ブルマァク・復刻ミニ・ギロン人【115】

Introduction of Japanese toys
Ultraman A(ace)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー115は、ウルトラマンAの5話に
登場する怪獣ギロン人(地底人)の
ブルマァク・ミニソフビ(復刻)のレビューです。

ウルトラマンA(エース)は、1972年4月7日~
1973年3月30日に、TBS系で放送された
円谷プロ製作ウルトラマンシリーズです。

それまでの地球に産まれた怪獣では無く
異次元のヤプールが送り込む、怪獣として
「超獣」というネーミングで登場させた
奇抜なデザインの怪獣が、作品の1つのポイントでした。

このギロン人は、当時の金型で復刻した
復刻ブルマァクミニ怪獣シリーズHセットの1体で
怪獣図鑑などのラインナップ的には「怪獣」
見た目は、宇宙人ですが・・・
この辺りが、1972年当時ぽいのかもですが?
地底人です。(^^: 地底に巨大要塞を築く為に
*怪獣アリブンタを成長させようと、O型の血液の
人間を襲い、タックウルトラマンAに退治されます。

*アリブンタは、地底人が連れて来たのならば怪獣ですが
造型的には、ヤプールの合成怪獣・超獣のようなので
超獣と記載される事もも多く、定義的にもハッキリして
いない存在の怪獣です。
ブルマァク・復刻ミニ・アリブンタ【107】

ギロン人は元のカラーはグレー系&ホワイトですが
当時の販売カラーの、整形色がイエローだったので
今回は、近いオレンジの成型色で販売されたようです。

復刻は目がメタリックブルーで、胸にメタリックな
ライトグリーンの
2色だけでした。
髪の毛?がグリーンなので、その部分も
コミコミで吹きたかったのかもしれません?

販売当時のギロン人は、イエローの整形色
目と下半身がブルーで、胸と後頭部から伸びている
葉っぱのようなパーツに、ライトグレーが吹かれて
居ました。
同じ2色なのですが、塗装箇所の多さからか?
当時の方が少し豪華な気がします。
ただ、目のメタリックは復刻の方が圧倒的に
カッコよくなっています。

サイドから見ると、厚みの解釈が造形的
難しいのですけども、よく頑張って当時ソフビ化
したのが解るアングルです。
両手のハサミも、とても立体的造形されていて
拘りを感じます。

腕は稼働しますが、前に出すと…ハサミが重いので
自立はしません(^^:

背中から見ると、後頭部から伸びている葉っぱの
ようなパーツと、髪の毛、十字パターンの逆三角形の
部分や脇腹へのモールドなど、サイズ的には
スゴく忠実な再現がされています。

十字パターンの逆三角形の部分は、作中では
市松模様のようなパターンで、当時市販されていた
バスマットの柄を、まんま使用したそうで
アリブンタとの2体登場の予算的な跡とも言えるかも
しれません(^^:

足の裏には、右足には(C)円谷プロ
ブルマァクと彫られていて
左足には、ウルトラマンAギロン人
左右に2つずつ入れられています。

これは、おそらく当時の仮面ライダー怪人
このサイズで売れていた為と、見た目に
当時の大人には、怪獣には見えない=
ウルトラマン(A)の怪獣では無いと判断されて
しまうのを防ぐ為に、ウルトラマンAの文字を
入れたかったのだと思います。

 ギロン人のサイズの謎?

ギロン人は、この復刻ではミニサイズソフビ
セットで売られていますが、腕が稼働するので
ミドルサイズに分類されていました。

ファンやコレクターなどの区分なのですが
腕が稼働する事と少しサイズが大きいので間違いなく
ミドルサイズと言われる要素を備えた1体です。

同作品に登場して、ウルトラマンAゾフィーと戦う
2体ですが、写真のように明らかにギロン人は大きいサイズです。

不思議なのは、このサイズの関係がスタンダードサイズ
ソフビでも同じく、ギロン人は少し大きく
アリブンタは、他のスタンダードサイズの怪獣と比較すると
小さいサイズでリリースされています。

スタンダードだけなら、素材の原料(原価)
調整のサイズなのか?とも思えますが
このミニサイズ(ミドルサイズ)でも、同じく
サイズが違うのは、50年以上経っても謎のままです。

19年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ミニ・ギロン人綺麗元気に保っています。

ミニソフビとは?

当時は単品で100円で、子供がおこずかいで買える
設定で販売されていたソフビのおもちゃ
今の価値だと感覚的にも、200円くらいの玩具でした。

玩具店やデパートにも売ってましたが、駄菓子屋や
当時は、駅の売店などにも玩具が今よりも沢山
売っている時代だったので、売店などでも
販売されていました。

近年のガチャガチャや食玩の方が、造形も
カラーバリエーションも多いですけども
それらの小玩具の先祖のような存在で

その造形や、元の色だと殆ど茶色ばかりになる
怪獣にも、大胆なピンクなどの原色を使い
販売した味のある商品でした。

ギロン人

身長 3~46m
体重 600kg~2万6千トン
別名 地底エージェント
出身地 地底

ブルマァク・ミニ怪獣シリーズHセット 

ウルトラセブン、ウインダム、ベル星人(B)キララ、ギロン人
*ギララは同サイズでも小さく、ギロン人は頭1つ大きい。
*セブンはBと同ポーズでも異なるタイプ。

■メーカー・ブルマァク
■発売元 円谷コミュニケーションズ(現・円谷ドリームファクトリー)
■協力  鐏(いしずき)三郎
■発売・Sales Year 復刻・2002年2月 元・1972年
■当時価格 セット販売~単品7500円
■登場作品 ウルトラマンA(エース)
■製品仕様 全長サイズ約13cm