Introduction of Japanese toys
THEPOINTER(Ultra Seven)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー330は、ウルトラセブンの
ウルトラ警備隊が使用自動車ポインターを
フジホビーが1971年にダイキャストで
発売したポインター号のレビューです。
ウルトラセブン
1967年10月1日~1968年9月8日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。
ウルトラマンとは異なる侵略をテーマにした
SF色の濃い内容で、今でも多くのファンがいる
名作で、その後ウルトラ兄弟の設定が追加され
ウルトラマンシリーズの1本とされていますが
放送当時は、独立した作品なのでウルトラマンが
助けにくるなどの枠を超えた交流は描かれていません。
■ポインターとポインター号の謎?
ウルトラセブンの作品の中では
隊員や隊長らは、このクルマを
「ポインター」と言っています。
ですが、このクルマはポインター号です。
それは「ポインター」と言うのは
有名なのは犬種名であり、位置を示す事も
ポインターですし、パソコンのカーソル
なども、ポインタと言う国(人)も居ます
海外では人名でも使用されますし
近年では、レーザーポインターなどを
略して使う事もあります。
なので、商品名としての登録が
ウルトラマンの「ウルトラ」などが
スーパーマンの「スーパー」と同じく
出来ない、多くに仕様される単語だと
商品名として登録出来ない事があります。
特に当時は、新明和工業が製造していた
2輪車の名称が同じであった事などから
玩具には「号」を着けていて
ポインター号として販売してます。
そこから、逆に印刷物などに
ポインター号と記載している書籍なども
ある事から、ポインターとポインター号
と言う2種のネーミングが存在してしまっています。
■ダイカミニ
ダイカミニは、*第二次怪獣ブームの時期に
ダイキャストで販売された玩具で箱売りと
箱の上に乗せた車体に上部からクリアの
箱を被せた2種の販売方式がありました。
箱売りが先行し後半はクリアを被せたタイプに
統一されます。
ウルトラセブンは、セブンの版権シールと
帰ってきたウルトラマンのシールが
エラーなのか?シールが欠品した時期なのか
どちらか1つが、時期的に2種貼られていたりまします。
トミカなどが180円の頃に、価格が500円と
高価だった事からも、あまり売れず
特に人気の無い機体は、駄菓子屋などで
台紙にビニール袋に入れて価格を下げて
販売され、ウルトラマンA時期には一時撤退し
超合金やポピ二カの登場もあり
ウルトラマンタロウで、ダイカミニキット
として少し復活しますが、ポピーに押され
メジャーなウルトラ玩具では無く縁日などの
出店などで売られました。
今からすると、考え難いですが
ウルトラマンシリーズで、1番人気の
ポインターは、当時はミニカーとしては
商品化されなくて、3年以上経って
やって発売されたのが、今回の商品ですが
この商品の後も、長く~ポインターは
ミニカーとして商品化が無い時期が続きます。
ポインターをサイドから見ると
トミカの2倍以上の価格ですが…
ミニカーとしてのクオリティは
どうみても下です(^^:
ドアが開かないですし、サイドの窓も入っていません。
下半分は素材が向きだしで塗装も
されていません。
タイヤも半分沈んでいて、車高が
低く…別の意味ではカッコよくなってしまっています。
ウルトラ警備隊のマークも紙の
シールで、マークのフレームでは
無くて、楕円の中に印刷されています。
しかも、個体差ですが…略曲がっています(^^:
それでも、当時はコレしか無かった
為に、子供には形がポインターな
だけで嬉しいミニカーで、当時は
トミカは、略マスコミ的なミニカー
は販売していなくて、コスモスポーツ
のような形状は、そのままの
マットビハイクルのようなパターンや
まったく関係無いミニカーに
テレビの人気キャラのシールを貼った
ようなミニカーだけだったので
このミニカーの存在価値があった時代です。
ポインターを斜め後方から見ると
作中の実車のように、シルバーに
ブラックのラインなどは無く
後方の文字も紙のシールで・・・
文字も赤になっています(^^:
後の窓ガラスはプラ板が入っています。
屋根の造形は独特な解釈で
面白いですけども
後方のサイドウイングや、垂直翼
辺りからの後方の造形は、制度は
別にして、かなり形状としては
よく再現されています。
ポインターを後ろから見ると
マフラー出しが半円ですが4本
あり、実車以上にカッコよく再現されています。
ウイングの後方の角の凸部分は
ウインカーを表現した部分のようです。
シールは、殆どがシッカリ貼られて
ないので、現存する個体では
このシール類3種が残って無い事が多いです。
ポインターを前から見ると
一見、あまり良く無いのですが(^^:
ダクトの網目の再現や、ナンバー
のP:1の文字がモールドされ
補助灯や、マシンガンタイプの
レーザー砲などが細かく再現され
水色の尖ったヘッドライト内側の
部分も、左右共にセンターに向いていたり
細かい部分の再現度は凄いです。
ポインターの裏(下)は未塗装で
THEPOINTER
下に(C)円谷プロと凸モールド入っています。
ウルトラセブンの文字は在りません。
マフラーが4本出しで、モールドされて
いますが…実車は1本で、もっと小さいです(^^:
50年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
ポインター号も元気で綺麗です。
■フジホビー・ダイカミニ *ラインナップ
*ウルトラマンシリーズ
●ウルトラマン
●ウルトラセブン
ウルトラホーク1号
ウルトラホーク2号
ウルトラホーク3号
ポインター号
ステーションホーク1号
マグマライザー
●帰ってきたウルトラマン
マットアロー1号
マットアロー2号
マットジャイロ
ポインター・スペック 型式名 TDF PO-1 全長 5.3m 最高時速の365km/h 乗員 6名 装備 スモークスクリーン装置 ベース・クライスラー・インペリアル1957年式4ドアセダン デザイン・成田亨 |
■メーカー・フジホビー
■発売・Sales Year 1971年~
■当時価格 500円
■登場作品 ウルトラセブン(1967年)
■製品仕様 全長サイズ 約7㎝×3.3㎝
TDF PO-1 ポインター 1/24 ウルトラセブン・フジミ模型 ASIN B08BZG17L2 詳しく見る。 |