Introduction of Japanese toys
MechaGodzilla
ホビービルドプラスの宇宙九太です。
玩具レビュー129は、東宝特撮映画に
登場するロボット怪獣・メカゴジラの
ブルマァク・ソフビ(復刻)のレビューです。
メカゴジラは、1974年3月21日に公開された
ゴジラ対メカゴジラに登場したロボット怪獣で
東宝製作の作品です。その後
メカゴジラの逆襲(1975年)のメカゴジラは
メカゴジラⅡという、一応違う個体です。また
ゴジラvsメカゴジラ(1993年)
ゴジラ×メカゴジラ(2002年)
ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年)
GODZILLA 怪獣惑星(2017年)
GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018年)に、登場するメカゴジラは名称はメカゴジラですが
固体デザイン的に異なるモノです。
ハイスペックソフビ・メカゴジラ
このメカゴジラは、当時のブルマァクの金型で
復刻したブルマァク復刻版 東宝怪獣シリーズの1体です。
当時のオリジナルは、グレーの成型色に
ブラックを吹いて金属ぽく見せて、何故か?
グリーンメタリックを頭部から下半身の股間まで吹いていました。
コレも当時の資料の少なさと「怪獣」だけなど
本来の人間や解るカラーが、一緒に映ってい
ない場合は現像時に、補正カラーの基準が無い
為にグリーンが強いままの写真を出していたりする事が原因だと思われます。
メカゴジラが発売の1974年はゴジラのソフビ
が発売された1966年から8年も経っているの
と、ソフビ怪獣の創世記からの進化は凄く
まったく別のシーリズと思うくらいのハイスペックなディティールで販売しています。
このメカゴジラは、当時販売されたメカゴジラ
よりも映像に近いカラ―で仕上げられています
が、メカゴジラは略シルバーの単色のカラ―ですけども
ブルマァクらしい?感じにブルーメタリックと
ゴールドが吹かれています。
造型的には、今でも驚くくらいよく出来た
ソフビで小さなモールドまで、複雑な造形が効いている1体で
リベットや複雑な凹凸の再現、メカゴジラと
してのスーツの味も取り入れて居ます。
*メカゴジラは、背中からスーツアクターが
入るのでは無くて、腰の部分から上が外れて
被るように中に入って演技する特異なスーツでした。
不思議なのは、メカゴジラの目は黄色の発光な
ので、金色を使用しているならば、それで目を
吹けばよかったのではと思います。
逆に、当時のメカゴジラは目だけは、作中と同
じく黄色が吹かれていました。*クチの中も赤でした。
因みに、作中のメカゴジラの歯は透明の樹脂で
造られていますが、銀が透過しているので
シルバーにしか見えませんが、よ~く見ると今のデジタル画像なら解るカットがあります。
サイドから見ると、ややメカゴジラのボディが
前後には細身なのが解ります。
ただ当時の技術というかソフビの味付けとして
肘を少し曲げて、膝も少し曲げているのは
ロボットですが生命感を与えている*マルサン
からの技とも言えると思います。*ブルマァクの前身
尻尾は少し短いですけどもディテールは、よく
出来ていて背ビレにも、アクセントでブルー
メタリックを吹いているのはソフビらしい感じが出て居ます。
ただ、設定的にはメカゴジラはブラックホール
第3惑星人のロボットなので「MG」と文字を
造形してしまってるのが、今の間隔からするとスゴイですが・・・
そもそも、ブラックホール第3惑星人と言う
宇宙人名の方も、突っ込みどころ満載のネーミングです(^^:
後方から見ると、前よりはボディのボリュウム
が無い印象で、背ビレのブルーメタリックが、多過ぎる感じがします。
アメリカで大絶賛のメカゴジラの技!
メカゴジラのソフビは、作中と同じ首が360度
廻り腕は肩のみ可動します。
足も股関節が可動しますが、肘と膝の角度の
御蔭で豊かなポージングが可能です。
アメリカでは、挟み撃ちに合うメカゴジラが
首を真後ろに向いて対抗するシーンは、大いに
受けたアイディアで、アメリカのゴジラファン
がメカゴジラのフィギュアで遊ぶお約束ポーズになっています。
メカゴジラの足の造形も複雑なのに、よく造形
していて上手くソフビらしく略していて見事です。
カラ―的にも、足にはブルーメタリックは無く
足首から下には、シルバーも吹いて居ません。
これは人形によく使う目線を上に向ける手法と
塗装の予算的な節約だと思います。
足の裏(下)には、右足にが凹モールドで(C)東宝が入り
ブルマァクの刻印があり、
左足には見え難いかもですが「メカゴジラ」と
縦(前後)に、カタカナで掘ってあります。
足底からのロケット噴射で飛行できますが・・・
当時のソフビの足の裏はお決まりの版権記載場所でした。
上の画像は裏のバーコードが必需品だった為に
復刻時につけられた紙製のタグです。
デザインは、全ての東宝怪獣は同じ絵柄で
ゴム紐でソフビに付けられていました。
28年以上超えてもメンテナンスの御蔭で
メカゴジラも綺麗で元気に保っています。
メカゴジラ 身長:50メートル ブラックホール第3惑星人・地球侵略用兵器 素材・ スペースチタニウム ●武器装備 スペースビーム・目から出す光線。 ディフェンスネオバリヤー・頭部を回転し周囲に円筒形バリヤーを作る。 スーツアクター・森一成 |
■メーカー・バンダイ(オリジナル・ブルマァク)
■発売元 バンダイ
■発売・Sales Year 復刻・1992年1月 元・1974年
■当時価格 2.500円
■登場作品 ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
■製品仕様 全長サイズ 約22㎝
メカゴジラ ベルクロワッペン Groove Garage ASIN : B07DDGPHVS 詳しく見る。 |