量産型ズゴック・旧バンダイ【616】

Introduction of Japanese toys
MOBILE SUIT GUNDAM MSM-07 Z’GOK plastic model

ホビービルドプラス宇宙九太です。
玩具レビュー616は、1979年に放送
された、機動戦士ガンダムに登場する
ジオン公国軍モビルスーツズゴック
旧バンダイ1980年に販売した
1/144サイズプラモデルのレビューです。

*旧バンダイ・万歳マークと言われるマーク時期。

機動戦士ガンダム
1979年4月7日~1980年1月26日・テレビ朝日系・全43話

製作・日本サンライズ 名古屋テレビ

宇宙戦艦ヤマト(1974)銀河鉄道999(1978)の
アニメブーム時期に、日本サンライズロボットアニメ枠
無敵超人ザンボット3、無敵鋼人ダイターン3に続いて
送り出した、3番目の作品で、ダイターン3金田伊功
の人気と共に、注目されていた枠で、戦争モノが始まり
本放送は、難解な話と主役の性格などから苦戦して
しまい、シャアのキャラを1度*外す程、走します。
全52話予定が、全43話打ち切りになってしまいます。

*殺す予定が左遷すると高い年齢層から投書が殺到し
シャアが復帰、これまでのロボットアニメにない世界を展開します。

量産型ズゴック発売時期

*バンダイ広告より引用

当時のバンダイの広告にはシャア専用
ズゴック写真が先に掲載されたモノも
ありましたが、実際にはザクグフの次に
発売されたのは、量産型ズゴックでした。

*バンダイ広告より引用

上のカタログでも、1/144グフ
量産型ズゴックだけが写真で、他は
まだイラストです。

1/100はドムガンキャノンだけが写真
で、シャア専用ゲルググイラストです。
キャラクターレギュラーフラウ・ボウ
イラストで、マチルダ写真なので先に
商品化されているのが解ります。

当時モノのガンプラは存在しない。

機動戦士ガンダムは、1979年4月7日から
放送されたテレビアニメですが、本放送時
には、ガンダムプラモデルは1つも発売されませんでした。

ウルトラセブンや、宇宙戦艦ヤマト
同じく、本放送よりも、再放送以後
に人気が増した作品で

放送当時は、サンライズの前放送の
無敵鋼人ダイターン3を、見ていた
ロボットアニメファンは、そのまま見た
のですけども、ガンダム枠の次作
無敵ロボトライダーG7の間で、とても
変わったアニメで、ザクなどは宇宙服
的な、ストームトルーパーのような
「人」だと思っていたら、巨大だったので
驚いたのを覚えてますが

本放送時期は、スターウォーズ
パクリだと言われる事が多く
シャアのヘルメットは、ダースべーダー
ビームサーベルも、ライトセイバー
アムロが覗く操縦席のスコープ
Xウイングファイタースコープ
そっくりなので、・・・見た目の批判
は、しかたない感じでした。

ですが、作品内容が難しいだけでは
なく、主人公がスーパーロボット
熱血少年必殺技名を叫ぶとは異なり
技術オタクのような主役アムロ
とまどいながらも、独自のファン
が誕生・・・アニメ漫画のイベント
などでも、変わった盛り上がりを見せます。

その変わった盛り上がりから
放送終了から半年後1980年
7月に、ガンダムプラモデル
バンダイから発売されます。

*当時は模型誌よりアニメ誌に広告が出ていた。

ガンダムは、ダイターン3トライダーG7
のファン層よりも、内容が「戦争」であり
年齢層が高い事から、クローバーの玩具
よりも、ミリタリー玩具のファンに造られ
プラモデルが、ハマります。

ただ、販売から数か月は普通に買える
プラモで、数少ないラインナップから
ガンダムザクグフなどを作っていました。

このガンプラウエザリング加工する
手法などが流行り出すと、日本中の
玩具店、模型店、百貨店から
ガンプラが消えて、入手困難になり
近所から隣町に子供たちは走り周り
入荷すると、即完売の社会現象になります。

この社会現象から再放送の数字が
凄いことから、松竹から映画化され
更に大ヒットして、現在も続くブームになっています。

量産型ズゴックを前から見ると
股関節が、とても変わったロボット
で、前後よりも左右に動きます。

腕のツメは選択式で、閉じた
パターンと、開いたパターン

選択できます。

HGや、現在のガンプラからすると
シンプルな造形ですが、当時は
特に・・・普通に見えました(^^:

写真は、当時作ったズゴックなので
まだ、ガンダムカラーも無くて
ガンダムマーカーも無い為、は・・・
現在の感じと異なると思いますが
御了承ください(^^:

量産型ズゴックを横から見ると
意外にスリムな体形で、足も長く
変わったロボットです。

背中ハイドロジェットも・・・
サイズや大きさなども、今のとは
ややズレた感じがするかもしれません。

量産型ズゴックを後から見ると
背中ハイドロジェット間の隙間?
から背中が見えすぎな気が、今だと
しますけども、当時は、これが普通でした。

足の付け根からまでは・・・
変わった造形と可動プラモです。

量産型ズゴックを上から見ると
魚雷発射口は、塗装ではなく
ドリルで開けをしています
普通はやらないかもですが・・・
なんだか開けたかったので(^^:

量産型ズゴックは、腕を上げる
と、ツメを左右変えた効果が実感できます。

足の可動では・・・カッコよくは
なりません。

量産型ズゴックの箱は、初期の
箱は右上
創通エージェンシー」と
日本サンライズ」の文字が入っています・

日本サンライズは、1987年社名
株式会社サンライズに変更したので
その後は、「創通・サンライズ」に
箱の記載も変更されていますので

日本サンライズ」の文字があるのは
1987年の社名変更前のガンプラです。

左側に旧バンダイバンザイマークがあり
量産型ズゴックは、ベストメカコレクション
NO.10になっています。

*ベストメカコレクションはガンダム以外の
バンダイのミニサイズプラモのシリーズ名

■ガンプラ初期販売ラインナップ

*バンダイ広告より引用

初期からMSは3種類のスケールが販売されましたが
意外なのは、ドム1/100しか販売されない時期が
長く、1/144が発売されるとドムではなく*リックドム
として販売されました。
*当時のプラモ的には・・・同じなのですが…

この初期ラインナップ時期は、普通に
買えましたが、この後に空前絶後
品薄・品切れ状態パニックが起きます。

☆モビルスーツ

●1/144
ガンダム 
ザク(量産型)
シャア専用ザク
グフ
ガンタンク
ズゴック(量産型)

●1/100

ガンダム
ガンキャノン
ドム
シャア専用ゲルググ

●1/60

ガンダム 
ザク(量産型)
シャア専用ザク

☆艦船(戦艦・巡洋艦)

ホワイトベース  1/2400
ムサイ     1/1200
シャア専用ムサイ 1/1200*

*広告などではシャアはシャーと記載されてたりした為に
ランナーに「シャー」の記載が残る。

■メーカー・MAKER バンダイ(BANDAI)
■発売日・Sales Year 1980年8月
■定価 300円 
■登場作品 機動戦士ガンダム
■製品仕様 プラモデル 1/144スケール

MSM-07 ズゴック (機動戦士ガンダム)
ガンプラ HGUC 1/144
BANDAI SPIRITSのストア
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