パゴス・ウルトラ怪獣シリーズ【186】

Introduction of Japanese toys
PAGOSU（UltraQ）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー186は、ウルトラQの
虹の卵に登場する地底怪獣パゴス
のB-CLUB（復刻版）レビューです。

ウルトラQは、1966年1月2日～
1966年7月3日に、TBS系で放送された
円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

自然界のバランスが崩れた「アンバランス」と言う
番組に、怪獣の要素をプラスして「ウルトラＱ」と
して放送、最高視聴率36.8%を記録します。

日本中に怪獣ブームを巻き起こし、雑誌やプラモデル
関連グッズも大ヒットで、テレビ番組のマーチャンとしても
画期的な作品になり、テレビキャラのソフビと言う
ジャンルを定着させる元になります。

■バラゴンのＤＮＡ

パゴスは、マニアには有名な東宝のバラゴンの
首から上を改造した怪獣で、ソフビは2本足で
立って居ますが、作中でも4本足で地面を
はっていたり2本足で立ち上がりもします。
2足歩行なのか？4足なのか？どちらなのか解らない怪獣です。

それは元のバラゴンもフランケンシュタインと
戦うことから、立ち上がるので、どちらか解ら
ないＤＮＡを引き継いでいます。

その後、ウルトラマンで、ネロンガ、ガボラ
マグラに改造されますが、ネロンガ、ガボラも
2足歩行なのか？4足歩行どちらなのか解らな
い動きをする怪獣として登場し、ウルトラマンと戦います。

パゴスを前から観ると、ペギラや
ガラモンと同じく、足が大きく
腕は細く造形されていて、2足方向のパゴスという感じです。

オリジナルは茶系にシルバーが
略包み塗装として吹かれたボディ
でしたが、この復刻は成型色を基準にしています。

足の爪は、当時よりもハッキリ
「爪」を塗装しています。

サイドから見ると、パゴスらしい
フォルムで、尻尾は短いですが
面白いバランスのマルサンらしいソフビです。

尻尾は短く固定ですが
モールドは、面白いリアル感があります。

後ろから見ると、背ビレの左右の
間にイエローが吹かれています。

当時のマルサンでは、間では無く
外側にカラーが吹かれていたので
変った印象になっています。

可動は、首と手（ボディとの付根）が
回転する形の別パーツで、足の付根が可動します。

手の爪も、当時よりもハッキリ「爪」を塗装しています。

足の裏（下）には、左足に凹モールドで
ブルマァクの刻印があり
下にバンダイの文字が入って居ます。

右側には、旧・マルサンの刻印を
オミットした跡が残って居ます。

オリジナルのマルサンは、左足は
何もモールドされていませんでした。

22年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
パゴスも綺麗で元気に保っています。

■パゴス　スタンダードソフビラインナップ

●マルサン

・パゴス　1期　濃茶色（銀吹）1966年～

・パゴス　2期　茶色（メタリックブルー吹）

・パゴス　3期　茶色（青吹）

・パゴス　*4期　茶色（青吹）牙など塗りプラス*3.5期などとも言う。

●ブルマァク

・パゴス　1期　明茶色（メタリックブルー吹）　1969年～
　*マルサン4期の塗りでボディ吹きは少ない。

・パゴス　2期　明茶色（青吹）*頭部吹

・パゴス　3期　明茶色（メタリックブルー吹）

●円谷エンタープライズ

・パゴス　明茶色（メタリックピンク吹き）1978年

●バンダイ・復刻

・パゴス　濃青　1999年　　4800円

・パゴス　蓄光版（金吹）　5250円　2004年

・パゴス　明青　（金吹）　21000円（4セット）2008年　

・パゴス　明茶色（グリーンメタリック吹）6000円　2011年　*限定

・パゴス　赤茶色（グリーンメタリック吹）6300円　2011年　*限定

・パゴス　赤茶色（黒吹）6300円　2011年

・パゴス　赤茶色（濃茶吹*略包み塗装・爪白）6300円　2012年

・パゴス　赤色（黒吹・爪銀）6300円　2012年

・パゴス　赤茶色（黒吹・爪銀）6300円　2013年

・アボラス450＆パゴス450限定　グレー12,600円　2014年　*限定

・パゴス　三期版　濃オレンジ（メタリック緑・金吹）　7700円　2018年

■メーカー・バンダイ（オリジナル・マルサン）
■発売元　（株）バンダイ・ホームプロダクツ事業部
■発売・Sales Year　復刻・1999年6月　元・1966年
■当時価格　350円　1999年　4.800円　ＮＯ.1891
■登場作品　ウルトラＱ（1966年）
■製品仕様　全長サイズ　約23㎝　

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