Introduction of Japanese toys
Ultraman(KAIYODO)
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー402は、海洋堂が発売した
ハイパーソフトビニールモデルシリーズ4
約90センチの1:50巨大ソフビキット
ウルトラマンCタイプのレビューです。
ウルトラマン
1966年7月17日~1967年4月9日
TBS系で放送された円谷プロ製作の空想特撮シリーズです。放送当時はウルトラQシリーズの中のウルトラマン
として放送された為に、オープニングでは
ウルトラQの文字が回転して、その中から
ウルトラマンという文字が出て来るタイトルが残ります。怪獣ブームを巻き起こし、最高視聴率42.8%を
記録、50年以上前の子供番組ですが、今でも知らない
人は居ないと言う程の日本を代表するメジャーキャラで番組です。
■ハイパーソフトビニールモデルシリーズ
ハイパーソフトビニールシリーズは
*約1/50サイズで、下↓のリストにも
書いていますけども、シリーズ名も
少し違う文字が入るなど異なっていて
厳密には一定したシリーズでは無い印象です。
*箱などには1/50との記載ですが
スーツアクターの古谷敏は当時180cmを
越えていたので、その上にウルトラマンの
マスクが来るので190cm前後から、Cタイプは
特に越えていたと想定されるので、90cm弱は
厳密には半分(1/50)には届いてはいません。
今回のウルトラマンCタイプの立ち
ポーズも、シリーズの最初の前傾姿勢
のウルトラマンが、ソフビ素材の自重で
前に倒れてしまう程の大きさだった事から
立つ事を前提にしたウルトラマンと
して、ある意味サイズや造形の凄さから
リカバリーしたウルトラマンでした。
更に厳密に言うと、ウルトラマンや
ウルトラセブンは、量産前にも異なる
ソフビがあり、セブンもエメリュウム
光線ポーズなどが発表されていたりします。
また、あまり大量生産をしえない事から
リクエストの多いソフビは、なんどか
同じ状態~細部変更などの小数の再販が
あるので、発売時期を初期とは異なった
見解の方もいたりするのも、大メーカーの
数万個ロッドのソフビとは異なります。
1990年当時(厳密には1989年12月~)は
まだウルトラマンティガ1996年前なので
大人がウルトラマンなどの玩具を普通に
買うとか、フィギュアを並べてるなどは
オープンにされる事ではなく
バンダイのウルトラ怪獣が500円の時代に
1万円ものソフビを買う大人は少なかった
と言う社会的にも、今とは異なる背景が
あり
今回のソフビも、未組み立てで4~5万円
塗装済み完成品は、その出来では2桁以上
のプレミアになり、今でも驚きのサイズと
木下隆志造型のクオリティを求めるファン
が多い事からも、サイズを36cmに小型化
したコールドキャストの商品が2015年に
19440円で発売されました。
ウルトラマンを前から観ると
ボディを構成するパーツとしては
上半身と下半身に別れ、腕は二の腕
部分と手首、足首が別になっています。
腰の部分の接合などは、目立つと
言えば目立つので、埋めてもいいのですが
自重により足のメンテナンスや
あまりに大きいので、2分割出来る
ポイントとして結合は、ハメるだけに
留めていますので、引き抜けば外れます。
小パーツとしては、目やカラータイマー
耳内のレバーなどがある。
カラ―タイマーも、当時は少し珍しい
クリアのソフビで、タイマーを留める
金具やネジまでが、当時造型され
ファンには話題になりました。
写真はクリアブルーで内側から
塗装しています。
ソフビキットなので、赤に塗装する事
も出来ますが、タイマーは1つだけしか
入ってないので、略青に塗装されたと思います。
ウルトラマンをサイドから見ると
Bタイプからの撮影への投入を急いだ
為に、後頭部の耳の後ろのシルバー
を塗装せずに出してしまったので
後頭部が全て赤いパターンになって
しまっています。
材質的には前の顔部分がFRPなので
このソフビも、前のFRPマスク部分を
後頭部のソフビの凸部分にハメる
ようになっています。
腕の赤いラインの手首側は、Cタイプ
時期には、手術用の手袋をシルバーに
塗装して*2枚重ねてしているので
テープで留める事は、殆どなく手袋で
赤いラインが少し隠れる事もありますが
赤いラインも短いので、手袋のラインと
重ならないようにしています。
スタイルとしては、当時は画期的な
美しい巨大なソフビでした。
*Aタイプ時期は1枚に塗装していたので
格闘中に剥げると、スーツアクターの
肌色が透けて見えてしまっていた。
ウルトラマンの耳の中には、目と
カラ―タイマーの電球のスイッチが
脱ぎ着しないで、乾電池をセーブする
為に付けられていました。
そのスイッチも忠実に再現されていて
コレも、ファンは知っいても小さい
レバーなので、立体化で造形される事は
無かったで、注目のポイントでした。
ウルトラマンを後ろから見ると
後頭部は赤く、腕の付根(脇)の
シワなどは、当時は驚きのスーツ
表現でした。
脇腹(電池)をカバーして、体格を
*よく見せる為のアンコが在りますが
この当時は、そこまでは表現されて
いません。
また*オシリにも、左右1つずつの
パットが入れられていました。
*コレらのパットは、防護的な意味と
体格を良く見せる意味でありましが
スーツアクターの古谷敏が、過酷な
撮影と当時のスーツ内の匂いなどから
食欲が減退し、体重が減った事からも
補っていました。
ふくらはぎから下の赤いVラインは
略映らない部分なので、下の部分は
シルバーに塗装したテープで消えて
しまっている事が多いので
私は消したままにしています。
*踵からのなめの撮影時などのみ
手書きでテープの上から赤線が
書かれたりした場所です。
足も、ウルトラセブン以後のブーツを
そのまま使用する事はしていないので
宇宙人の皮膚的に、ウルトラマンは
扱われていたので、厚い底は無く
薄いスリッパのような底が付けられ
脱着用に、垂直では無くて斜めに
チャックが付けられ、その上の
ウエットスーツの繋ぎ目にテープが
巻かれています。
造型的にも、*薄い底を貼り付けた感が
出ていて、チャックも造形されています。
*このブーツの底を使用しなかった事で
Aタイプ時期に、特撮セットの下から
釘で固定されたガードレールが壊れた
跡を、踏み抜いてスーツアクターが
怪我した事から、釘の使用方法が
見直され、ウルトラマン側が守られ
ウルトラセブンから底が厚くスーツ
側が安全性をUPさせています。
ウルトラマンを底から見ると、足の
裏など、どこにも刻印などはありません。
造型的には、土踏まず部分にのみ
モールドが在ります。
…前と後がスリ減った表現なのかと思います。
色的にも、シルバーでは無いのかと
思いますが、グレーなのか?汚れ
なのか?よく解らないので、ソフビ
としては、シルバーで塗装しています。
*シャインレッドの成型色
ウルトラマンの可動は、しません。
固定ポーズです。
31年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
ウルトラマンも綺麗で元気に保っています。
■海洋堂ハイパーソフトビニールモデルシリーズラインナップ
*ハイパーソフトビニールモデルキットなど厳密には
名前が異なる。N*>箱ナンバー記載無し。*少量再生産あり、小変更あり(再版価格変更品もあり)
1.ウルトラマンCタイプ(ファイティングポーズ)1988年 9800円 木下隆志
*前傾姿勢で前に倒れる為少数撤退、4の立ちポーズに移行。
2.ウルトラセブン 1989年 9800円 木下隆志
3.バルタン星人 1989年 19800円 木下隆志
4.ウルトラマンCタイプ 1990年*12000円 木下隆志
*1989年12月、ウルトラマンⅡの記載もある。
N*.仮面ライダー(旧1号)立ちポーズ 1990年 13800円
*90年の時点ではハイパーソフトビニールモデル
シリーズ「ファイナル」とされ、以後NOの記載が特に無い箱がある。
N* 仮面ライダー(旧1号)左手斜上ポーズ 木下隆志
N* ゴジラ1954(初代ゴジラ)約60cm
N* ゴジラ(モスゴジ)1/100 約50cm 酒井裕司
11. 仮面ライダーⅡ
12. ゴジラ1962(キンゴジ)1/100 約50cm 酒井裕司
N* ゴジラ1989(ビオゴジ)約100cm 2011年
ウルトラマン 身長 40m キック力 320文の威力 走行速度 時速450km 年齢 約2万歳 +55年 活動時間3分間*作中では言及されていない。 宇宙大学教授、宇宙警備隊銀河系局長 父:宇宙保安庁長官 スーツアクター 古谷敏 |
■メーカー・発売元 海洋堂(KAIYODO) ■発売・Sales Year 1990年(少数再版あり) ■当時価格 12000円 ■登場作品 ウルトラマン(1966年) ■製品仕様 全長サイズ 約88㎝ |
シン・ウルトラマン バンダイ(BANDAI) 全高:約160mm 詳しく見る。 |