Introduction of Japanese toys
GARAMON(UltraQ)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー156は、ウルトラQのガラダマと
ガラモンの逆襲に登場する隕石怪獣のガラモン
のB-CLUB(復刻版)レビューです。
ウルトラQ
ウルトラQは、1966年1月2日~
1966年7月3日に、TBS系で放送された
円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。自然界のバランスが崩れた「アンバランス」と言う
番組に、怪獣の要素をプラスして「ウルトラQ」と
して放送、最高視聴率36.8%を記録します。日本中に怪獣ブームを巻き起こし、雑誌や
プラモデル、関連グッズも大ヒットで、テレビ番組
のマーチャンとしても画期的な作品になり
テレビキャラのソフビと言うジャンルを定着させる元になります。
■ガラモン?ピグモン?違い。
このガラモンは、ガラモンなのですが1966年
当時はウルトラQは白黒作品であった為に、
赤以外のカラ―も発売され…雑誌などカラ―の
写真も露出はしていましたが何故か? 赤は
ピグモンで、緑青などはガラモンと思っていた子も多く、玩具店もピグモンを下さいと言われると
今、赤が無いなどと言う「商品名」とは別に
カラーで名前が違う認識や販売、所有される変わった怪獣玩具でした。
作中では、ガラモンは設定上は大きく巨大な
ロボットでピグモンは、小さな生物の友好な怪獣として登場します。
逆に、怪獣のスーツとしてはゴジラのような
予算は無く大きなスタジオを使えないので
ダムを破壊する怪獣を撮影する為に、ガラモン
を小さくする事にした為に、スーツアクターは小人の方が入って演じてくれています。
その為、ガラモンはピグモンより小さく
ピグモンは科特隊など俳優さんとの芝居が
あるので、少し背を高くボディ(首周り)や
足を長くして、怪獣のスーツ的には反対に大きくなっています。
また単純に胸にマークが在るのがガラモンです。
ただ、元が強烈なデザインのガラモンの改造
なので子供の見た目の「形」としては同じで
良いヤツと悪いヤツの違いでした(^^:
またガラモンはクチの中に除き穴が在るので
クチが閉じると前が見えない為に、手で下顎を
押し下げる動作を繰り返しますが…
特に演出では無くて、前が見えないだけなので
すが、それが可愛く見えてしまいます。(^^:
●設定上のガラモン・ピグモンの違い
作中では、ガラモンは設定上は大きく巨大な
ロボットでピグモンは小さな生物の友好な怪獣として登場します。
ガラモンは、歩くとロボットなので
ガシャガシャ音がします。
ピグモンは生物なので、ピョンピョン跳ねて
生物的な鳴き声で、怪獣言葉を話ます。
手もガラモンと違い上下に動かし、生物的に
動かして、下唇(顎)をガラモンのように下げたりしません。
■尻尾の価値が700万円!
1966年にマルサン商店が発売した時は
「怪獣」なんて玩具にしても売れないのでは無いかと言う先入観から
当初販売した1期は600個程と言われますが
売れる事が解り、量産化された時にガラモンの
尻尾は可動した別パーツから、一体化された為に
一時期、尻尾の可動するガラモンのソフビは
700~800万円とも言われ、実際に500万円で
買ったマニアも居た程超ウルトラ希少な怪獣ソフビでした。
その後、復刻で尻尾が可動するタイプが発売
されますが、同時に胸のマークが消されて居ますので
もし、マルサン製のガラモンで尻尾が可動するなら
今でも、かなりの高額プレミア品です。
ガラモンを前から観ると、よく複雑な怪獣を
ソフビにしようとしたなと思いますが・・・
ちゃんとガラモンに見える事が凄いです。
下手したら、コレ何?と言う固まりになるかも
知れない程、今の技術でも完全に量産ソフビ
としてリリースするのは難しい怪獣なのに・・・
作中の不思議な愛嬌まで、ソフビに出て居ます。
しかもスーツに動く意味の*首は無いのに
左右に動く首を作ってしまってるのも凄いです。
*上から被せる別パーツ頭部。
サイドから見ると、足が前からよりも更に長く
見えるのと、かなり太くてデカいです(^^:
尻尾の反り具合も、当初別パーツにしたくなる
くらいのカーブなのが解ります。
*当時物は尻尾に気泡が入って居るモノが多い。
後ろから見ると、コレだけだとガラモンには
見えませんが、体中にあるトゲを1つ1つ造形し
パターンにしているのが解ります。
尻尾も長く大きいです。
可動は、首と手(ボディとの付根)が、回転
する形の別パーツで、足の付根が可動します。
このタイプは、マルサン・ブルマァクの
量産型なので、尻尾は固定で動きません。
胸のU字のマークは、本来は複数のガラモンが
居ると言うのを表す胸のマークで、1体1体違う
マークがバッチのように着けられています。
このマークはピグモンには在りません。
また、ウルトラセブンのユートムも
同じ1体のスーツを複数に見せる
演出の為に、胸のマークが異なる
ガラモンと同じ方法を使用したロボットです。
足の裏(下)には、右足にが凹モールドで
ブルマァクの刻印があり、
左足にはバンダイの文字が塗装で入って居ます。
オリジナルのマルサンは、右足に
(C)円谷プロと、1966と凹モール―ドで入って居ます。
また両足裏に、滑り止め?のような横線が足裏全体に入って居ます。
マルの中にSANの刻印は、右足裏の側面内側に入って居ます。
復刻ですが、既に21年を超えても
ガラモンはメンテナンスの御蔭で綺麗に保っています。
■ガラモン・オリジナルマルサン1~4期の違い・特調。
・1期・600個 尻尾可動、1回り大きい(元型成型)足が長く足裏膨らんでいて立ちにくい。
紺色、顔・腹部クリーム吹き塗装外側に緑吹き。
・2期・1期より小さい(量産型成型)緑成型色の略メタリックブルーの包み塗装。
顔・腹部クリーム吹き塗装外側の緑は無くなる。
・3期・赤成型色 顔・腹部クリーム吹き塗装のみ。
・4期・黄緑成型色 青吹き 顔・腹部クリーム吹き塗装のみ。
隕石怪獣ガラモン 身長:40メートル 宇宙怪人セミ人間8チルソニア遊星人)が ●武器 スーツアクター 高橋実 |
■ガラモンカラ―バリエーション
ガラモン 赤 4800円 1999年4月
ガラモン 青緑 4800円 1999年12月
ガラモン (畜光版) 5000円 2004年
ガラモン 濃緑 7350円 2007年 ワンフェス限定100個 尻尾可動*胸マーク無し
ブルマァク復刻10周年記念 yahoo!BB限定ガラモン 6300円 2008年 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン 青緑メタリック ブルマァクヒストリーBOX限定 6300円 2010年★尻尾可動
ガラモン 赤 6300円 2011年 ウルトラマンアート展限定150個 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン 緑 15000円 2012年4月 スーフェス限定 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン 赤 6300円 2013年4月 愛知特撮博物館限定 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン 緑メタリック 2013年9月
ガラモン 黄緑 福袋(16200円)内 2014年12月 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン クリア(緑) 6000円 2016年2月*ワンフェス限定 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン クリア(緑) 6480円 浅草花やしき 2016年2月 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン クリア(明緑) 7180円 受注販売
ガラモン スカイツリー限定カラー(クリア青)6480円 2016年6月 尻尾可動*胸マーク無し
ガラモン クリアレッド 7560円 2017年8月*セブン50年記念
ラッキーガラモン 黄緑 パワーストーン付 7500円 スーフェス限定 2018年9月
ラッキーガラモン 黄緑 パワーストーン付 8100円(税込)受注販売 2018年10月*
ガラモン 赤茶 セミ人間付 8500円 受注販売 2019年6月*
ガラモン 緑メタリック セミ人間付 9180円 墓場の画廊 2019年7月
ラッキーピグモン(リング付)ピンク 7020円(税込)2017年8月*セブン50年記念*胸マーク無し
*予約締切日
★限定500セット19950円に購入特典券付・BOXは2009年
他。M1号からも多数のバージョンが発売されました。
■メーカー・バンダイ(オリジナル・マルサン)
■発売元 (株)バンダイ・ホームプロダクツ事業部
■発売・Sales Year 復刻・1999年4月 元・1966年(マルサン)
■当時価格 4.800円
■登場作品 ウルトラQ(1966年)
■製品仕様 全長サイズ 約22㎝
ガラモン ソフビ完成品 ASIN: B000S6GU4G 30cm 詳しく見る。 |
ガラモン 完成品 フィギュア |