Introduction of Japanese toys
THEPOINTER(Ultra Seven)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー483は、ウルトラセブンの
ウルトラ警備隊が作中で使用した車輌を
ブルマァクが1969年に、プラトイで
発売したポインターのレビューです。
*マルサン・厳密にはマルザ(ZA)ンの時期ですが
改名後の方が短いのでココではマルサンで統一します。
ウルトラセブン
1967年10月1日~1968年9月8日TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。
ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
SF色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマンが
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。
■ブルマァク
ウルトラQ、ウルトラマンで発売した
ソフビが大ヒットし、ウルトラセブン
でも商品をマルサン商店は販売しますが…
スロットカーなどの販売が低迷して倒産。
倒産したマルサン商店の社長石田實の甥
石田幸太郎と、?三郎、柴田豊の3人の
元マルサン社員が共同出資した会社で
1969年4月に設立しています。
人気テレビ番組などの版権モノよりも
のりものなどの玩具からスタートします。
ウルトラマンやセブンの再放送で
子供が旧マルサンのソフビで遊んでいる
様子からリサーチをすると、怪獣人気の
再燃が来ると判断し、マルサンの金型を
調達して、ブルマァクの刻印で販売すると
しばらくすると注文が増えだして行き
ウルトラファイトの放送に繋がり
帰ってきたウルトラマンに繋がって行きました。
今回は、初期ののりもの玩具のタイヤ
や動力などのノウハウを活かして
マルサンのプラモデルの型をベースに
1969年に発売さした、車のポインター
で、美研が発売していたゴム人形の
ウルトラセブンとデパートで買って貰ったプラトイです。
ポインターをサイドから見ると
スタイルも良く、子供への当時の
安全性を兼ねたフォルムで
突起の多いポインターを良く造形
しているのが解ります。
窓は無色のクリアでは無くて
ブルーの濃いクリアになっています。
横から見ると略したフェンダー
ミラーも、無いよりは良い感じです。
タイヤやホイールは、当時の
のりもの玩具のパーツを、そのまま
使用していますが、デザインの
インパクトが強いので子供には
気になるポイントではありませんでした。
ドアのウルトラ警備隊マークは
小さいのと、製造工程を優先して
いるので、半分から上に貼られています。
初期販売分は上下に隙間が出来
やすく、後に接着剤が使用される
箇所ですけども、現存している接着
ボディは、黄色い接着剤の変色が見られます。
ポインターを斜め後方から見ると
後方の窓の下にも、丸いブルーの
クリアパーツの窓があり
ブレーキランプやナンバーの部分も
ブルーの濃いクリアパーツになっています。
これは、特の作中のポインターに
存在しない丸い窓は、ゼンマイ
走行時に内部での*スパークの光が
見える為のものです。
*発火石を仕込む事で弱い火花が散る装置。
ただ、飛行機では無いので…
クルマへのギミックとしては
子供ながらに?と言う感じのギミックでした。
ポインターを後ろから見ると
このリアフォルムや造形は
当時としても面白い良い出来です。
マフラーが下側に4本出しで見えますが
作中の実際のポインターとは異なる
オーバーデザイン&造型です。
ポインターを前から見ると
下半分の造形は実車に近い感じが
出ている部分です。
ヘッドライトは、小さくナンバー
プレート横の下部分の四角いライト
と同じモノなので、バランス的には
変な感じがしますが、成型色のまま
なので、それほど違和感はありません。
グリルにある2つの穴はミサイルが
装着できます。
作中の実車には無い機能なので
しまい込んでしまったので見つ
かったら追加します。
…プラの棒みたいなものですけども(^^:
ポインターを上から見ると、黒い
ラインも濃いブルーのシールが
貼られています。
サイド側は略され在りませんが
上面には*ボンネットと、屋根の
後方にV型のラインが見えます。
*ボンネットのラインのT型の
センター後方には、ボディ側に
円形のノールドが在るので、空気
が入っているように見えます。
TOPのU警備隊マークも、無くなって
いる事が多いシールです。
右側の屋根後方のスイッチはON、OFF
と記載され、動力をストップする事が出来ます。
*ストップしておいてゼンマイを巻く。
ポインターの裏(下)は、後方は
ネジ2本で固定され、前はハメ込み
式になっています。
前下のライトやナンバーのパーツ
は接着されているので、接着剤が
変色して*黄色になっています。
*初期以外はドアの上下の接着でも
この黄色が見られます。
後方のマフラーのモールドも
よく解るアングルです。
ポインターの箱も初期のライトブルー
のボディのポインターは上の箱絵で
後期などと言われるグリーンボディ
のポインターの箱絵は右方向を向いた
背景も茶系の箱絵に変ります。
ポインターの裏(下)後方には
ゼンマイ動力をカシメた部分に
前側を上にして、ウルトラセブン
の版権シールが貼られ
その下(後)にブルマァクの刻印
と、文字、JAPAN、(C)円谷プロ
の文字が凸モールドで刻印されています。
53年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ポインターも綺麗で元気に保っています。
■ブルマァク・プラトイポインター
・ポインター ライトブルー 1969年 600円
・ポインター グリーン 1970年 600円~720円
・大サイズ ポインター メタリックブルー 1970年
・大サイズ ポインター シャインレッド 1970年
・大サイズ パトロールカー 1972年*白黒パトカー
・リモコン ポインター メタリックブルー 1971年
ポインター・スペック 型式名 TDF PO-1 全長 5.3m 最高時速の365km/h 乗員 6名 装備 スモークスクリーン装置 ベース・クライスラー・インペリアル1957年式4ドアセダン デザイン・成田亨 |
■メーカー・ブルマァク ■発売・Sales Year 1969年~ ■当時価格 600円 ■登場作品 ウルトラセブン(1967年) ■製品仕様 全長サイズ 約 24.5 x 10cm |
ウルトラアイ リアルタイプver.最終話 森次エンターテインメント 詳しく見る。 |