シーマリン号・ファヤ―マン【449】

Introduction of Japanese toys
Sea Marine （Fireman）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー449は、ファヤ―マンに
登場するSAFのメインメカシーマリン号
を、1973年にポピーが発売した
フリクションプラトイのシーマリン号のレビューです。

*ポピー・当時のバンダイのマスコミ系玩具のブランド名。

ファイヤーマン

1973年1月7日～1973年7月31日　全30話。

日本テレビ系列局 (NNS) 円谷プロダクション・萬年社共同製作

TBSのウルトラマンA～ウルトラマンタロウ

NET（現・テレビ朝日）のジャンボーグA

タロウとジャンボーグAに対して
日本テレビが特撮ヒーロー番組を
送り出した作品で、円谷プロ創立10周年記念番組の1つ

小松左京の「日本沈没」が話題になった
時期で、マグマエネルギーのヒーローとして活躍する、怪獣モノでしたが

日曜の18:30からの放送枠だった事で
裏番組のサザエさんに勝てず
第2クールの火曜19:00のサンダーマスク
放送終了後に引っ越した為に
視聴率は平均6～7%で当時として低く全30話で終了してしまいます。

最初から火曜19時だったら、もう少し
よかったのかもしれませんが？
円谷プロらしい特撮やメカニック描写もあり、今でも根強いファンがいます。

■マグママンとシーマリン

ファイヤーマンは、海外の英語圏
では、消防士を意味しますので

この作品のヒーローやタイトルは
「マグママン」Magma Manとされます。

なので海外に日本特撮ファンはマグママンと言います。

マグマ大使と、ややこしいのですが…(^^:

シーマリン号と言うのも…
当時のカタカナ英語の響きで命名したようで…

シーも、海で、マリンも海（海洋）
なので、英語圏の方には…
解かり難いネーミングになっています。

作品モチーフに日本沈没があるので
他のウルトラマンの防衛隊と違い
主力メカが潜水艦のシーマリン号になっていました。

*日本沈没・しんかい2000など海底
からの地震調査をメインに描かれた。

良い方向に意味を解釈すれば

シー（sea）＞海は、小さい区域や近海を意味して

海・Ocean（オーシャン）は広い
意味での海（全般）に使われます。

マリンとは、海洋の他に海軍に
使用される事もあるので

近海区域の海軍の号とも、強引に解釈もできます(^^:

シーマリン号をサイドから見ると
魚モチーフなのは解りますが…
何の魚なのかは…考えない方が
よさそうです。

作中のシーマリン号は、もっと
濃いブルーで紺色とも言える
カラ―で、アンダーボディがレッドになっています。

●箱写真

子供向けの玩具なので明るい
ブルーになっていますが
赤は、厳密には無い事は無い
のですが、サイドからは見えません。

濃いブルーだと本来は海の
画像で解り難いカラーですけども
ウルトラセブンの警備隊メカ
ハイドランジャーが、既に
実証済なので採用しているよう
ですけども、子供番組なのに
形だけ子供向けの不思議なメカです。

ただ、そのアンバランスから
面白いメカであり、変に…
リアルだった事から、コアな
ファンには人気の円谷メカです。

玩具なので、ボディにカラフル
なシールが貼ってあります。

シーマリン号をななめ後ろから
見ると、ボディの上部とサイド
の下部に、スリッドが1列に入っているのが解ります。

艦橋部分のウイングや後方の
左右、上部のウイングが
解かりやすいアングルです。

リアはシルバーメッキに塗装されています。

シーマリン号を後ろから見ると
飛行出来そうな、ウイングを
備えているのが解ります。

玩具としてはフリクションの
動力機能を持っているので
ボディ形状的に後方を支える
コマが1つリアに見れます。

このコマも、本来の作中の
シーマリン号のボディ下部が
レッドで在るからか？コマの
色を目立たないボディと同色
のブルーでは無く、レッドにしています。

シーマリン号を前から観ると
顔ぽくて、可愛いメカになっています。

目と鼻？に見える部分は
クリアオレンジの別パーツで
出来ています。
鼻？が濃いように見えるのは
光の加減で同じクリアオレンジです。

シーマリン号の裏側から見ると
ボディ前方向に、ゴムタイヤが
2輪あり、フリクション機能で走行可能です。

*フリクション・チョロQと基本
同じですが、もっと大きな動力パワーがある。

またボディ下部がレッドなので
フリクションパーツの蓋も
レッドのパーツで、ボディと同色ではありません。

赤い蓋部分には
ポピーのマークと、その下に
（C)円谷プロ
と、凸モールドで刻印されています。

その下のネジはプラスネジ
2本が使用されています。

*プラスネジ・ホンダの本田宗一郎が
70年代に日本に持ち込んで使用し
玩具でも使用されるようになる。
その為、古い玩具にはマイナスネジしか無い。

シーマリン号の艦橋上には金属
のパーツで、伸びる潜望鏡が
あり、手動で伸ばす事が出来ます。

不思議と固くもなく、緩くもなく
引き出して、どの長さで止めても
落ちずにホールドできます。

玩具としては面白い機能ですが
潜望鏡ではなく、ラジオなどの
アンテナの先端パーツの流用したと思います(^^:

シーマリン号の箱は、前側は
窓になって、玩具自体が見える
使用の箱になっています。

また主役のファイヤーマンを
右下斜めから大きく目立つ
ように、印刷していて、箱も
黄色と赤で目を引くようにしています。

後側もシーマリン号では無く
1話の*恐竜ドリゴンと戦う
ファイヤーマンを、ピンクの
背景に赤と黄色で目立つ使用にしています。

箱の下側には、シーマリン号
どころか、円谷作品でも無い
*ジャンボマシンダーの宣伝に
ポピ二カのホバーパイルダー
仮面ライダーV3のハリケーン号
の宣伝に、V3の変身ベルトの写真があり

更に文字で
仮面ライダーサイクロン号
キカイダーサイドマシーン
超人バロム・1マッハロッド
仮面ライダー変身ベルト
超人バロム・1変身ベルトの
宣伝も入っています。

大人目線で見ると、かなり
エグいのですが、子供には
けっこう嬉しく楽しい箱でした(^^:

*ファイヤーマンは当初は恐竜と
戦いますが、数字がよく無いので
恐竜＞怪獣＞宇宙怪獣
と、変化していきます。

*ジャンボマシンダー1973年
から発売で、未発売のテスト
のマジンガーZの写真も使用
されているので、当時の玩具
発売はテレビ放送から先行は
しないので、1973年4月～
辺りの発売だったと推測されます。

49年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
シーマリン号も綺麗で元気に保っています。

ファイヤーマン DVD-BOX 時間 : ‎12 時間 30 分 ASIN ‏: ‎B00006S25G 詳しく見る。