トミカ・ポルシェ935【232】

ntroduction of Japanese toys
Porsche935 (1976)　TOMICA

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

今回の玩具レビュー232は、トミーが
1977年のスーパーカーブーム時に
トミカで発売したポルシェ935のレビューです。

■スーパーカーブーム

1975年から少年ジャンプで池沢さとしが
連載した漫画「サーキットの狼」は徐々に人気が出だして
1976年に単行本化され、76年後半には
ジャンプにもスーパーカー特集が組まれ
駄菓子屋に、スーパーカーカードやメンコが

ガチャガチャに、スーパーカー消しゴムが
入り、日東化学からサーキットの狼に
登場するスーパーカーを、漫画のキャラを箱絵に入れたシリーズが大人気に

コカ・コーラまでが王冠の裏蓋をめくると
スーパーカーの絵が出て来るオマケで売れ
子供達がカメラを片手に国道に出て
スーパーカーを撮影するブームが起きて写真屋さんも忙しくなる程ですが

極めつけは「対決!スーパーカークイズ」
と言う30分のテレビ番組が1977年7月から現・テレビ東京で放送されると、大人気になり

関東ローカルから、全国各地のテレビ局で
日時は違うテープネット放送ですが広まり全国的な大ブームになります。

■1976年前期型935

ポルシェ935と言うクルマは
国際自動車連盟（FIA）のグループ5
というクラスのカテゴリー
シルエットフォーミュラ規定でのレース用のクルマです。

1976年から～1978年の間に造られ
ますが、ビジュアル的には
1976年の前期型と言われる今回の
ミニカーのように、ポルシェ911のようなヘッドライトの形と

ヘッドライト部分が空気抵抗にならない形状に大別されます。

ポルシェ 935ターボ タミヤ(TAMIYA) ASIN: B00187L94U 詳しく見る。

■マルティニカラーとプレミア

マルティニカラーと言う名前を
知らなくても、赤、青、水色の
3色のストライプは、多くの
レーシングマシンに描かれて
活躍していますので、クルマやレース好きの方は、見覚えがあると思います。

近年ではF1のウイリアムズのボディに描かれています。

この「マルティニ」と言うのは
イタリアのピエモンテ州のワイン
酒造ブランドで、1968年にポルシェを
支援してマルティーニ・レーシングを
設立したのが始まりで、今回のミニカー
935のボディにもシールで貼られています。

この頃のスーパーカーブームの
MADE IN JAPANのトミカは
程度でも変わりますが
今では1台で5000～1.0000円前後の
値段が着く事もあり、この935も人気の1台です。

ポルシェ935をサイドから見ると
ポルシェ930ターボのボディに
大きなリアウイングを樹脂パーツで増設しています。

ドアにもゼッケンとマルティニの
マークを、ドアの形とサイズに
対してギリギリの長方形で貼って居ます。

また、当時の実車が黒いホイールに
黒いタイヤで在ったのを、そのまま
再現していて、近年のブラックホイールのようにカラーになっています。

ポルシェ935を、ななめ後から見ると
リアウイングが大迫力で在り
リアフェンダーのボリュームも
他のトミカのミニカーを圧倒する迫力を持って居ます。

ただ…ややリアタイヤが内側にあります(^^:

ポルシェ935を真後ろから見ると
樹脂製のリアウイングを
上手く金属のダイキャストボディに
噛ませているのが解ります。

子供が引っ張っても、簡単には外れません。

前からは、930よりも934的な
フロントバンパー廻りでスポイラーも造形されています。

可動は唯一定番のドアが開きます。

ポルシェ935の真下には

（C)1977　TOMY

tomica

NO.F31 S＝　1/61

PORSCHE　　TURBO

MADE IN JAPAN　と入っています。

箱は青箱と言われるタイプで
外国車シリーズのF31です。

樹脂製のタイヤもゴムと同じく
経年で劣化が進むと、小さな衝撃で
割れたり、欠けてしまう事が在りますが
43年経っても、ゴムと同じメンテナンスで935は元気に形を維持しています☆

■メーカー・MAKER　トミー(TOMY)　　NO.F31
■発売・Sales Year　1977年　　
■当時価格　　280円　　800円
■製品仕様　　全長サイズ約7.5cm×3.5cm　1/61スケール

ポルシェ911 カレラＲＳＲ ターボ フジミ模型(FUJIMI) ASIN: B078MNYRM1 詳しく見る。