Introduction of Japanese toys
Ham Egg
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー63は、手塚治虫の
スター・システムのキャラクターの1人の
ハムエッグを、ビリケン商会が
販売したソフビ人形のレビューです。
*スター・システム、映画の俳優のように
同じキャラが。別の作品で別の役として
登場して描いていたシステム。
■ヘアスタイルに拘る小悪党の拘り!
ハムエッグは、料理のネーミングと同じな為
お茶の水博士や、アセレンチ・ランプ
ヒゲオヤジなどのように、会話的にも難しい
キャラクター名な部分が在り、ネットなどの
検索でも、料理のネーミングを上廻る事は
無い特異なキャラです。
ですが、手塚作品には欠かせない名脇役の
1人なのは確かで、大物の悪党では無くて
小悪党ならではの悲劇や、矛盾や葛藤を引き
起こす、ストーリー上のキーになる芝居を
手塚治虫は与えている事が多い。
中でも、ジャングル大帝のレオの父親の
パンジャを射殺してしまった事から、レオが
ジャングル大帝に育つ冒険が始まる芝居や
アトムがサーカスに売られてしい、ロボット
の人権について全般を通したテーマのキーで
あるロボットサーカスの団長役などが有名で
歯をむき出して笑う表情が、怖くも見えたり
悲しく、意地汚く、様々の表情に見える
小悪党の悪役スターです。
ソフビのハムエッグは、そのキャラの特徴を
最大限活かした表情とポージングを立体化し
ていて、カールしたヒゲと共に良い意味で
憎たらしい表情に見えてきます。
蝶ネクタイを、左右に引っ張るポーズも
肘を突き出していて、コレクターには幅を
取るポージングですが、造形しやすいとは
言えないポーズを、キャラクターのイメージ
を優先して選択しています。
背面から観るとシンプルですが、ツンツンと
尖ったヘアスタイルも、ソフビでは略したく
なるポイントだと思いますが、1つ1つ再現されています。
■ソフビの髪の毛の分け目を造形!
ヘアースタイルも、ソフビでそこまで?と
言う、髪の毛の分け目までが造形されていて
驚きます。↑写真の右斜め上に分け目の
V字のモールドが在るのが解ると思います。
靴の裏には、左右に刻印が入って居て右の靴
の裏に手塚プロダクションの版権シールが
貼られています。
眉毛が下がっていながらも、口角が左右に
大きく上がった笑い顔でも、怖さを出せる
様子は、バットマンのジョーカーのようでも
在りますが、俳優のピーター・ローレを
手塚治虫はイメージしているそうです。
アセレンチ・ランプらと同じく、単独で
商品化される事は、殆どない名脇役のソフビ
で、ヘアスタイルに拘った秀逸な1体です。
ハムエッグ 出演作品 地底国の怪人 ロスト・ワールド<前世紀>(地球編・宇宙編) (群衆) 来るべき世界 (ヒック氏) 火の鳥 黎明編 (サソリ) とんから谷物語 (人買い) 旋風Z (新聞記者) うちゅうのゆめ W3(ワンダースリー) (陣内) 地球を呑む (船員) I.L /身代金 (新幹線の乗客) おふくろの河 (市村洋子座員) ブラック・ジャック (ニクラの秘書)他 三つ目がとおる (政府の役人) 二人のショーグン (横槍建設社長の右腕?) ドン・ドラキュラ アドルフに告ぐ (赤羽警部) |
■発売・Sales Year 1990年
■当時価格 4000円
■手塚治虫・キャラクター・ワールド
■登場作品 ジャングル大帝、鉄腕アトム・他
■製品仕様 全長サイズ約24cm