26年後のロケットパンチ!1~3期の見分け方!!
Introduction of Japanese toys
MAZINGER Z
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー57は、1999年にバンダイ
のゲーム関連の外部企業バンプレスト
で、行われたスパロボゲームの応募の
スパロボメガトンキャンペーンで
超合金第1号のマジンガーZの最初期版
1期を再製造した超合金マジンガーZのレビューです。
*この時期の状態を旧バンプレストとも言う。
超合金第1号のマジンガーZの1期版は
1973年末に少数のみの販売だった為に
1990年代のプレミア価格では100万円
を超えの希少存在で、コレクターや
メディアの間では、幻の一品として語ら
れていた超合金の中でも、見た事ある
人も少ない、ズバ抜けた超激レアアイテムでした。
*1974年に使用変更した量産版は3期(2期)販売分~。
HBR-9の動画・ロケットパンチ!アイアンカッター!ブレストファイヤー!W発射!
*ブラウザなどで読み込みが遅い場合は画面下「YouTubu」の文字をクリックして別ウインドゥでの視聴を御薦めします。
1.全スーパーロボット大戦電視大百科
1998年10月.29発売
2.スーパーロボット大戦F
1998年12月10日発売
3.スーパーロボット大戦F完結編
1999年4月15日
上記の応募シールと、定額為替600円を
送る事で、郵送による形でのみ
今回の完全限定復刻版は入手可能でした。
かなり完璧に近い復刻版です。最大の
特徴は*ロケットパンチの発射ボタンが
1.2期は肩の部分に赤いスイッチが在る事です。
その下の二の腕は銀色のシールが
貼ってあるだけで、向かって左の腕の
内側が少し剥がれていたのですが
そのまま撮ってみました。つまり
ロケットパンチ以外の腕のダイキャスト部分は
黒塗装されて居るのでロケットパンチ接合部に少し黒い塗装部分が見えています。
*当時はアイアンカッターのロケットパンチ
のみが付属していましたが、復刻では通常の
ロケットパンチも付属していますので、写真
は、ロケットパンチを装着して撮影しています。
もう1つ、1.2期の特徴とされるのが合金
では無いパーツですが、重要な頭部の
部品で、正面から観て首のラインが垂直
なのが1.2期の頭部で、コレも再現されています。
3期からの頭部は、首を正面から観ると
ハの字型に下の方が太くなっています。
背中には、胸の裏に赤いレバーが2つ
在りますが、コレはブレストファイヤ
ーを玩具で表現したミサイルを発射するレバーです。
その前後にプラスネジ、腹部のシルバー
も、前から廻して後方でクロスしている
シールで、よく見るとシールの端が解ります。
このギミックは1期のみで、2期からは前
も背中側もシールで塞がれてギミック
は無くなり、2期の後半では背中は完全
に塞がれるので、肩にボタンが在って
背中に穴が無い個体は、2期後期と呼ばれます。
写真向かって左にのみミサイルを入れて
いますが、右の内部が赤いのが見えます。
逆に言うと1期に無い待望のマジンガー
Zの強化アイテムジェットスクランダー
を装着させる為に、先行した部品が2期
で、先に使用されたのが、2期後期と言
う状態を少数産み出しています。
本来は、ジェットスクランダー装着の為
に背中をスッキリさせた変更でしたが
レアな2期後期版を誕生させてしまいました。
ロケットパンチは、肩にスイッチが在る
事と同時に樹脂製のパンチ側に、ロック
する穴が無いので、拳の向きは関係なく装着可能なメリットが在りました。
オリジナルに付属していたのはアイアン
カッターバージョンだけなので限定復刻で叶った装着です。
*3期以降~は全て発射ボタンが、二の腕に
移り、手の甲が上に来る装着しか出来ません。
そしてオリジナルと同じアイアンカッター版
ですが、テレビ放送が1972年12月3日
からで、玩具は約1年後から発売なので
強化武器のアイアンカッターが付いての発売で既に在ります。
コレは当時70年代には、玩具がテレビ
放映と同時や、少し先行して販売する
近年と違い、子供に人気の番組が玩具化
されていた時代の証で、ジェットスクランダーも超合金では遅れて登場して来ます。
足の裏は凹型の中に刻印が在ります。
しっかり1999年の記載が在りますけども
この限定復刻版もゲーム3種と応募する
手間などから、それ程大量に造られては
いませんし、ロケットパンチなどの付属
を考慮すると、今後も価値が上がる1体だと言えます。
箱もオリジナルを再現していて、東映の
版権シールの模様と、裏のSTマーク
非売品の記載など細部は異なりますが
箱だけでも高値だった事からすると、嬉しい再現です。
当時、超合金第1号なのですが1期には
印刷では入ってなく、左上に*手貼りの
シールで超合金としていたのが、少量生産の証です。
2期(3期も同じ箱)からは、*超合金の
文字が印刷され、ジャンボマシンダーの
写真は同じですがジェットスクランダー
を背負った写真が仕様されていますので
2期自体が、1期と3期の繋ぎ時期なのが解ります。
*2020年2月4日
「なんでも鑑定団」(テレビ東京系)にて
1期の箱に「超合金」の文字がシール
では無く黒い部分に「印刷」で、入って
居るモノが埼玉県に在った玩具店から出て来た事が紹介されました。
その箱が70万円、中のマジンガーZは
遊んでいて、右腕のロケットパンチ
ギミックが破損しているなどで30万円
合計鑑定額が100万円でした。
送られて来たバンプレストの外箱です。
21年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
マジンガーZも元気で綺麗です。
■超合金マジンガーZ1期~3期の特徴判別表!
1期1973年 | 肩スイッチ、首が垂直、胸にミサイルギミック有 |
2期1974年 | 肩スイッチ、首が垂直、胸ミサイルなし |
3期1974年 | 二の腕にスイッチ、首がハの字、胸ミサイルなし |
4期1979年 | 79年発売で、足長マッチョで形が完全に異なる。 |
●期などは通称でメーカー発ではなく、時期やエリアで違いがあります。
■発売・Sales Year 1999年
■定価 非売品・スパロボメガトンキャンペーン
■登場作品 マジンガーZ
■製品仕様 ソフビ 全高・約11.5mm
マジンガーZ メカニックコレクション BANDAI SPIRITS ASIN: B001NDJFEU 詳しく見る。 |