ntroduction of Japanese toys
SILVIA(S13) NISSAN
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
今回の玩具レビュー518は、ヨネザワが
1989年にアンチモニー製のミニカーと
して発売したGT CAR INGOTシリーズ
「IG-04」ニッサン・シルビアKsのレビューです。
■アンチモニー
日本語ではアンチモニーと呼ばれる
事が多いですがアンチモンの事で
アンチモンは原子番号51の元素で
銀白色の金属光沢のある硬い金属で
元素を含む合金の一種も言う事があります。
このGT CAR INGOTシリーズは
ダイキャストミニカーとは
異なり、アンチモニーの質感を
活かしたシリーズでしたが
金額がダイキャストミニカーより
1000円以上高額で、重さも在る
事から輸送費が掛かる為に
面白い造形なのですが…あまり長く続きませんでした。
■S13シルビア
日産シルビア1代目は、今見ても綺麗な
デザインで定評がありますが、サニーの
2台分の高額なクルマだった事から554台
のみのしか製造されない幻の高級量産車でした。
ニッサン CSP311 初代シルビア 1966 ザ・モデルカーシリーズ No.66 青島文化教材社(AOSHIMA) 詳しく見る。 |
2代目は、本当の量産車としてサニーの少し
上に位置する存在で、トヨタセリカをライバル
にしていましたが、月2,000台ほどしか売れず
不振でしたが、デザイン的には1、2代目は
今でも人気があります。
3、4代目は性能を向上させラリーやレースで
の成績を残し海外でも販売され、台数は売れ
ますが、デザイン的にはセリカに似ていると
の評価から人気は…もう1つでした。
その歴史の中での5代目シルビアは、当時の
人気車ホンダ・プレリュードを抜く人気で
歴代NO.1の販売台数を記録し、
アートフォース・シルビアと言うコピーと共に
グッドデザイン大賞を受賞し、’88~89年
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞します。
それらも話題に成り、女性にも人気な上に
当時トヨタのAE86の後輪駆動FRからレビン・トレノ
がFFのAE92に移行していた事から、希少なFR車
として、モータースポーツや、スポーツカー
ファンにも売れ約30万台を販売します。
兄弟車の180SXも売れ、マニアが製作した
シルビアと180SXのパーツを融合した
通称シルエイティが、日産からも発売されるなど
逆のパターンのワンビアなども存在するなど
人気が拡大したのと、S13シルビア販売終了後も
180SX(240SX)が発売され続けた事から
部品が長く存在すると言う、変わった状態で
シルビアの歴史の金字塔となったのが5代目のS13型です。
シルビアをサイドから観ると
意外にも、ダイヤペットの
シルビアS13とは、かなり違う
のが解ります。
同じ型で、アンチモニーに
しただけと思われがちですが
かなり異なる部分が多いです。
リアスポ―ラ―は、かなり
違うのは一体型なので仕方の
ないところですが、タイヤや
ホイール、タイヤハウス廻り
は、かなり素晴らしい造形です。
リアフェンダー上部のライン
が、リアフェンダー側に少し
入っているラインまで再現されています。
ドアの開閉も無いので、ドア
の下部分のラインとボディの
アールとの差で、ドア下の前
と後にも、少しラインが在るのも凄いです。
シルビアをななめ後から見ると
ブレーキランプ類は、元々の
実車が樹脂なので、樹脂パーツ
に劣りますが、リアバンパー
は、ダイヤペットよりも異なり素晴らしい出来です。
シルビアを後から見ると
トランクのキーエンブレムまで
再現されていて、ブレーキランプ
類との間の間隔(長さ)も
ダイヤペットダイキャストよりも
実車に近くて「SILVIA」の文字
も、実車と同じ凸モールドで良い出来です。
シルビアを前から見ると、ヘッド
ライトユニットも、ブレーキ類と
同じく、樹脂の方が実車と同じく
有利で、縦筋になっています。
センターの「SILVIA」の文字は
アンチモニーの方がらしく見えます。
フロントバンパーの造形も
アンチモニー側の方が細部まで
よく出来ている感じです。
シルビアを上から見ると、これは
質感的に、アンチモニーの魅力が
発揮される美しいアングルです。
シルビアを真下から観ると
前後2つのネジで留められていて
刻印が左を前にして順番に
NISSAN
SILVIA
Diaret IC-seres
(C)1989 YONEZAWA CORP
NO.014 MADE IN JAPAN
の文字が凸モールドで刻印されています。
GT CAR INGOTシルビアの箱は
前側が透明で、ミニカー自体が
見える箱で販売されていました。
他のシリーズは、ブラインドの
箱や同じ箱など一定ではありませんでした。
33年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
GT CAR INGOTシルビアS13も元気で綺麗です。
■GT CAR INGOT ラインナップ
01 スバルレガシィ
02 ニッサンエスカルゴ
03 ニッサンPAO(パオ)
04 ニッサンシルビアK,s
05 ニッサンシーマ
06 ニッサンスカイラインGT-R
07 フェラーリF40
限定
スバル360
■日産シルビア(S30型)スペック 5代目 S13/KS13型 販売期間 1988年 ~ 1993年 乗車定員 4人 ボディタイプ 2ドアクーペ エンジン 駆動方式 FR 最高出力 最大トルク 変速機 4速AT/5速MT サスペンション 全長 4,470mm ブレーキ |
■メーカー・MAKER ■発売元 株式会社ヨネザワ ■発売・Sales Year 1989年 ■当時価格 2500円 IG-04 ■製品仕様 全長サイズ約11cm×4.3cm |
トミカプレミアム 08 日産 シルビア タカラトミー(TAKARA TOMY) ASIN B07P5G2D15 詳しく見る。 |