Introduction of Japanese toys
KINGBOCKLE(Return of Ultraman)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー343は、帰ってきたウルトラマン
第50話「地獄からの誘い」に登場する
原始地底人キング・ボックルの
B-CLUB(復刻版)レビューです。
帰ってきたウルトラマン
1971年4月2日~1972年3月31日
TBS系で放送された円谷プロ製作の特撮番組です。スペクトルマンと共に、第二次怪獣ブームを牽引し
長いウルトラマンシリーズの中で、最も多くの
ソフビを販売、ラインナップした番組で
売る怪獣が足りない為に、番組後半には1話に
新しい2体の怪獣(怪獣・宇宙人)を登場させると
言うソフビ販売サイドからスポンサーとして
要求が実現する程の大ブームになります。
■キング・コロボックルとキングボックスの深さ!
まず厳密にはキング・ボックルが正しく
キングボックルではありません。
「・」は入るのが正式です。
それは多くのボックルが地下に居て
その王と言う意味なので
レッドキング的な意味とは異なります。
その為、当初はデザイン画などに
キング・コロボックルと記載されていました。
しかも放送の予告編ではキングボックスと
紹介されています。
出身地の設定も、その当初の設定から
地底30mというのと、地下30kmが存在します。
30mでは、ウルトラマンの身長以下ですが
元々伝説のコロボックルは小さい身長なので
設定された数字でしたが、怪獣としても
地底人としても、30mは当時も高層ビルが
建ち並んでいく時代に、やや無理があり
30kmに変更されましたが、今でも2種の
深さの記載が存在してしまっています。
■幻の高額プレミアム怪獣ソフビ
ブルマァクの怪獣ソフビの中のレア度では
ザラブ星人と並ぶか、TOPになる事も
あるのが、キング・ボックルで、3桁に届く状態も存在しました。
それは帰ってきたウルトラマンの
最終回1つ前の放送回ですけども
最終回はゼットンとバット星人だった
ことから、2代目とかスーツ違いなどは
商品化されない時代なので、バット星人が
ソフビ化を見送られたことから
事実上、最後の怪獣ソフビがキング・ボックルでした。
ですが怪獣らしくは無く、宇宙人的な
事からも、生産数が押えられ、数が少なく
ウルトラマンAでは、怪獣(超獣)の
スタンダードソフビが、大きく見直され
た事からも、とても貴重な存在になってしまいました。
その上、帰ってきたウルトラマンは
怪獣ソフビの商品化数が最も多く
コンプリートには、最大のネックになる
1体が、キング・ボックルになり
最後である事からも、細部の出来などが
熟成されていて、出来が良い事からも
幻の高額のソフビとして、コレクターや
マニアに求められたプレミア怪獣ソフビでした。
キング・ボックルを前から観ると
作品内に登場するキング・ボックルは
シックなカラーでモノトーンな
感じですが、ソフビはカラフルです。
オリジナルもブルーメタリックの
略包み塗装で腹部が赤と言う感じで
作中のキング・ボックルのカラ―
とは異なり、宇宙人的な感じでした。
造型的には、アンテナや足の付根
外側の突起も略さず造型しています。
キング・ボックルをサイドから見ると
首というか、頭部が前に出ています。
首?の部分で、パーツが分離している
斜め前傾斜の関着になっています。
足は・・・けっこう短めです(^^:
キング・ボックルの背中のパターンは
ガレージキットレベルの再現度に
なっていて驚きます。
この部分も、高額プレミアになった
要因の1つだと思います。
見のがしがちですが、足の付根の
内側のシワまでが忠実に造形して再現されています。
背中などの細かいモールドの
パターンは、ディフォルメソフビの域を超えています。
キング・ボックルの可動は首(?)と
腕の付根、足の付根が可動します。
作中のキング・ボックルのスーツは
首は左右には動かないで面白い可動が
再現できてしまうソフビになっています。
キング・ボックルの足の裏(下)には、左足に
凹モールドで、キングボックルと縦(前後)の
方向に入っていて、バンダイの文字が横向きに
内側にプリントされています。
右足には、ブルマァクの刻印が縦位置方向にあります。
オリジナルも、足の裏はバンダイの文字が
無いだけで同じです。
復刻ですが23年経ってもメンテナンスの
御蔭で、キング・ボックルも元気です。
原始地底人キング・ボックル 身長 2.5~50m 武器 激烈暴威ランチャー(30万度のエネルギー弾) 弱点 頭部アンテナ スーツアクター・森平、遠矢孝信(1ショット時) デザイン・井口昭彦 |
■原始地底人キング・ボックル カラ―バリエーション
ブルマァク
キング・ボックル(ベージュ)青銀・赤吹 1972年 350円
バンダイ
キング・ボックル(薄水色)青・黄色吹 1998年 4800円
キング・ボックル(ベージュ)黄色吹 1999年 4800円
キング・ボックル(赤色)青銀・黄色吹 2002年 4800円
キング・ボックル(水色)青・赤色吹 2014年 6480円 *通販
キング・ボックル(ベージュ)青銀・赤色吹 2015年 16200円 セット売
帰ってきたウルトラマン・ブルマァク【366】■メーカー・バンダイ(オリジナル・ブルマァク)
■発売元 (株)バンダイ・ホームプロダクツ事業部
■発売・Sales Year 復刻・1998年 NO.1834 元・1972年
■当時価格 4.800円 オリジナル・350円
■登場作品 帰ってきたウルトラマン(1971年)
■製品仕様 全長サイズ 約23㎝
![]() スタビライザー装備 完成品 ASIN : B01N9BFAJY 詳しく見る。 |