ナメゴン・ウルトラコレクション【556】

Introduction of Japanese toys
NAMEGON（UltraQ）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー556は、1983年に
バンダイが発売した、ウルトラＱ
第3話「宇宙からの贈りもの」に登場する
火星怪獣ナメゴンのソフビのレビューです。

ウルトラＱ　1966年1月2日～7月3日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンの前に同枠で放送された白黒作品
でしたが、テレビ映画として本格的な特撮作品
だった為に、全て劇場映画と同じ35ｍｍフィルム
を、使った迫力ある画像の作品になっていて、カラーライズ化も出来ています。

製作当初はアンバランスと言う自然界のバランスが
崩れたＳＦで花やモグラ、猿などが巨大化するのみでしたけども

途中から怪獣路線に変更し、ガラモン、ペギラ、
ゴメスなどの人気怪獣が作られる中、等身大のビルも壊さない
怪獣や、お金を食べるだけのカネゴンなども意外にも子供達に人気になります。

■ウルトラコレクションシリーズ

ポピーの足型が販売終了して、玩具店
から、ウルトラマンのソフビが消えてしまった
*1年強の時間で、ポピーの足型のように
大きな広告から発売予告も、殆ど無く

山勝のゴジラシリーズが並びだしたかと
思ったら、急に店頭に姿を見せたソフビ
シリーズで、その後、長い長い～販売時期
を更新するウルトラコレクションシリーズが1983年に幕を開けました。

*ウルトラマン80、1981年3月25日最終回後
その年の夏には、足型シリーズは略店頭から
姿を消していて、一部出版物記載のように
1983年に隙間なくバトンタッチはされてなく
ブルマァクからポピーと同じく空白の時期がありました。

最初は、箱に入ったウルトラマンと
ウルトラセブン、ミクラス、ウインダム
バルタン星人、レッドキングでした。

*怪獣は箱無しでヘッダーも袋入りでもない
販売差があり、足型との違いに少し驚きがありました。
*一部1987年頃ヘッダー袋入りも少数販売されます。

そんなラインナップのかなり初期から
ナメゴンは登場して、約10年の間に
色替えをしながら販売され続けて現在では10～20倍ものプレミアが付いています。

今回は、その最初期の1期のナメゴンです。

ナメゴンをサイドから見ると、とても
上手くディフォルメしていて、目の
長さも、長すぎず短すぎずで微妙な
長さに造形されています。

全身のシワ？のモールドもリアル感が
出ていて素晴らしい出来です。

ソフビとしては、構成は首？の下から
2パーツで出来ているのは凄いです。

塗装のブルーメタルックも宇宙らしく
茶色で抑えているのも、この当時の
まだリアルな塗訳ではない時代ぽく良い感じです。

ナメゴンを前から観ると、マルサンの
ナメゴンとは異なって、まっすぐ前を向いています。

目玉の下の伸びてる部分は、少し
太いですけども、2パーツなので
見逃せる太さです。

首？のメタリックブルーも、シッカリ
前にも吹いてあって良い味になっています。

本来は、首？に斑点のようなパターン
が、幾つか在ります。

目玉のセンターは半球状にくぼんで
いて、本来の撮影用のナメゴンの目玉
では、穴が空いてる部分なので、面白い造形です。

ナメゴンを後ろから見ると、背中の
イボ？が、少ないですけども
密集していて沢山に見える感じに
ブルーメタリックで引き立っています。

シワも尻尾？の先まで入っています。

ボディ下のヒレも、短いですけども
頑張って造形してあるのが解ります。

ナメゴンの可動は、首？の1ヵ所だけです。

ただ、可動の為の関着では無くて
造形上のソフビの抜きの為の分離
部分なので・・・回しても・・・変な感じです（＾＾：

ナメゴンを上から見ると、最も
ディフォルメ感が見られるアングルです。

背中のイボ？の配列やサイズ違いなど
がよくわかります。

ヒレは、ほんとどボディから出てない
のもよくわかります。

ナメゴンの裏（下）には、凹モールドで
左側を上にして、上から

（C）円谷プロ
ナメゴン
BANDAI
1983
JAPAN

と刻印が入っています。

ウルトラコレクションシリーズの
1期のナメゴンのタグです。

ウルトラQは、1期ではナメゴン
カネゴン、ガラモンの3体でした。

タグのナメゴンを紹介する側は
白黒作品なので、やや強引に
色が付けられています。

40年を超えてもメンテナンスの御蔭で
ナメゴンも綺麗に保っています。

■ウルトラコレクションシリーズ・ナメゴンラインナップ

・ナメゴン　1期（1983～1985）ブルーメタリック強

・ナメゴン　2期（1986～1988）ブルーメタリック少

・ナメゴン　3期（1989～1990）ブルーメタリック少・茶吹き違い

・ナメゴン　4期（1991～1993）整形色が少し紫でピンク吹

*1992～1993年に大幅なリニューアル・色替えが行われナメゴンはラインナップから外れます。

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