ビラ星人・ウルトラ怪獣シリーズ【426】

Introduction of Japanese toys
ALIEN VILLA(Ultra Seven)

ホビービルドプラス宇宙九太です。

玩具レビュー426は、ウルトラセブン
第5話「消された時間」に登場し
バンダイ1994年に発売した
宇宙蝦人間ビラ星人のソフビレビューです。

*ビラ星人・ヴィラ星人との記載もありますが
商品名(タグ)や円谷プロの公式表記がビラなので
ビラ星人と記載します。

ウルトラセブン
1967年10月1日~1968年9月8日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
SF色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマン
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。

 

操演怪獣+電動ギミック

ウルトラセブンは、準備予算は
ウルトラマン大ヒットから
当時破格の準備予算で製作された事で

飛行機などのメカや、ポインター
作戦室など、科学特捜隊以上の
予算が、画面からも解る作品でしたが

1本分の予算は、セーブされて
しまったので、建物の破壊シーン
ビルなどのミニチュアは減少し

スパイダーショットのように
スぺシュウム光線2度使うような
武器も無くし、ウルトラガン
あまり光線では撃たないなど
1本の予算の工夫が必要なシリーズでした。

その1つの案が「操演怪獣」
スーツアクターの予算や、怪獣
面積・体積などの単純な材料費
削減が見込まれ

チブル星人など共に準備された
1体で、プラス足に電動ギミック
仕込んで、子供達を楽しませる
怪獣のはずでした…

実際には、ウルトラセブンとの
格闘には、ピアノ線の制限が出来て
何より、生物的な動きに見せながら
格闘する事が難しいので、撮影時間
喰う事になり、格闘してしまうと
電動ギミックが壊れてしまう…
とても気難しい怪獣と判断され

操演怪獣は、ナースクモンガ
など準備途中のモノが、その後
登場しますが、定期的な操演怪獣
登場案は、撮影時間が長く困難な事からになってしまいました。

ビラ星人を前から観ると
ナースと共に、ソフビ化は無理
と思われた怪獣(宇宙人)で
ウルトラ怪獣ソフビなので…
ソフビとしていますが、素材の
%的
には、略ソフビではありません(^^:

また、胴体?やフォルム
細いのに、頭部が大きいので
立つ事は不可能で、バンダイ
吸盤を下部に設置しているので
プラ板に貼り付けて撮影しています。

胴体?(細い部分)のモールド
やディテールは、リアル
4本の足も、シッカリ細い所まで
にしてくれています。

ビラ星人をサイドから見ると
後頭部の造形などは、販売
当時としては、リアル造形
されていて、丸い後頭部?
再現しています。

クチの廻りの触手?のような
モノやヒゲ?のようなモノは
横から見ると、頭部と一体成型
で、別パーツにはしていない為
ペッタンコに顔?に貼りついています。

足の長さや凸モールドなどの
再現もよく解るアングルで
他のウルトラ怪獣ソフビでは
出せない細かい凸部分が足に在ります。

ビラ星人の尻尾は、エビのまま
な感じですけども、作中でも
確認し難い部分も、手を抜かず
再現されています。

ビラ星人を後ろから見ると
今の解釈だとセンターの丸い
部分にも段々のモールド
在りますが、当時は此の丸さ
の造形
だけでもリアルでした。

その後頭部?には刻印が入って
いて、上から順に

(C)円谷プロ
ビラ星人
BANDAI
1994 JAPAN

の文字が凹モールドで、凸凹の
アールの後頭部面
に入れられています。

胴体には2つの黒いネジが在り
前後のパーツを留めています。
出来たら、ネジも赤系塗装
して欲しかったところです。

ビラ星人の足の裏と言うか…
下から見た部分です。

吸盤が尻尾の間に装着され
その少し前に黒いネジ1本見えます。

ビラ星人は、タグを他の怪獣
ソフビと同じ用に後頭部に
打ち込まれているので、当初は
同じくタグに付随する「C」型
白い部分で引っ掛けての販売
考えていたようですが

足が小さく細いのもあって
透明のブリスターに入れられ
販売されました。

異例中の異例な怪獣(宇宙人)
で、製造販売も特殊であり
ファンやマニアが買い求め
製造数も少なかったようで
入手は少し困難な1体で、再版
無い事から、ナースよりも
プレミアになっている怪獣「ソフビ」です。

27年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ビラ星人綺麗元気に保っています。

宇宙蝦人間 ビラ星人

別名 宇宙蝦人間

身長 1.8 – 40m
体重 100kg – 1万t

出身地 ビラ星

声・辻村真人

可動ギミック・発光・倉方茂雄

デザイン・成田 亨
造型 高山良作

■メーカー・バンダイ  元・マルサン(マルザン)
■発売・Sales Year 1994年
■当時価格 600円
■登場作品 ウルトラセブン(1967年)
■製品仕様 全長サイズ 約13㎝ 

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