復刻ミニ・ウルトラセブン【453】

Introduction of Japanese toys
Ultra Seven

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー453は、ウルトラセブン
の光線発射ポーズをソフビ化した
ブルマァク・ミニソフビウルトラセブン（復刻）のレビューです。

ウルトラセブン　1967年10月1日～
1968年9月8日に、TBS系で放送された
円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
ＳＦ色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマンが
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。

■エメリウム光線A・Bの予算

ウルトラセブンの額にある
ビームランプから出す光線には
なぜか？2ポーズあります。

その原因は、予算で…
正義の味方も、製作予算には
勝てずに、今回のソフビの
Bタイプのポーズが考案されました。

当然ですけども、スーツアクター
の神経と、FRPマスクは繋がって
いませんので、指がズレてしまいます…

帽子にコインを貼り付けて
二本指を左右から、コインを
指で隠さずに、出来るかを
試してみると解りますが…

どちらかの指がコインに触れて
いたり、左右のバランスが異なり
綺麗にコインの左右に4本の指が
揃うことは（グローブ分もあり）難しいん動きでした。

つまり、フィルム時代にはNGに
なると其の分予算を喰いますし
光線の合成には、格闘シーンの
16ｍｍフィルムでは無くて
倍の35ｍｍフィルムを使うので
ビームランプ左右を4本指のAタイプ
だと、NGが多くなりミニチュアや
火薬などの予算も喰ってしまう事
から、このBタイプのポーズを
使う事になっています。

更に、ややこしいのですが…
このポーズのミニセブンソフビ
も、ファンにAとBと言われる
2種の型が存在していて
Aの方は、左腕が斜めで水平では
なくて、右腕も脇よりも前側に
来ていて、顔も目の位置が高く
あまり人気がありません。

ウルトラセブンを正面から見ると
このミニサイズにも、Bポーズは
最適なポーズで、Y字のバンザイ
ポーズが多い、人型ですけども

ウルトラセブンの必殺技の形に
抜くのに、楽なポーズで左右の腕
をボディに接触させています。

成型色は、シャインレッドで
目のイエローと、ビームランプの
グリーン、乾いた後に瞳の黒を
手書きで入れていますが…

プロテクターや、ボディの銀色
ラインは塗装されていません。

*当時はビームランプも黄色
だったり、プロテクターや
ボディラインにも色が入ったタイプもありました。

ウルトラセブンをサイドから
見ると、体形は…ちょと
お腹の出てる感じです(^^:

後頭部のアイスラッガーは
突起を安全や型抜きの為に
なくして、チャック隠しの
背ビレと同化しています。

足のブーツは、立たせる為と
言うよりも、この時代の
略し方で、大きなサイズ感のブーツになっています。

ウルトラセブンを背中から
見ると…塗装は何も無しです。

当時もボディのホワイトの
ラインが入ったタイプは
背中側にも手書きの白が
入っていましたが、この
ソフビは、ラインの無いタイプです。

背中の真ん中には、足の
裏が小さいので、入れられない
ブルマァクのマークが凸
モールド入っています。

ソフビのAタイプは楕円の
中にブルマァクのマークが
刻印されていて異なります。

ウルトラセブン足の裏には
左足のみに（C）円谷プロの
刻印が凹モールドで入っています。

ウルトラセブンと言う、キャラクター
名は、どこにも入っていません。

ウルトラセブンの可動は、腰での
2パーツで関着なので
360度回すことが出来ます。

ただ、製造上の関着なので
あまりカッコよくはありません。

18年を超えていますけども
メンテナンスの御蔭で、ウルトラセブンも
ピカピカの元気で綺麗な状態を保っています。

●ミニ怪獣シリーズHセット　

・ウルトラセブン、ウインダム、ベル星人（B）キララ、ギロン人
*キララは同サイズでも小さく、ギロン人は頭1つ大きい。
*セブンはBと同ポーズでも異なるタイプ　

・復刻単体袋入り販売　ピンク成型色（2200円）*やまなや

アイスラッガー T118 ウルトラセブン ASIN ‏: ‎B0797QWH25 詳しく見る。