時代のゴジラ玩具の1つの姿です。
横から観るとポピーのキングザウルスの
ゴジラからすると、プロポーションが
かなり良くなっていて尻尾の長さも伸び
て、動きを感じる造形に進化しています。
ポピーのキングザウルス・ゴジラ(上)
これはこれで、可愛い造形ですけども
リアルなゴジラの食玩やソフビを見慣
れてる世代には、ゴジラ?と思えるくらい可愛いです。
真後ろから観ても背ビレもシッカリ造形
されて来ているのが解ります。
背ビレのシルバーは、発売初期よりも後
になると、頭部から顔の前の方にまで
吹かれ金色(版)も同じく顔の方まで
多く吹き付けられるようになって行っています。
斜め後ろからは、かなりリアルゴジラに
近い容姿を持った造形で、マルサン、
ブルマァク、ポピーからリアル造形への
進化のブリッジを担ったソフビなのが解ります。
37年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ゴジラも綺麗で元気に保っています。
■発売・Sales Year 1983年
■当時価格 500円
■登場作品 ゴジラ・シリーズ(モスラ対ゴジラ)
■製品仕様 全長サイズ約15cm
*頭部から尻尾の先端約18.5cm