BIG SOFT・ウルトラマン【493】

Introduction of Japanese toys
The first generation　Ultraman　A type

ホビービルドプラスの宇宙九太です。

玩具レビュー493は、ウルトラマンの
30thアニバーサリーに、バンダイが
発売した、BIG SOFT シリーズ
Aタイプウルトラマンのレビューです。

ウルトラマン

1966年7月17日～1967年4月9日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。

放送当時はウルトラQシリーズの中のウルトラマン
として放送された為にオープニングではウルトラQ
の文字が回転して、その中からウルトラマンという
文字が出て来るタイトルが残ります。

怪獣ブームを巻き起こし最高視聴率42.8％を記録
55年以上前の子供番組ですが、今でも知らない人
は居ないと言う程の日本を代表するメジャーキャラで番組です。

■ウルトラマン30周年とBIG SOFT シリーズ

1966年に誕生したウルトラマン
が、1996年に30周年を迎えました。

ですが、この頃のウルトラマンは
テレビシリーズはウルトラマン80
から*16年～事実上無く、海外の作品
ウルトラマンGや、パワードが
ビデオでリリースされたり、劇場で
公開されるような状態でした。

日本産まれの新ウルトラマンとして
ウルトラマンゼアスの映画が30周年
に企画、上映され、同時上映に
甦れ！ウルトラマンと言う作品が
制作された事から、バンダイは

BIG SOFT シリーズとして

ウルトラマンゼアスと
初代ウルトラマン・Aタイプを
発売しました。

残念ながら、当時のスタンダード
ウルトラマンや怪獣のソフビの
3倍以上の価格だった事からも
この2体の販売でシリーズは終了
してしまいます。

*スピンオフ的なアンドロメロス
は、一部地域でビデオ撮影された
10分番組は、1983年に放送され
ウルトラマンキッズなどのアニメ
系や、単発のウルトラセブン
再編集した5分番組のみでした。

ウルトラマンAタイプを前から
観ると、ガレージキットでは
再現されていた、前傾姿勢で
腹部などに「シワ」を再現した
初代ウルトラマンAタイプを
バンダイのようなメーカーが
量産品で出してきたのは驚きで
今でも、無い使用です。

前傾姿勢は、ウルトラマンの
場合は特に、ゾフィや偽マン
帰ってきたウルトラマンなど
型の応用が出来るので、直立
で出したいキャラです。

そこを、前傾姿勢で出して
マスクのシワも再現して
いるのは画期的です。

フォルムも、スーツアクター
の古谷敏のスタイルを意識し
腕や足が細く長いスタイルで
肘の部分にもシワが在ります。

ウルトラマンAタイプをサイド
から見ると・・・

ぶっちゃけ腕を前に出すと…
前傾なので倒れます(^^:

二の腕の赤模様などはAタイプ
に、かなり寄せていますが…
二の腕が太く
手首への模様のセンター（中指）
も人指指側に*ズレています。
*作中もズレてることは在りますが
デザイン的には赤模様の先端が中指に来る。

耳の形状は、何故か？Cタイプの
形状になっていて、首がソフビ
的に必要だったのか？かなり
太くなっていて、初代は首が細く
スーツアクターの首にピッタリ
なのが、綺麗なウルトラマンなのですが…

*首がピッタリすぎてギャンゴの
回の水で、スーツアクターの
古谷敏氏は溺れそうになった為
セブンは水が首の下に流れこむようになる。

ウルトラマンAタイプを後ろから
見ると、後頭部は矢が上を向いた
パターンになっているのですが
耳の後ろのシルバー部分が小さく
後からは殆ど見えません。

耳の形状も…上の辺などから
Cタイプです。

腕の後側や膝の後側にもシワが
在るのは凄いです。

足の裏側の赤い模様のパターン
も、かなり違うフィギュアが
多い中で、頑張っていると思います。

ウルトラマンAタイプの可動は
手（ボディとの付根）と、腰が
一応、接合しているので少し動き
ますけども、あまり可動が多い
ソフビではありません。

ウルトラマンAタイプの足の裏
（下）には

左足には
（C)円谷プロ
ビックソフトウルトラマン

右足には
BANDAI　1996
MADE　IN　JAPAN
52818

と凹モールドで刻印されています。

ビックソフトウルトラマン
ウルトラマンAタイプは
紙製の台紙にクリアでソフビが
見える、ブリスターに入れて
販売されました。

裏側には、Aタイプの勇士の
写真2枚が使用され
レッドキングと組んだモノと
スぺシュウム光線ポーズの
*宣材写真、ウルトラマンの
設定が書かれていました。

*レッドキングの頭部が高い
ので、ウルトラマンが台に
乗って組んだ写真と
グリーンモンスのセットで
昼間の照明で撮られた撮影で
同・セットでアントラーが
ビルの前に立つ撮影も行われた。

26年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
BIGSOFTウルトラマンも台紙も元気で綺麗です。

■BIG SOFT シリーズ

・ウルトラマンAタイプ　　2000円　　1996年
・ウルトラマンゼアス　　 2000円　 1996年

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