量産型ザク・旧バンダイ【610】

Introduction of Japanese toys
MOBILE SUIT ZAKU plastic model

ホビービルドプラス宇宙九太です。
玩具レビュー610は、1979年に放送
された、機動戦士ガンダムの旧バンダイ
1980年に販売された1/144サイズ
ジオン公国量産型ザクプラモデルのレビューです。

*旧バンダイ・万歳マークと言われるマーク時期。

*ザク・現在はザクIIとされる機体で、旧ザクが
ザクIで、ガンダムセンチュリー(1981年9月発行)
から記載変更されだしますが、商品やファンが
ザクIIと呼称するのは、ファーストガンダムの
リメイクなどが進んでからでした。

機動戦士ガンダム
1979年4月7日~1980年1月26日・テレビ朝日系・全43話

製作・日本サンライズ 名古屋テレビ

宇宙戦艦ヤマト(1974)銀河鉄道999(1978)の
アニメブーム時期に、日本サンライズロボットアニメ枠
無敵超人ザンボット3、無敵鋼人ダイターン3に続いて
送り出した、3番目の作品で、ダイターン3金田伊功
の人気と共に、注目されていた枠で、戦争モノが始まり
本放送は、難解な話と主役の性格などから苦戦して
しまい、シャアのキャラを1度*外す程、走します。
全52話予定が、全43話 で打ち切りになってしまいます。

*殺す予定が左遷すると高い年齢層から投書が殺到し
シャアが復帰、これまでのロボットアニメにない世界を展開します。

量産型ザクこそガンダム?

量産型敵ロボットを、額にV字がある
白い正義の味方が、パワーではなく
機動力を活かして、戦うアニメは
新造人間キャシャーン(1973)で
既に、タツノコプロが行っていますが

ガンダムが、今も続く大きな人気を
得たのは、3つに分離するカラフルな
ガンダムよりも、量産型ザクのカラー
が略アースカラーのカーキ色と言われる
ミリタリーカラーで、ジオン公国軍
モビルスーツを現したことで、未来の
SFですが、世界観やストーリーを
リアルに見せる事に成功したカラーです。

*クローバー広告より引用

この量産型ザクこそが、視聴率
ふるわず、当時のサンライズアニメ
と同じ年齢層に向けたクローバー
玩具に反して

ミリタリーファンに注目され、戦車
プラモデルの横で売られた、量産型
ザク
を手にして、戦車のようなリアル
ウエザリング塗装する事が、出来る
年齢と合致します。

ガンダム芸人・世代などと言って
いる方などは、当時5才前後なので
ガンダム理解するのは無理に近く
1970年よりも、前に産まれて世代
中高生大学生大人に、ガンプラ
が、受けたことで、ガンダム
大きく展開していく事になります。

*バンダイ広告より引用

一人歩きをはじめて(↑)

と、言うのはバンダイ意図と違う
高い年齢層に支持され、新たな
価値の方向性に向かった事から
大人向けの広告を、アニメ誌以外
にも掲載しています。
本棚にコーヒーカップザク大人
か?と言うと、今とはがある表現
かもしれませんが、当時アニメプラモとしては画期的な広告でした。(^^:

当時モノガンプラは存在しない。

*旧バンダイマークの発売前の予告広告近日発売より引用

機動戦士ガンダムは、1979年4月7日から
放送されたテレビアニメですが、本放送時
には、ガンダムプラモデル発売されませんでした。

ウルトラセブンや、宇宙戦艦ヤマト
同じく、本放送よりも、再放送以後
に人気が増した作品で、本放送は
ガンダムも、関東で平均5.3%でした

放送当時は、サンライズの前放送の
無敵鋼人ダイターン3を、見ていた
ロボットアニメファンは、そのまま見た
のですけども、ガンダム枠の次作
無敵ロボトライダーG7の間で、とても
変わったアニメで、ザクなどは宇宙服
的な、ストームトルーパーのような
「人」だと思っていたら、巨大だった
ので驚いたのを覚えてますが

本放送時期は、スターウォーズ
パクリだと言われる事が多く
シャアのヘルメットは、ダースべーダー
ビームサーベルも、ライトセイバー
アムロが覗く操縦席のスコープ
Xウイングファイタースコープ
そっくりなので、・・・見た目の批判
は、しかたない感じでした。

ですが、作品内容が難しいだけでは
なく、主人公がスーパーロボット
熱血少年必殺技名を叫ぶとは異なり
技術オタクのような主役アムロ
に、とまどいながらも、独自のファン
が誕生・・・アニメ漫画のイベント
などでも、変わった盛り上がりを見せます。

その変わった盛り上がりから
放送終了から半年後1980年
7月に、ガンダムプラモデル
バンダイから発売されます。

*当時は模型誌よりアニメ誌に広告が出ていた。

ガンダムは、ダイターン3トライダーG7
のファン層よりも、内容が「戦争」であり
年齢層が高い事から、クローバーの玩具
よりも、ミリタリー玩具のファンに造られ
プラモデルが、ハマります。

ただ、販売から数か月は普通に買える
プラモで、数少ないラインナップから
ガンダムザクグフなどを作っていました。

このガンプラウエザリング加工する
手法などが流行り出すと、日本中の
玩具店、模型店、百貨店から
ガンプラが消えて、入手困難になり
近所から隣町に子供たちは走り周り
入荷すると、即完売の社会現象になります。

この社会現象から再放送の数字が
凄いことから、松竹から映画化され
更に大ヒットして、現在も続くブームになっています。

量産型ザクを前から見ると
HGや、現在のガンプラからすると
なんかぽい感じです、当時
これしか無かったので、比較は
出来ませんでしたが、足も長め
な感じです。

バンダイは関節の可動を売りに
したプラモだったので、ビジュアル
犠牲になっている部分がある
のかもしれません・・・

写真は、当時作った量産型ザク
なので、まだ、ガンダムカラーも無く
ガンダムマーカーも無い為、は・・・
現在の感じと異なると思いますが
いろいろ調合した記憶があります(^^:

最初期のランナー成型色
殆どライトグレーと言うるカラーで
ほんの少しグリーンが入った感じ
くすんだライトグレーでした。

その後、量産型ザクのカラーの
成型色に変更されています。

手は、グーに穴空きと言う当時
定番の使用で、ザクマシンガン
ハメ込んで握っているように見せています。

武器は、マシンガンしか無くて
ヒートホークや、バズーカーなどは
付属していません。

と、言うか、量産型ザクの武器
としての通常の認識は、マシンガン
だけだったような時代です。

量産型ザクを左横から見ると
肩は、敵キャラぽくしたのか?
武器としては、かなり弱い感じ
の角ありの方で、その後のジオン
のモビルスーツ
にも見られない
昭和感です。

量産型ザクを右横から見ると
盾が肩に付いている固定式
ガンダムのように手には持ちません。

おそらく、外して持てるようにした
かったのかもですが、マシンガン
両手で撃つので、肩に固定された
ままの姿で、グフでは肘に移動して
可動するシールドに替わります。

量産型ザクを後から見ると
ランドセルの色は、なんか濃いですね(^^:

今でも、ザクのランドセルの色は
一定してなかったり、形状やサイズ
も、微妙に違う不思議な部分です。

第1話でも、サイド7に降下する時
などに、バーニアを噴射してますが
どこにも噴射口が無く、後々追加
されて造形にプラスされています。

量産型ザクマシンガンを持たせる
と、こんな感じです。

あんまり構えるとカッコよく無いです
が、こんな雰囲気が初期の味です(^^:

マシンガンスコープは、単眼で覗く
位置には無理です。

そもそも、モビルスーツが持つ武器
側にスコープがいるのでしょうか?(^^:

マガジンも、DP28円盤型弾倉
言う・・・当時でもレトロすぎる
マガジンなのも、ザクの魅力になっています。

量産型ザクの箱は、初期の
発売は、右上の文字が黄色
ガンダムの箱の黒い字よりは読めます。
*以後、同じく白い四角の中に文字が印刷されます。

箱の横は、旧バンダイの万歳
マーク
があります。
ベースのブルーは、明るいブルー
ザクの文字が大きく入っていて
イラストも大きく印刷されています。

バンダイのマークが新しくなった後の
は、ベースのブルーが濃くなり
ザクの画も文字も小さくなっています。

ベストメカコレクションNO.11
なっていて、その印刷スペースが確保されています。

バンダイマーク自体が水色
バンダイスピリッツ文字に変更
された時期です。

ジオン軍モビルスーツトーンが暗くなります。

価格は同じ300円です。

■ガンプラ初期販売ラインナップ

*バンダイ広告より引用

*写真ジムとシャアとアムロは試作で右リストが販売的に正しい。

初期からMSは3種類のスケールが販売されましたが
意外なのは、ドムは1/100しか販売されない時期が
長く、1/144が発売されるとドムではなく*リックドム
として販売されました。
*当時のプラモ的には・・・同じなのですが…

この初期ラインナップ時期は、普通に
買えましたが、この後に空前絶後
品薄・品切れ状態パニックが起きます。

☆モビルスーツ

●1/144
ガンダム 
ザク(量産型)
シャア専用ザク
グフ
ガンタンク
ズゴック(量産型)*写真↑はシャアカラーですが量産が先。

●1/100

ガンダム
ガンキャノン
ドム
シャア専用ゲルググ

●1/60

ガンダム 
ザク(量産型)
シャア専用ザク

☆艦船(戦艦・巡洋艦)

ホワイトベース  1/2400
ムサイ     1/1200*
シャア専用ムサイ 1/1200*

*広告などではシャアはシャーと記載されてたりした為に
ランナーに「シャー」の記載が残る。

*グフより早くシャア専用ムサイと同時に販売されていました。

■メーカー・MAKER バンダイ(BANDAI)
■発売日・Sales Year 1980年7月
■定価 300円 
■製品仕様 プラモデル 1/144スケール

量産型ザク RG 1/144 MS-06F
BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
ASIN : ‎B004XQNEXM
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