プラモデル・かいけつタマゴン【484】

Introduction of Japanese toys
Kaiketsu tamagon(Plastic model)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー484は、フジサキが発売した
プラモデルの絶版キット
かいけつタマゴンのレビューです。

かいけつタマゴン

1972年10月5日~1973年9月28日

フジテレビ系列タツノコプロ制作の短編連続テレビアニメ。
全195話+再放送113話(全308回)

第二次怪獣ブーム時に、マッハGOGOGO
タイムボカンなどで知られるタツノコプロ
が制作した、コミカルな怪獣アニメです。

同時期には、タツノコプロの代表作になる
科学忍者隊ガッチャマン同10月1日から放送
タートル・キングや、ミイラ巨人鉄獣メカデゴン
などの巨大メカ怪獣と、戦う5人のヒーローが
合体メカで戦う、スーパー戦隊の元になるような
本格的なSF作品を送り出す中

まったく、ゆる~い怪獣のアニメでしたが
子供には人気があり、平均視聴率7.6%を記録
して、商品化もされたアニメでした。

■タツノコゆる獣NO.3

タツノコプロは、1967年にも
ウルトラマンで起きた怪獣
ブーム時期
に、ゆるい怪獣
「おらぁグズラだど」 全104話を放送。

1971年には、架空の獣の擬人化
したカバと鳥を擬人化したトット
の「カバトット全300話を制作同番組枠に

1972年から「かいけつタマゴン
を送り出していますが、その
は、全て「大平透」が演じています。

同時期に放送のガッチャマン
南部博士の声も、大平透なので
同時期に、まったく異なる演じていました。

また、同番組枠1973年10月から
は実写のゆるい怪獣?
クレクレタコラ放送されています。

■タツノコランドとフジサキ

1973年今井科学と連携した
プラモデル中心のメーカーで
タツノコプロの作品を販売しました。

タツノコプロイマイグリップ
フジサキ、から発売されている
プラモ版権的正規品
他のメーカーから名前が少し
違うプラモなども販売されました。

かいけつタマゴンは、その
タツノコランドの初販売キャラ
で、子供がおこずかいで買える
50円サイズをメインに販売し
今回のサイズは少数生産でした。

ガッチャマンの大成功で、逆に
新造人間キャシャーン
破裏拳ポリマーの番組スポンサー
になっています。

1977年吉田竜夫社長が他界
1983年日曜夜のタツノコプロ
の長年続いた番組枠が無くなり
タイムボカンシリーズも終了。

FUJISAKI(フジサキ 模型)
タツノコランドの金型を受け
フジサキブランドで、過去の
ガッチャマンマッハGOGOGO
キャシャーンテッカマン
タイムボカンシリーズなどの
人気プラモ*販売した1つが
今回のプラモデル

タツノコプラモアーカイブ
にも出てこないレアなプラモ
とも言えますが…
マイナーキャラとも言えます(^^:

*再販とも言える部分もありますが
箱絵も異なりリニューアルや略され
中身も異なるので保存版と呼ばれる。

タツノコプラモアーカイブ
ホビージャパンMOOK 1162)ムック
2022/6/13 ISBN-10 : ‎479862747X
詳しく見る。

かいけつタマゴンの箱を観ると
箱絵は、寧ろオリジナルよりも
プラモデルや玩具としては
良いイラストで、らしい感じが出ています。

オリジナルは、事実上タツノコ
プロ
だったので、アニメ絵
アニメの紹介イラストのようで
玩具的ではありませんでした。

タマゴンは、なんでも快傑する
怪獣なので、悩みを持った人が
相談に来て、タマゴを渡して食べると

ヘソ(のダイヤル)を廻して
タマゴを産む(出す)と

目から光線(温める)とタマゴから
カウンセラー怪獣が、毎回飛び出し

「出た~!***怪獣***~!」

と、出て来たばかりのカウンセラー
怪獣
の名前をナレーションで紹介します。

そのカウンセラー怪獣が出て来た
様子を箱絵にしています。

このプラモデルに付属している
カウンセラー怪獣の名前が逆に
解からなかったのか?
タイムボカンシリーズ誤解した
のか?何故か、このプラモの
設計図には*ミニロボ」と書かれて
いますけども、ロボットではなくミニ怪獣です。

*1つ前のアークでは金型が同じで
版権的には違うひらがなの
「恐竜ロボたまごん」の設定に
引っ張られたのかもしれませんが
其処ではイボキントリオ・カプセル怪獣になっています。

かいけつタマゴンパーツ成型色
も、オリジナルよりも多色で
塗装しなくても、タマゴン
カウンセラー怪獣も、楽しめるように改良されていて

ホワイトと、オレンジグリーン
3色が使用され、ディカールが付属しています。

かいけつタマゴンの箱にある
完成写真には、付属のミニプラモ
カウンセラー怪獣3体も映っています。

左から赤い怪獣「サメラー」
オレンジ(黄色)の怪獣「ムシキラー」
青い怪獣「クロロン」です。

ヘソのダイヤルプラモデルでは
お腹の扉のロックダイヤル
なっていて、カウンセラー怪獣
お腹のに仕舞いこむことが出来ます。

かいけつタマゴン設計図です。

オリジナルと異なり、内部に
ゼンマイの動力が無く、コマ
で、手動で動かすタイプに変更されています。

好みかもしれませんが・・・
かいけつタマゴンが、ゼンマイ
ビューーーーーーーーーーン
走るのも、キャラ的にもマッチ
してないので、無くて寧ろ
良いような気がします。

其の分、オリジナルから11年
後で、3色成型にしても100円UPで抑えていますので

38年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
かいけつタマゴンの箱も綺麗です。

■かいけつタマゴン

タマゴン   大平透
ナレーター  大竹宏

脚本  鳥海尽三、小山高男(小山高生)
文芸担当  小山高男
美術    中村光毅
音楽    はやし・こば
総監督   笹川ひろし
製作 吉田竜夫、タツノコプロ

オープニングテーマ「かいけつタマゴン」
作詞 -竜の子プロ企画文芸
作曲 – はやし・こば
歌 – ムーン・ドロップス
コロムビアレコード

■かいけつタマゴンプラモデル・ラインナップ

●タツノコランド

かいけつタマゴン(大サイズ) 500円 1973年

・小シリーズ タマゴン    50円~80円 1973年~
・小シリーズ プーラー    50円~80円 1973年~
・小シリーズ オタスケゴン  50円~80円 1973年~
・小シリーズ ユキコンコン  50円~80円 1973年~

*後半オイルショックで価格が上がり4種1パック(ラッピング)400円の販売時期もあります。

●マーク* 

恐竜ロボたまごん (大サイズ)

・小シリーズ たまごん    100円 1982年
・小シリーズ プーラー    100円 1982年
・小シリーズ オタスケゴン  100円 1982年
・小シリーズ ユキコンコン  100円 1982年

*ひらがななのでタマゴンでは無いとも言われ
箱絵などはタマゴンとは異なる絵です。
カウンセラー怪獣も大付属3体は、イレバー
イボチャン、ウンチラー、と言う別名で
版権的にはタマゴンでは無く、金型的には同じです。

●フジサキ

かいけつタマゴン(大サイズ) 600円 1984年

■メーカー・フジサキ
■発売・Sales Year・1984年   
■当時価格 600円  
■登場作品 かいけつタマゴン(1972年)
■製品仕様 プラスティクモデル・組立て式箱入り販売

科学忍者隊ガッチャマン ゴッドフェニックス
ノンスケール色分け済みプラモデル
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