プラチク星人・ウルトラ怪獣ソフビ【350】

Introduction of Japanese toys
ALIEN PLATIC（Ultra Seven）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー350は、ウルトラセブンの第30話
「栄光は誰れのために」に登場するプラスチック怪人
プラチク星人のB-CLUB（復刻）レビューです。

ウルトラセブン

1967年10月1日～1968年9月8日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
ＳＦ色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマンが
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。

■成田亨最後のウルトラ怪獣プラスティクの侵略者

ウルトラセブンは、ウルトラマンと異なり
数字が上がらず、厳しい製作体制の中
改造怪獣は出さない規約から、恐竜戦車や
アイアンロックスなどの、東宝映画の残骸などを
利用したりせざる得ない状況になってしまいます。

本放送の数字がよく無いのは、宇宙戦艦ヤマトや
機動戦士ガンダムも、再放送後のブレイクだったり
するのと同じく、ウルトラセブンも右肩上がりの
ウルトラマンのように本放送は行きませんでした。

その事からも、残念ながらデザイナーの成田亨が
離脱する事になり、池谷仙克にゴを任せる事に
なり、多くのウルトラファンが居る高山・成田
コンビの最後の怪獣は、プラチク星人になって
しまいました。

現在は無人のコンビニが出来、自動運転の開発が
日々進化し、AIにより運転手やレジ係など
消え去る職業と言うモノが語られます。

ウルトラセブンの放送当時は、バケツやジョウロ
は金属で、弁当箱も金属のアルマイト、定規も
竹製などが主な素材でしたが、徐々にプラスティク
の素材の製品に替わりつつありました。

1ドルが360円で原油を輸入に頼って居た事から
その速度は、ゆっくりでしたが確実に素材変更の
侵略が進んで、金属加工や竹細工の職人さんなどは
プラスティクの侵略に抵抗していた時期でした。

そんな時代に産まれた、そのままの名前の
侵略者が、プラチク星人でした。

・・・殆どの家のバケツも金属では無くなり
弁当箱も定規も、プラスティクになるのですが(^^:

プラチク星人を前から見ると
ブルマァクの1970年に出した
オリジナルでは、濃いベージュに
茶色が吹きつけてありましたが

*ブルーメタリックを吹く事で
透明のヒラヒラや宇宙人感が
出ていて、個人的にはオリジナル
よりもプラチク星人らしい感じを受けます。
*耳などに見られるようにシルバーを
吹いた上にブルーを重ねる凝った塗装です。

成型色が茶色なので、写真では
解かり難いですけども、クチの
部分には、オリジナルと同じく
赤が入っています。

プラチク星人をサイドから見ると
前から見ると関着の関係から
撮影スーツよりも足が長く見えますが
横からは、作中のフォルムに近い
スタイルが再現されています。

手の指は3本ですが角度を変える
などの変化を着けているのも
当時のブルマァクの優れた造型です。

プラチク星人を後ろから見ると
腰の部分に、関着を予定していた
のか？横位置に段が在りますけども
ボディは一体化で、腰は動きません。

二の腕の裏のラインや踵部分なども
裏側でも手を抜いていない感じは
好感が持てます。

刻印などは背中や腰（オシリ）には
ありません。

プラチク星人の可動は、首と
腕（肩）、足の付根が可動します。

プラチク星人の足の裏（下）には
右足に凹モールドで、縦方向(文字は横）に
ブルマァクの刻印が入っています。

左足には、縦にプラチク星人と
入っていって、その外側に横向きに
バンダイの文字がブラックで吹いてあります。

復刻ですが21年経ってもメンテナンスの
御蔭で、プラチク星人も綺麗で元気です。

■プラチク星人・バリエーション

●ブルマァク

プラチク星人　ベージュ　茶吹　350円　1970年

●バンダイ

プラチク星人 　赤茶　　青銀吹　4800円　20000年　NO.1969

プラチク星人 　黄色　　黒吹　6300円　20013年*通販

■メーカー・バンダイ（オリジナル・ブルマァク）
■発売元　（株）バンダイ・ホームプロダクツ事業部
■発売・Sales Year　復刻・2000年　元・1970年　NO.1969
■当時価格　4.800円
■登場作品　ウルトラセブン（1967年）
■製品仕様　全長サイズ　約23㎝

昭和特撮ブロマイドクロニクル 円谷プロ編 ISBN-10 : 4777826392 詳しく見る。