カネゴン・ウルトラ怪獣シリーズ【165】

Introduction of Japanese toys
KANEGON（UltraQ）

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー165は、ウルトラＱ
カネゴンの繭に登場するコイン怪獣
カネゴンの（復刻）ソフビレビューです。

ウルトラＱは、1966年1月2日～7月3日に
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンの前に同枠で放送された白黒作品でしたが
テレビ映画として本格的な特撮作品だった為に
全て劇場映画と同じ35ｍｍフィルムを使った迫力ある
画像の作品になっていて、カラーライズ化も出来ています。

製作当初はアンバランスと言う自然界のバランスが
崩れたＳＦで花やモグラ、猿などが巨大化するのみでしたけども

途中から怪獣路線に変更し、ガラモン、ペギラ、ゴメスなどの
人気怪獣が作られる中、等身大のビルも壊さない怪獣
お金を食べるだけのカネゴンが、意外にも子供達に人気で

ウルトラＱを見た事ない方でも知って居る人気怪獣になり
今でも、多くのファンに愛されています。

■青い怪獣カネゴン

ウルトラＱは白黒作品だった事からも
ある意味怪獣の色は知られて居ない
部分もあり、子供向けに玩具メーカーが
自由なカラーで製品化して販売する事が出来てしまいました。

この「自由」なカラフルなソフビ怪獣が
誕生して売れた事が＝テレビキャラクター
を、ソフビ玩具化すると言う流れを作り
カラ―作品のウルトラマン、ウルトラセブン
の怪獣や宇宙人も、実際にカラーテレビに
映る色とは関係無い色で販売される事になります。

カネゴンも、明るいブルーに
金、銀と言う「お金（コイン）」を
イメージしたカラーを吹き付けた
カラーで販売され、何故か？違和感なく
青いカネゴンは子供達に、人気の玩具になり
マルサン後のブルマァクでも、あまり大きな変更は無く販売されます。

カネゴンを前から観ると、頭部（クチ）
が大きくて下半身が大きい（太い）
本来は、カッコよくもなく可愛くも無い
バランスなのに完全にカネゴンで
どこを見てるか解らない目も、クチと合わせ表情を出しています。

目とクチのチャックにはシルバー
クチの中に赤、目の瞳に黒と多色で
工程的にも凝っているのですが・・・
そうも見えないキャラです(^^:

サイドから見ると、首が太く
足も太いのが解ります。

足首から下も、頭部の大きさからか？
シッカリ立つように大きく造形されています。

ただコレも商品化など、番組製作時に
考える事が無かった時代なので
正面からの写真など、充分では無い
資料から造型されているのが解ります。

その証拠？に、カネゴンの尻尾は
作中のスーツの尻尾とは、まったく
異なる細い形になっています。

後ろから見ると、コレも資料が無く
正面からの想像で造形されている為
まったく作中のスーツとは異なる造型になっています。

尻尾も細くて長～いです。

ただ、それでもカネゴンなのが不思議です。

可動は、頭部（首）と、腕（肩）
と、足の付根が可動します。

手の平は、顔のサイズからすると
小さく可愛い手のひらになっています。

胸にあるコインの金額をカウントする
カウンターが着いていますが
なんか、そのパーツが埋め込まれた
外枠部分が凹モールドで入れられています。

ソフビとしては、ボディの段差や
反り返りが、凄くつけてあるのが驚きです。

カネゴンの足は、本来は電球が
2つ付いていますが、その辺りも
資料不足から再現されていませんが

なぜか？親指が玉のように突起して造型されています。

足の裏（下）には、右足に凹モールドで
ブルマァクの刻印があり、

左足にはバンダイのシールが貼られて
いて、1991年ＪＡＰＡＮと入っています。

オリジナルのマルサンは、右足に
（C)円谷プロ JAPANと、マルサン（San）と
凹モール―ドで入って居て左足は何もない平です。

30年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
カネゴンも綺麗で元気に保っています。

販売方法も基本は裸に、上の紙タグが
ゴムひもで怪獣に付いていました。
デザインは上のモノが殆どで、89.90年には
単色のタグがありました。

また一部、袋入りヘッダーが付けられたり
91年の最後にはセット売り販売もされていますけども
当時の普通の玩具店では販売されず
大きな玩具店やマニア向け玩具に力を入れている
店舗のみで売られていました。

■マルサン・カネゴンオリジナルバリエーション

1期・明青色成型にメタリックグリーンスプレーの吹き

2期・明青色成型にシルバースプレーの吹き

3期・明青色成型にゴールドスプレーの吹き

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