自立ソフビのスレンダーボディの誕生!
Introduction of Japanese toys
GetterRobot(Getter2)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー05は、1990年に発売の
バンダイのソフビゲッター2のレビューです。
1974年4月4日木曜夜7時に放送された
東映動画のアニメゲッターロボ
(Getter Robot)に登場します。
合体・変形ロボットアニメの元祖の作品
ゲッターロボは、イーグル号、ジャガー号
ベアー号の3機のゲットマシンが
合体変形しますが、ジャガー号がTOPに
来て合体した形体のスーパーロボットです。
高速移動と地中活動がメインのロボット
で、左手がドリルで、右手がペンチと言う
左右非対称なのも、この時代珍しい形の正義のロボットでした。
箱に記載されているナンバーは、ゲッター1に
続くXX-06で、子供にも人気だったドリルが
箱からはみ出して描かれています。
スパロボNO.1のスタイルを造形!
このゲッター2は、この90年の時代に
産まれた傑作で、とてもシャープな
プロポーションのゲッター2を
ここまでアニメ作品に近く、立体的に
造形し販売したモノは、放送当時や
ソフビ以外の玩具を入れても存在してないと思われます。
まず思い切ったサイズの小さい頭部
細くて長い脚に驚きます!
長くて大きいドリルも再現していて
左右非対称で両腕の重さも違うのに、この細い
足で自立出来るソフビと言うのは、この時代の
傑作としか言いようがありません。
頭部は普通のソフビですが、顔の部分が
アウトラインから凹んで居るのも在り
顔の下の部分から別パーツで、首が関着に
なっているので、顔(頭部)の向きが変えられます。
ボディは完全に形状重視で、特に胸部分の
ジャガー号の形を最優先しているので
黒ベルトの下までが1パーツで、黄色の腹部
と黒ベルトが塗装で、頭部と同じく白い部分が整形色です。
腕は紺色の整形色で、銀の部分が塗装です。
右手のペンチはグレーの整形色のまま
未塗装の別パーツで、手首で可動します。
左手のドリルは、ゲッター1の足と同じく
銀色の整形色は、まだ無理なので、手間の
掛かる包み塗装で手首で可動します。
*包み塗装・用語ページへ
ただ1つフォルムの為に犠牲していて
ある意味、気持ち良いくらいの割り切りが
ジャガー号に、腕の紺色の部分が当たり
それ以上は腕が上には上がりません。
と、言うかジャガー号の幅の範囲内でしか
可動しないのでドリルを正面に向けると
言うような戦闘的なポーズも取れない
ギミックの構造になっています。
下半身は、おそらく自立のバランスの為と
思われますが、腰下の赤い部分だけが
別パーツにしてあり股関節で、足と分離して
いるので左右の足は股関節が可動します。
足は下半身下と同じ赤い整形色で、脛の左右に
在る三角のウイングもソフビで、かなりの薄さ
と角度をみごとに再現しています。
足首から先は、つま先が尖って居る形状と
ソフビの抜き型で量産する事から、一応
別パーツになっていますが、関着の形状が
三角なので、足首の可動は事実上は…出来ません。
足の裏を観ると、面積の少なさや爪先の細さは
身長や胸の厚みからすると驚きの形状で
コレで…よく自立できると感心すらしてしまいます。
モールドも面積が狭くても、噴射口が在り
左右の脛の左右に在るウイングの真下にも
同じく噴射口が両足で12個モールドされている拘りにも驚きます。
刻印は他のスパロボと少し違い、赤いオシリの
部分に全て入っています。
ここまで異例な形のスーパーロボットを
形状重視で商品化したゲッター2は
この時代と、このシリーズの象徴的する1体になっています。
32年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ゲッター2も綺麗で元気に保っています。
ゲッター2 全高38.0m 重量200t 移動速度最大マッハ3 武器・装備 ドリルアーム ドリルパンチ ゲッターアーム ゲッタービジョン(高速移動) ゲッター線銃 |
■メーカー・MAKER バンダイ、BANDAI ■発売・Sales Year 1990年 ■定価 1500円 ■登場作品 ゲッターロボ ■製品仕様 ソフビ 全高・約220mm |
スーパーミニプラ ・ゲッターロボ Vol.1 (3個入り) BANDAI ASIN: B07D3XW9BM 詳しく見る。 |