Introduction of Japanese toys
super car card・famous car in the world
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー510は、1977年に全国的
に起きたスーパーカーブーム時期に
丸昌から発売されていた
スーパーカーカードのレビューです。
■スーパーカーブーム
1975年から少年ジャンプで池沢さとしが
連載した漫画「サーキットの狼」は
徐々に人気が出だして
1976年に単行本化され、76年後半には
ジャンプにもスーパーカー特集が組まれ
駄菓子屋に、スーパーカーカードやメンコがガチャガチャに、スーパーカー消しゴムが
入り、日東化学からサーキットの狼に
登場するスーパーカーを、漫画のキャラを箱絵に入れたシリーズが大人気にコカ・コーラまでが王冠の裏蓋をめくると
スーパーカーの絵が出て来るオマケで売れ
子供達がカメラを片手に国道に出て
スーパーカーを撮影するブームが起きて写真屋さんも忙しくなる程ですが極めつけは「対決!スーパーカークイズ」
と言う30分のテレビ番組が1977年7月から
現・テレビ東京で放送されると、大人気になり
関東ローカルから、全国各地のテレビ局で
日時は違うテープネット放送ですが広まり全国的な大ブームになります。
■丸昌
株式会社 丸昌 1971年（昭和46年）設立
カプセルトイや、カードなどで有名
「東京丸昌」と印刷されていた時期もある。
カルビースナックに付随したライダーカード
に対して、10円で引く袋閉じのカードを販売
特撮やアニメ作品を続々リーリースして
スナック販売よりも、メインのカード販売に
なり、丸天と共に駄菓子屋などの子供の
カードに欠かせないメーカーになりま
現在もカプセルトイなど多くの玩具を販売しています。
*昌印のウルトラセブンなど71年前の作品は
71年～の販売です。
スーパーカーカードには、他のヒーロー
モノのカードのように、ヒーロー以外が
出たらガッカリで、ヒーローが出たら
嬉しいと言う程の差は無いのですが…
やはりスーパーカーブームの花形の1つに
なるのがランボルギーニで、中でも
カウンタックはNO.1の人気のクルマでした
ので、カウンタックは当たりに近いクルマでした。
カウンタックは、ある意味日本語で
イタリアではクンタッチ（Contacc）と
言い、驚いたと言うような意味です。
アメリカではクゥンターシュと言うので
海外では通じない場合があります。
またガルウイングも、ベンツ300SLの
影響からか？日本では上に跳ね上がる
ドアを何でもガルウイングと言いますが
カウンタックのドアはシザースドアと
言うのが正しい。
カードの入った箱も、カウンタックの独占だったりします。
もう1つの花形は、イタリアのフェラーリ
で、当時の1番人気は512BBが人気であり
カウンタックLP400のライバルのように扱われていました。
実際には、カウンタックLP400の方が
壊れずに給油の範囲であれば、512BB
の上で、ライバルとしては当時のスペック的には差がありました。
ポルシェは、今でもドイツを代表して
世界のベンチマークでもある911を
造り続けているメーカーですが…
このスーパーカーブームの頃は、今から
すると意外かもですが？もう911は過去
のポルシェで1973年に911から928へと
シフトするとしていた時期なので
子供の人気と大人の見方にも違いが
在るので、911は…あまりカードに
ならずに928やレーシングカーの
ポルシェが多く印刷されています。
逆に当時は人気が凄かった
デ・トマソ・パンテーラでした。
世代が外れてる方は、知らないかも
しれません(^^:
イタリア製ボディにアメリカ製の
大排気量エンジンを搭載した
イタリアのデ・トマソの3代目の
スーパーカーが、パンテーラで
パンテーラGTSや、パンテーラGT4
などのバリエーションが存在し
大人の受けの方が強く、子供には
どれも…パンテーラで、人気も
中の中と言う感じでしたけども
好きな子もいた微妙な存在でした。
また、スーパーカーカードの
面白さの中には「え？何これ？」と
言うスーパーカーが出て来る事でした。
スーパーカー世代の人は、略メイン
のクルマは即答できますが…
今、見ても…なんだ？と言うクルマです。
上のようなフェラーリ308では無くて
308GTレインボウベルト―ネで
1976年のトリノモーターショーで
ガンディーニが披露したクルマで
今で言うコンセプトカーとも言えます。
アルピーヌルノーA310なども
外観の少し使用が異なるクルマが
毎年、少数販売されるので…
A310？？？と思うも、よく解らない
クルマも、スーパーカーとして
時々出て来ては、子供達を戸惑わさせました。
今では、トヨタ2000GTをスーパーカー
と言っても、それ程違和感は無いの
ですけども、当時はサーキットの狼に
出ていますが、日本車と外車の性能差
を、誤解も含めて大きく見ていたので
あまり2000GTが出ても喜ぶ子供は少なく
BMWも、やや微妙なポジションでしたが
一応、スーパーカーに入れてた子供は
多くいましたけども…当時の子供の
BMW（ビーエムダブリュー）の言い方は
「べーエムべ」でした(^^:
ベームベーとか、ベンべと言う人も居て
今でも、還暦過ぎた方で時々BMとかでは
無くて「べーエムべ」と言う方がいると
驚きますが、ギリギリ意味は解ると言うか
想い出す事ができますが、Z世代には
もう、なんだか解からないなぞのワードですね(^^:
アルバムは、他のカードと同じく裏に
「当たり」や「ラッキーカード」の
記載が在ると、店舗で貰える方式でした。
時期的には1・2・3等などがプリント
されていて、スーパーカー消しゴムや
大きなサイズのカードが貰えるなどの
当たりも設けられたりしました。
| ■メーカー・丸昌・他 ■発売・Sales Year 1977年 ■当時価格 1枚10円 *アルバムはラッキーカードなどの非売品 ■製品仕様 カードサイズ 約6㎝×5㎝ |
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