Introduction of Japanese toys
Plasman・1 robot(MASUDAYA CORPORATION)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー302は、増田屋が
1974年代に販売していた展開型シリーズの
ロボット、プラズマン1号のレビューです。
■玩具の展開戦略時代
1970年代の中盤には、玩具メーカーが
玩具単体よりも、周辺パーツや乗り物
基地や、他の個体(仲間)との関連性を
持たせた展開型玩具を販売します。
1973年10月~74年に発売されたポピー
のジャンボマシンダーのヒットで
ジャンボの逆を行く、ミクロの世界に
GIジョーのスキルで、基地や乗り物
アイテム、仲間をナンバー付けして
1974年に展開・発売したタカラのミクロマン
イマイのロボダッチシリーズ。
アオシマからは合体ロボット、合体マシン
と言う、ミニプラモデルのシリーズを
揃えると、ロボットや乗り物、機械になるシリーズを展開します。
それに合わせて、増田屋が展開したのが
プラズマンシリーズで、御得意のロボット
で、110モーターと言う名前ですが…
強力ゼンマイを開発し、それを内蔵する
事で、様々なアクションを楽しめる
シリーズを企画・販売します。
ですが、110モーターの開発が価格に
反映してしまい、900~1000円の販売に
なってしまった事から、あまりヒット
せず、後半にはセット売りで価格を下げ
販売されますが、ロボットは売れても
オプションパーツは、難しく…
他メーカーの展開玩具には及びませんでした。
ですが、ロボットが好きな方には
プラ製でゼンマイでも、コレクション
する方は、それらりに居る為に
この1号は発売時期が短かかった事からも
状態が良ければ、3000~4000円のプレミアが付く1体になっています。
■設定が過すぎて大変な件!
当時の設定を、そのまま記載すると
プラズマンの設定は、1億度の超高温 絶対0度の超低温、超高圧力と いろいろな、きびしい条件にたえて自在に働きます。 そして宇宙からの地球侵略者を 防衛したり、新しい産業をおこしたり 新しい資源を開発したりする超能力機械人間なのです。 |
と、なっています。
短い文に、突っ込みどころ満載ですが(^^:
最もスゴイのは・・・
地球侵略者を防衛したり
て、侵略者の味方になっています!
地球を防衛しないとでしょ?(^^:
温度は1億度ですが、気圧になると…
もう「超」で、誤魔化しているとこも見のがせません。
新しい産業は、まだしも…
新しい資源を開発したり
新しい資源を探す。か、新しい材料を
作り出すなら解りますけども
資源(物資・物質)を開発できたら
…それは、もう略神です(^^:
しかも、最後に
「超能力機械人間」と言う
どう観ても、コテコテのロボット
ですけども、超能力機械人間と
言い切るのが凄すぎます。
・・・機械人間だとするからですが
「性格」までもは設定されています。
性格 のっそり型だが、良く考える性格で 胸部の動力源Zマシーンで、いろいろな機械を操縦する。 |
て、それは「性格」とは言わず
機能ですね。のっそり型って?(^^:
設定は別にして、普通に可愛いロボットとしては好きな玩具です☆
プラズマン1号を前から見ると
胸~腹部にあるブラックのパーツが
このロボットのメインで、外部パーツ
などに連結させて、遊べるギミックになっています。
1号は初号機で、ある意味不完全なので
2号(赤)との違いがあります。
見た目的には、肩?の左右にも
クリアオレンジのパーツがあり
腕の付根の上の肩に、何もパーツが
ありません。
機能的には、腕の中の部分に金属の
動力軸が無く、外部パーツの使用制限があります。
その為に、2号が登場してからは
2号が基本的にメインのボディになります。
プラズマン1号をサイドから見ると
強力なゼンマイを内蔵した為に
普通のゼンマイ(巻き)では力が
足りないので、クランク状の巻き
パーツが背中に着いています。
胸のブラックの動力パーツが
前に出てる%も、よく解ります。
またボディに対して、頭部パーツが
前方向の位置に着いているのが、解かるアングルです。
プラズマン1号を後ろから見ると
巻きパーツの右に回転方向の
矢印が凸モールドで入っています。
右側の腰?部分に見える金属の
レバーは動力を遮断するレバーで
ストップ・スタートがコントロール出来ます。
センターの腰下には、トレーラー
などを引っ張るフックが付いています。
プラズマン1号の可動は、4箇所の
角にネジがあり、センターに増田屋の
マークと、MADE IN JAPANの刻印が
あります。
左右の車輪は、意図的にノコノコ
あるくように見える為に、左右の回転が
変則になっている作りです。
追加パーツが無くても、頭部や腕は
脱着可能で、胸の部分に着けたパーツは
走行しながら回転します。
未来社会シリーズのフライングで
頭部、腕、胸部の別パーツです。
1.2号共通で使えるパーツで
650円の別売りでしたが・・・
ミクロマンや外の展開玩具の別売り
からすると、高価で…売れ残っている事が多かったです。
別パーツを装着したプラズマン1号です。
腕?の翼は可変になっていて角度を
変えられるいうになっています。
胸のパーツは銀メッキになっていて
回転します。
可変やメッキを考えると確かに
納得な価格でもあるのですが(^^:
頭部のパーツ後方部分は、回転する
ようになっていて、写真左の状態に
すると、付属のヒモを使って・・・
飛行(綱渡り)する事が出来ます。
ただ首の部分が緩いとボディの重みで
落ちてしまいますので・・・
アイディアは面白いのですけども
やや、子供が荒く遊ぶには・・・
デリケートなアクションです。
プラズマン1号は、箱の前から
本体が見えるパッケージで販売されました。
46年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
プラズマン1号も破損もなく元気です。
■プラズマン1号 機能 |
■プラズマンシリーズ
プラズマン1号 青 NO.4427 900円
プラズマン2号 赤 NO.4428 1000円
プラズマンDX2号 赤・メッキ(ミサイル)1600円
プラズマンDX2号 赤・メッキ(フライング)1600円
プラズマンDX2号 赤・メッキ(サーベイヤー)1600円
プラズマン マークⅡ ホワイト・クリア(箱銀)1000円~
■プラズマン・別売りパーツ
ランニングマシン NO.13 500円 (2号のみ)
トレーラー NO.4434(14)(1.2号)500円
プラズマンSETNO.1(ランニングマシン、トレーラー2、他)2号付 NO.4477 2700円
●未来社会シリーズ
フライング 頭部、腕、胸部別パーツ NO.4431(12)(1.2号)650円
パワークレーン NO.4433(101) (1.2号)1300円
ギヤー短剣車 SET・B ホワイト・クリア2号付(2号のみ)
●UFO防衛シリーズ
ミサイル 頭部、腕、胸部別パーツ NO.4429(10)(1.2号)650円
ミサイルランチャー(1.2号)NO.4432 1500円
●研究開発シリーズ
サーベイヤー 頭部、腕、胸部別パーツ NO.4430(11)(1.2号)650円
超能力テレパマシン NO.4496 *後方バー*プラズマン付(2号のみ)
選手権タイトルマッチ NO.4498 *バネ・腕パーツ2体分
選手権タイトルマッチ NO.4437 *バネ・腕パーツ2体分*プラズマン付
連射ミサイルセット NO.4540 走行車
連射ミサイルセット NO.4499 パーツ
■メーカー・増田屋コーポレーション(MASUDAYA COLLECTION)
■発売元 (株)増田屋
■発売・Sales Year 1974年~
■当時価格 900円
■製品仕様 全長サイズ 約9.5㎝
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