ntroduction of Japanese toys
F1・Leyton House CG901(ONYX)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
今回の玩具レビュー307は、ONYX が
1990年に発売したプルバックカーの
F1マシン・レイトンハウスCG901のレビューです。
■F1ブームの日本のマシン
F1と言うとホンダやトヨタ、ヤマハの
ようなメカニカル的な参戦をイメージ
するのが、クルマ大国日本かもしれませんが
唯一、チームとしての事業として
参戦していたのが、コンストラクターズ
レイトンハウスF1チームでした。
1980年代後半のバブル時期に実業家の赤城明
に、レーシングドライバーの萩原光と
その弟の萩原任が、スポンサー契約を申し出
1984年の秋から全日本選手権クラスのレーシングチームとしてスタート。
当初はメーベル商会名義で行っていましたが
レーシングカーには、格好悪いという意見から
1985年の後半よりイギリスの「レイトン」
という地名をもとに「レイトンハウス」のブランド名を使用し
全日本F2選手権、全日本F3000選手権
国際F3000選手権、全日本F3選手権
富士グランチャンピオンレース
全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権
全日本ツーリングカー選手権などに参戦
1985年のル・マン24時間レースでも
トムス(トヨタ)のスポンサーに
星野一義、中嶋悟、関谷正徳などの日本の
トップドライバーのスポンサーシップを務め
1987年、F3000やF3のイギリスの名門の
マーチと提携する形で
レイトンハウス・マーチ・レーシングとして
F1に進出、全日本F2選手権に参戦していた
カペリ選手の1台体制で、今からするとありえない
エントリーでしたが、モナコグランプリで初入賞を挙げてしまいます。
後のウイリアムズ、マクラーレン
レッドブルのマシンをデザインする
空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイを
本格的にF1で活躍させたチームになり
1988年には2台体制となって、終盤には
トップ争いに食い込む活躍を見せて
モータースポーツファンを驚かせる活躍そ見せます。
勢いのままに、1989年にはマーチから
レイトンハウス・レーシングに
1990年からはレイトンハウスに変更して
F1レースに参加、アパレル事業単体で
年商20億円を超えるビジネスに発展し
ついには親会社の丸晶興産がマクラーレンの
スポンサーとしても知られた西ドイツの
老舗紳士服ブランドヒューゴ・ボスを
400億円で買収し、丸晶興産傘下となった
ヒューゴ・ボスを通じてマクラーレンの
スポンサーにもなり、F1の2チームを
スポンサードする事になりますが
勿論、この時のマクラーレンはセナと
ベルガ―がドライブする最強マシンマクラーレン・ホンダです。
そのレイトンハウスになった年の
マシンのプルバックカーが今回のF1マシンで
NO15のグージェルミンのマシンです。
レイトンハウスCG901をサイドから見ると
驚くには、エイドリアン・ニューウェイ
のデザインしたボディは、当時のF1マシン
の中で、最も古さを感じないラインで
レギュレーション的に、仕方ない分部以外は
美しいラインのマシンだと関心します。
901Bになると、サイドのラジエーター
吸気の部分が前方向まで来て更にカッコよく
なるのですけども…カッコでは無くて
空力で非力なマシンでも、TOPチームの
マシンを追いかけまわす場面があったので
不思議な性能とデザインの関係です。
スケール的にと、許可(価格)的には
タイヤにグッドイヤーの白文字が無いのが
残念なくらいですけども、コスパ的には
ベストなミニカーでした。
レイトンハウスCG901をななめ後から
見るとリアへの絞り込みも、当時の
他のマシンよりも、複雑でボディからの
エアがリアウイングの下の羽根に当たる構造も先進的です。
レイトンハウスCG901を真後ろから
見ると、サイズ的には仕方ない範囲
ですけども、リアディフューザー
なども、実車は既に凝った形状の
モノを装備していました。
・・・一応、造型されれいるのですが(^^:
前からレイトンハウスCG901を見ると
もう少しサイドポンツーンは吸気口の
外側が丸く外に(左右に)まるく
見えるので、89年のボディを流用(改修)
した様子が見えてしまいます。
またスケール的に仕方ないですけども
ヘルメット上の上部吸気口がBPカラーの
グリーンのままなので、せめてブラックの
塗装で吸気口らしくして欲しかった気がします。
レイトンハウスCG901を、真下から見ると
リアディフューザーが在るのが解ります。
他の部分は、ミニカーとしての底であって
F1ボディの底とは異なります。
写真上側にONYX 1/43の文字が大きく
凸モールドで入っていて
前方向に
LEYTONHOUSE MARCH GC088と記載されていますが
マーチは90年的には間違いです。
右側(写真下)側には
FABRIQUE AU PORTUGAL
の文字が入って居ます。
30年以上経っていますが
かんたんなメンテナンスの御蔭で
レイトンハウスCG901も元気で綺麗です。
■レイトンハウス・CG901スペック レースカテゴリー F1 デザイナー エイドリアン・ニューウェイ 先代 マーチ・CG891 シャシー サスペンション (後)ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トレッド エンジン トランスミッションマーチ 6速, MT ドライバー |
■メーカー・MAKER (ONYX オニクス)ポルトガル製 型番088 ■発売・Sales Year 1990年 ~1991年 ■当時価格 1500円*販売時期・サーキットなど場所などで変。 ■製品仕様 全長サイズ約11cm×5.5cm 1/43スケール(約) |
![]() ASIN : B00Z91NE8K 詳しく見る。 |