スーパーカー消しゴム【173】

ntroduction of Japanese toys
Super car eraser

ホビービルドプラス宇宙九太です。

今回の玩具レビュー173は、スーパーカー
ブーム時に、主にガチャガチャで販売
された、スーパーカー消しゴムの比較レビューです。

HBR-9の動画・スーパーカー消しゴムガチャガチャ10円時代スーパーカーブームとは?

*ブラウザなどで読み込みが遅い場合は画面下「YouTubu」の文字をクリックして別ウインドゥでの視聴を御薦めします。

■スーパーカーブーム

1975年から少年ジャンプで池沢さとしが
連載した漫画「サーキットの狼」は徐々に人気が出だして
1976年に単行本化され、76年後半には
ジャンプにもスーパーカー特集が組まれ
駄菓子屋に、スーパーカーカードメンコ

ガチャガチャに、スーパーカー消しゴム
入り、日東化学からサーキットの狼
登場するスーパーカーを、漫画のキャラを
箱絵に入れたプラモデルシリーズが大人気に

コカ・コーラまでが王冠の裏蓋をめくると
スーパーカーの絵が出て来るオマケで売れ
子供達がカメラを片手に国道に出て
スーパーカーを撮影するブームが起きて
写真屋さんも忙しくなる程で

極めつけは「対決!スーパーカークイズ
と言う30分のテレビ番組が1977年7月から
現・テレビ東京放送されると、大人気になり

関東ローカルから、全国各地のテレビ局で
日時は違うテープネット放送ですが広まり
全国的な大ブームになります。

消しゴムの形

消しゴムは、基本的に四角で紙のケースに入っているモノでした。

それに色や臭い(香)が着いた
タイプなども売られて行きましたが
まんがやアニメなど、キャラモノなど
形になったモノは、略存在せず

唯一、ワンダースリータイヤ型
乗り物メカの消しゴムは在りましたが
ドーナツ型ですので、複雑な形状では…ありませんでした。

ホビー的な消しゴムでヒットしたのは
野球消しゴムと呼ばれた6角形のモノが
在りましたけども、ケースに遊びがある
サイコロ的なタイプで、消しゴム自体
形状は複雑とまでは行きませんでした。

ですが1976年になると、ドカベン(1976年)
の消しゴムが、人間の形状で大きめな
ボールが着いて1袋50円で販売され

秘密戦隊ゴレンジャーのキャラも
同じく50円で販売され始めます。

*ゴレンジャーの放送は75年から

ただ、価格と種類の少なさから
ヒットとかブームと呼べる商品では
ありませんでしたけども、キャラ
変えて継続する文具ラインナップになります。

ただ、あまり「消えません」でした(^^:

元祖キン消し・スーパーカー消しゴム


1期10円*地方では20円~

昔のガチャガチャは、金属とガラスで
金属のハンドルの上にコインを入れて回すタイプでした。

カプセルも小さく、透明のプラ製
半分と、塩ビのカラ―の柔らかい半分で
構成されていて、半分見えそうで見えない
透明と、塩ビで柔らかいので開けやすい工夫のカプセルに入っていました。

1期は、ずんぐりしたフォルム
少し小型で、よく見るか…裏の文字
頼りに・・・何のクルマか?
当てるような出来でしたけど(^^:
それでも、人気なのがロータスヨーロッパ(上のでした。

続いて販売形式を変えて登場したのが
ガチャガチャのアイテムとして
スーパーカー消しゴムが、10円で販売
されて、コレが大ヒットになります。

*地方は20円時期からのところもある。

フィアット191、ロータスヨーロッパ

それまでのガチャガチャは、当たり
言われる商品、例えば金属の銃に火薬を
入れて、パンと音が鳴るとか、火花が
散るだけの金属のミニライター
10個に1個も出れば良いような、当たり式
はずれに、スーパーボールがい骨
カラ―サイコロなど、入っていて
はずれだと、ただガッカリするだけの
ガチャガチャでした。

ところが、スーパーカー消しゴム
全てがスーパーカー消しゴムなので
目当てのクルマ以外でも、友人と交換
出来たり、同じカウンタックでも色違い
集めたり、交換出来る事から大ヒットになります。

また、名目が消しゴムなので、筆箱に
入れて学校に、おもちゃを持って行ける事もヒットの要因でした。

この頃はスーパーカーブームで、下敷
筆箱も、色鉛筆、鉛筆の柄なども
スーパーカーなので、堂々と筆箱に入れていけました。

この小さな形の色違いの消しゴムを
子供が集める大ブームは、キン消し以上で
あり、この「パターン」が行けると言う
流れから、怪獣消しゴムキン消し繋がって行きます。

2期・リアルフォルムに意外なアイテム

ポルシェ930ターボ、935

2期になると、スーパーカーフォルム
リアルになりスリムな形になります。

ですが、値段が倍の20円になります。
けども、フォルムとラインナップ
大増加した為に、ブームは加速します。

そして予想外な文具が売れ出し
メーカーも、???驚いたのが、ある
ボールペンが、子供達に売れ出す現象が発生
しますけども、どれでもいいわけでは無く
「BOXY」ボールペンだけが売れ出します。

コレは、ペン先を出したノックピン
オレンジ色の解除ボタンで、元に戻る機能を
利用して、スーパーカー消しゴムを走らせる
動力源として使われる事になります。

遊び方は、1回のみの距離が長い方が勝つ
パターンと、長い距離を到達するまで
なんども弾いて、ゴールするタイプ、

コースを、はみ出さずに1周するなどが
流行りで、反則技とも言われるタイヤ
セメダイン塗り滑りやすくする行為や

ボディの中(下)を削って軽くする行為
ボールペンバネを2つにして強化する
など、様々な技が開発されました。

そんな事に使うとは知らず、大人は
ペンを買うからと、資金援助してしまいます。

また、フォーミュラー(F1)も追加されます。

このブームの勢いに乗り…調子に乗り
50円の袋売りのスーパーカー消しゴム
特大の200円サイズまでもが、発売されますが
コレは、BOXYで弾けないので売れませんでした。

BOXYのボールペンは、今でも
販売はされて居ますが、なかなか
取り扱っている店舗が少なく
大きな文具店などでも、見つけるのが
困難ですが、ネットでなら簡単に買う事が出来ます。

1本からも買えますが、送料などから
5本セットが、お得だと思います。

三菱鉛筆 ボールペン
BOXY 黒
ASIN B01H8HFC46
詳しく見る。

1期から進化してモールドも細かく入ったトヨタ2000GT

3期 バリエーションの勢い

マセラッティメラク、同メラク(クリア)

子供達の勢いは、カラーと種類にプラスし
クリアバージョンの登場で、それまでの
旧型のクルマも、クリアで再ラインナップされます。

ランチャストラトス

上手いのは、クリアタイプ
ガチャガチャの中に少なく、出るまで頑張る事になります。

ポルシェ930T、935

また、シルエットと言われる空力パーツ
外観が違うクルマのバージョンも追加されて
更にブームは加速していきます。

シルエットBMW(当時はベームベー

4期・マグネットメタル塗装

ややブームが下降してきた時には
これスーパーカー?と言うような普通の
国産車が入りだし、戦車なども混ざって来ます。

サバンナRX-7

また、磁石に着くと言うメタル塗装
バージョンも登場しますが
スーパーカーブームの加工と共に少なくなり

キャラ力が強い、怪獣消しゴムにシフトして行きます。

■メーカー・MAKER (株)コスモス・他
■発売・Sales Year 1976年~  
■当時価格  10~20円
■製品仕様  全長サイズ約2cm~2.5cm

マルティーニ ポルシェ 935ターボ
タミヤ(TAMIYA)
ASIN: B00187L8W8
詳しく見る。